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設定資料 その5 ――異族について・その1――

 設定資料・異族編その1です。設定資料なので作品についてのネタバレが含まれています。本編をお読みの上で、お読み頂ければ幸いです。

 著者まとめ用に近い資料をとりあえず纏めてみた物です。主に著者が見直す為の資料に近いので、簡易なのはご勘弁を。もし疑問があれば、感想欄の方にてご質問頂ければ。要望があれば、追加でこちらに説明を記載します。


 こちらは地球やエネフィアに存在する異族についての説明となります。



 ・異族とは


 異族とは、本作では人間とは異なる種族の総称である。例えば、本作では獣人族、龍族や果ては神族や魔族もこれに該当する種族となる。


 無論、エルフやドワーフ、妖精等のファンタジー作品ではおなじみの種族も全て異族と総称される。なぜ人間だけ別枠なのかは、後述する。




 ・人間種と異族


 基本的に、本作では人間と異族の違いは因子の有無と言って過言ではない。


 先に人間だけ別枠にされている、と述べたわけであるが、本作において異族とは人間種に各種異族の因子と言う物が付与されただけの存在となる。


 なので全ての存在は基本的な存在のベースとして人間種があり、そこに例えば『龍族の因子』や『魔族の因子』が付与されているだけなのである。


 というわけで、ベース種となる人間種と、それとは異なる種族というわけで異族と総称されるわけである。


 例えるなら、人間種とは何の色付けもされていないただの水だと考えれば良い。これに因子という色素を添加して、異族という色付きの水が出来上がるのである。


 とはいえ、現実的に考えた場合、どこまでも祖先に遡って人間種しかいない存在というものは存在し得ないだろう。


 それでも人間種という存在が存在しているのは、因子が発露するのにもある程度のしきい値が必要だからだ。


 なので混血が進んでいった場合、時として何の因子も発露しないほどに因子が薄くなってしまう事がある。因子を持ちながらも人間種、となる者も居るわけだ。


 本作における地球、特に日本では特にそれが顕著だとされている。


 地球特有の事情により因子の封印がなされた上で混血が進んだ結果、現在の日本では異族の因子を持ちながらも人間種という存在が多くなったわけである。


 無論、ここで混血した人間種もまた別の因子を持ち合わせており、時として発露する事はある。それを祖先帰りと言うのであるが、これについては本題から逸れる為、ここでは述べない。


 こういった事から何らかの方法、例えば魔術による因子の封印や抑制が可能であった場合、異族は擬似的ではあるが人間種として生活することも可能だ。


 逆に、因子を意図的に強くして人間種であったものの、因子を発露させて異族に近付く事も出来る。所詮因子とは概念。強くする事も出来るのである。


 そして因子は概念であり肉体のベースが同じであるが故に、理論的には全ての種族の間で混血が可能となる。


 無論、これは理論的なので因子の相性次第では混血は生まれにくくなるわけであるが、あくまでも生まれにくいだけで生まれないわけではない。


 上の水の例で例えれば、ベースは同じ水がある以上、単に色付けされている水同士を掛け合わせることは出来るわけだ。


 そしてこの例で例えると、この色の組み合わせで生まれる色が黒色に近ければ近いほど生まれにくいとなるとする。


 であれば、黒色が生まれる組み合わせがある以上、必然として生まれにくい種族同士の組み合わせがあっても不思議はないだろう。




 ・種族による長寿と短命の差


 基本的に本作では、寿命は種族に応じて違っている。


 例えばベースとなる人間種は純粋な科学で伸ばせる理論的な最大値120年程度までとなっているわけであるが、例えば神族のような存在であれば理論上無限の時を生きることが出来る。


 これは人間種の肉体に因子を付与しただけでは説明出来ない。


 異族と人間種の違いであるが、実は上述した物以外にも、もう一つある。


 それはその魂の宿る肉体を構築する魔素と肉の比率だ。


 この肉の比率であるが、ベースとなる人間種を100とすると多くの異族はそれを下回る。


 というより、基本的には人間種を最大として多くの異族達はある程度肉体は魔素で構築されている。


 この魔素の比率が高ければ高いほど、理論的には長寿となっていくわけである。


 無論、それでもある程度のしきい値はある為、例えば人間種と比較して90%が肉となる場合は人間種と同程度の寿命しか持たない。


 が、逆にこの肉の比率がゼロとなった時、肉体は老化という物理的な法則から完全に解放されることとなる。


 というわけで、先に挙げた神族は肉体を構築する肉と魔素の割合は『肉:魔素=0:100』となり、ほぼ全て魔素で構築されているとなる。


 全てが肉で構築されている人間とは対極に位置しているのが、神様達というわけだ。


 それ故、神族の様に実体を持つ肉体を持たないことから肉体の劣化、すなわち老化の影響を逃れることが出来るというわけだ。


 そしてそれはすなわち、肉体的な寿命は無限である、というわけである。


 無論、これはあくまでも肉体的な話であり、外傷や病に冒されないこと等の現実的にはありえない前提を前提としている。なので間違っても不老不死というわけではなく、肉体的には理論的に不老というだけにすぎない。


 そして更に言えば、こういった肉体を構築するにあたり魔素の割合が多い種族は精神の影響が非常に多くなる。


 なので彼らは精神が老いていくと共に、それに影響されて肉体もまた老いていく。あくまでも肉体的には不老なのであって、精神の老化に比例した肉体の老化は避けられない。


 なので精神が自らの死を認識した時点で、彼らにもまた老衰による死が訪れることとなる。


 さらに言えば、彼ら肉体における魔素の割合が多い種族は精神が疲弊すれば肉体的にも甚大な影響が生まれるわけで、影響次第では肉の割合が多い種族よりも早逝してしまう可能性も高い。


 なので決して人間種の様に肉の割合が多い種族より絶対的に優れているというわけではなく、あくまでも理論的に何も無ければ長く生きられるというだけにすぎない。


 もちろん、逆もまた然りでたとえ精神が完全に老人のそれに到達していたとしても、何らかの要因で精神が若返ることが起きれば、急激に若返ることも可能だ。


 無論、先に述べた通り逆に一気に老いれば一気に老化することも起こり得る。


 これをメリットと見るかデメリットを見るかは、人それぞれという所だろう。




 ――お断り――


 ここから先、本作に登場する種族の性質をある程度紹介しておく。


 ただ、例えば獣人族であれば『猫型の獣人』、『犬型の獣人』、『鳥型の獣人』というようにモデルとなる獣が多種多様に別れる。


 これは全て同じ『獣人の因子』を注がれているわけではなく、『猫型獣人の因子』や『犬型獣人の因子』が注がれている。


 こういった分岐した種族を逐一提示し、解説するのはほぼ不可能に近い。あまりに長くなりすぎる。というわけで、ここではあくまでも『獣人族』や『龍族』と一括りにすることだけは、了承して頂きたい。


 とはいえ、流石にそれではわかりにくいと思われるので、こういう風に幾つかの種族に分岐する場合は幾つかの例を提示しておく。


 また、基本的にはこういった事情から同じ『獣人族』であっても因子に応じては寿命が異なってきてしまう。


 それ故、下記の紹介では寿命を記していない。もし紹介すると結果として全種族を紹介せねばならないわけで、それでは折角一括りにした意味がなくなってしまうからだ。



 ・人間種


 ――特徴――


 全ての種族のベースとなる種族。なので理論的には全ての種族との混血が可能で、そして同時にベースであるが故に一切の訓練等をしていないのであれば最弱となる。


 が、同時にそれ故にこそ全ての物事に対する適性は均等で、苦手な事も無ければ得意な事もない。また、因子が無い事で例えばエルフや妖精達の様な空気汚染に弱い事もなく、環境汚染に対する耐性も非常に高い。


 ――分岐――


 人間族のみ



 ・獣人種


 ――特徴――


 人間種に何らかの『獣の因子』を付与された種族。ここで付与される『獣の因子』は基本的に、神獣と呼ばれる存在の因子である事が多い。


 彼らが人化して人との間で混血する事で生まれたのが、獣人種というわけだ。無論、これが真実かは誰にもわからない。なにせ起きていたとしても人類が発生してすぐの頃だからだ。


 とはいえ、彼らはそう考えており、この神獣に近い種族ほど高位の獣人となり、下位の獣人から敬われる。これは彼らの性質に獣の性質が刷り込まれているからである。


 高位の獣人になればなるほど獣としての性質が強くなり、そして神獣に近くなる事から長寿になっていく。


 最高位の獣人ともなれば理論的には不老であり、幻想種――例えば一角獣(ユニコーン)天馬(ペガスス)――と呼ばれる最高位の一つ下の種族であっても不老に限りなく近くなる。


 また、高位の獣人の中でも更に強大な力を持つ者は<<獣化>>と呼ばれる獣の姿を取る力を保有している。これは獣人達が人となる上で失った獣としての力を取り戻す方法で、強大な力を得る事が出来る。


 そしてその中でも極一部。最高位の獣人であり、なおかつ強大な力を得るに至った者は<<獣人転化(ビースト・ドライブ)>>と言う力を持つ。


 これは獣の力と共に人の業を手に入れる強大な力で、彼ら最高位の獣人の切り札となる。


 とはいえ、高位になればなるほど獣としての性質も強く発露する為、常に旅をして暮らす種族や独特な階級制度を持つ種族も多い。


 が、それでも文化的な生活をしていないか、と言われるとそうではなく、やはり彼らも種としての成長と共に利便性や周囲との関係から拠点を持つ事もある為、ある程度の自制は可能な模様。



 ――分岐――


 猫族・犬族・獅子族・狼族etc(下位)

 一角獣(ユニコーン)族etc(上位)

 金獅子族・神狼族etc(最上位)




 ・龍族


 ――特徴――


 人間種に『龍』の因子を付与された種族。魔物の『竜』とは違うので、注意されたし。


 獣人とは違い種族全体が強大な力を持ち合わせており、それ故に傲慢な性格を持つ者は多い。


 が、同時に種族としての横の繋がりは非常に強く、同族やその血を受け継いでいるのであれば比較的好意的に受け止め、そして種族の誰かが侮辱されたとわかった場合は、それが例え末端であろうと龍族全体に怒りが波及する事もある。


 こういった事から、彼らは一般的には人里から離れて僻地に里を作って生活している事が多い。


 こちらも獣人達と同じく<<龍化>>と呼ばれる龍の力を取り戻す事が出来るが、基本的なスペックの差から純粋な龍族であれば誰でも出来る技能となる。


 なので他種族との違いをわかりやすくする為、龍眼と呼ばれる特徴的な目や角の様に生活に不便のでない程度に龍の特徴を出して生活している者も多い。


 また、種族として強大な力を持つ為、ハーフでも身体的なスペックは非常に高い。なので親次第ではハーフであっても<<龍化>>が出来る事はある。


 そして獣人と同じ様に龍族の中でも高位の龍族の極一部には<<龍人転化ドラゴニック・ドライブ>>と呼ばれる人と龍の力を併せ持った姿を取る事が出来る。


 なので本作では神族や最高位の獣人達といった極一部の上位層を除けば総じて強大な力を持つ為、種族全体を見て最強の種族とも言い表せる。


 また、それ故に種族として全体的に肉体における魔素の構成する割合は多い為、総じて寿命は長寿である。


 なお、彼らは総じて龍族と呼ばれるわけであるが、細分化していけば得意な属性で呼び名は分岐している。例えば水属性が得意であれば『水龍』と呼ばれ、火属性が得意であれば『火龍』と呼ばれる事になる。


 更には単属性のみならず、複数属性が得意な龍族であれば『桜花龍』や『風水龍』の様に複数の属性を得意とする龍、逆になんら一切得意とする属性の無い『無龍』と呼ばれる者も存在する。



 ――分岐―― *()内は得意属性


 氷龍(氷属性)・火龍(火属性)・無龍(得意属性無し)・全龍(全属性)・桜花龍(基本四属性)etc




 ・エルフ種


 人間種に『森の精霊(エルフ)』の因子が付与された種族。身体的な特徴としては、耳が長く尖っている事が挙げられる。


 森の精霊とは言うものの、純粋な精霊というわけではない。精霊に近い人、と言った方が良いだろう。


 精霊として見た場合、風と土の大精霊の眷属となる。


 彼らは精霊に近い存在である為、肉体における魔素の割合は非常に多い。そしてそれ故にか見目麗しい者は非常に多い。


 更には森の中でほぼ変化の無い生活をしている為か、精神的にある程度成長を果たすとそれ以上の成長も緩やかになるかわりに、老化も非常に緩やかになる。


 なので揃って若々しい見た目に感じるのは、そういう理由だった。とはいえ、限度はあるので老人のエルフが居ないわけではない。


 基本的には森の中で生活している事が多い。また、森の中では森からの支援を受けられるからだ。


 そしてそれ故、同じ様に森で暮らす妖精族やハーフリング族とは親しい。時として、両種族と共に共同体を構築している事もある。


 が、逆に森を傷付ける者には容赦はなく、どうしても生業として鍛冶を得意とし火を起こし水を汚す事の多いドワーフ族や、人間の中でも森を傷付けたり木々に負担を掛ける空気を汚染する者達とは仲が悪い。


 とはいえ、木こりや狩人のような者達を嫌悪しているかというと、そうではない。


 彼らは自分達を森の一部と捉えているわけであるが、彼らもまた生きていく以上は生き物を狩り、木を切る。これは自然界であれば動物達も普通に行う当然のことだ。


 あくまでも彼らが嫌いなのは共存しようとせず、過度に森を傷付ける者が嫌いなだけである。


 なのでドワーフ達が相手でもきちんと彼らの事を理解して、尊重し合う事は可能である。無論、ドワーフ達の理解と尊重があっての事である。


 そんな彼らであるが、先にも述べたが森の精霊と言われる様に空気汚染に対してはさほど強くない。


 なので現代の地球のような空間ではかなり弱ってしまうが、そういう場合には精霊として最上位の存在となる大精霊達が彼らに密かに加護を与え、生きていける様にしている事もあるようだ。


 なお、エルフ種と一言で言ったものの、エルフ種、ダークエルフ種、ハイ・エルフ種の三種族に分けられる。


 エルフ種とダークエルフ種は種としては対等で、ハイ・エルフ種が上位種となる。


 基本的なスペックはハイ・エルフ種が高く、肉体的にも彼らの方が長寿かつ強大な力を持つ。が、同時に空気汚染に対する耐性の低さがあり、エルフ種ではなんともない空間でも彼らにとっては致命的な事も多い。



 ――分岐――


 エルフ種・ダークエルフ種・ハイ・エルフ種




 ・人魚種


 人間に『水の精霊』の因子が付与された種族。物語に語られる様に、下半身は魚類のそれと同様の姿を取る。


 こちらもエルフ達と同じく、純粋な精霊ではない。なので基本的な肉体の性質は水中版のエルフと考えて良いだろう。


 精霊として見た場合は『水の大精霊』の眷属となる。


 こちらも基本的にはエルフ達が空気汚染に弱いと同じく、水質汚染に弱い。


 また、エルフ達が森を基本として生活しているのと同じく、彼らは水中や海中に都市を作って生活している。


 とはいえ、彼らはエルフとは違って排他的ではなく、訪れる者達を歓迎してくれる事が多い。無論、エルフ達と同じ様に水を汚す者には非常に厳しいが。


 閑話休題。そんな彼らであるが、基本的に水中での呼吸に困る事はない。


 これはエラ呼吸をしているというわけではなく、精霊に近い者であるが故に水中から空気を確保する事が可能で、水中でも陸上と同じ様に行動する事が出来る。


 ただ、流石に魚の下半身では生活がし難い為、基本的には陸上では因子を抑制して二本足で行動している。


 なお、人魚族も下半身にある程度の違いはあるそうであるが、さほどの違いではないのか別種と見做す事はない。



 ――分岐――


 人魚族のみ




 ・妖精族


 人間種に『風の精霊』の因子を付与された種族。精霊としては『風の大精霊』の眷属となる。


 この種族最大の特徴は背中に生えた半透明の羽根と、幼少期には手のひらサイズの小型の形態を持つという所だろう。


 背中の羽根は単なる飾りではなく、飛行の概念を持つ。なので彼らは生まれた時から飛翔する事が可能で、大抵は浮かんで生活している。とはいえ、足が退化したりする事はない。


 なお、何時までも小型というわけではなく、ある程度の年齢を重ねれば大型化する事が出来る様になる。そしてこの時点で、年齢に関わらず妖精族では大人と判断される。


 そしてこの大型化した時点で、他種族との交配も可能となる。なお、なぜ大型化するのか、そしてなぜ個人差があるのか、等については学術的な調査でも一切謎とされており、この理由は判明していない。


 また彼女らは生まれるではなく発生する事もある。これは彼女らが人類の中でも特に精霊に近い存在だからだ。


 そういった妖精の発生する場所は彼女らにとって秘密かつ重要な場所として秘匿されており、ここに他種族で立ち入れるのはよほど妖精達に信頼されている者と言える。


 なお、性格としては基本的に純粋無垢で、子供のような者が多い。考えていないというより、本質的にお気楽極楽と言って良いだろう。


 なので騙される事も多い様に思われるわけであるが、実際に騙される例は少ない。


 彼らは本能的な物なのか、それとも大精霊達の加護か、嘘を見抜く事が長けている。なので一般的に妖精には嘘が通じず、他者を傷付けるような嘘は言えないと言われている。


 が、いたずらで良く嘘を吐いたりする事がある為、絶対に嘘は言えないわけではない。また、嘘を見抜く事が長けているだけで、嘘が通用しないわけではない。


 なので彼らが絶対的な信頼を置いた相手であれば、騙す事も可能となる。無論、そのような相手が嘘をつく場合は大半が彼らを守る為であり、危険性は無いと言って良いだろう。


 このような性格なので時としてそれが問題となる事もある。


 どうしても成長しても子供っぽい性格故、同じ失敗を繰り返したりくだらないいたずらを仕掛けたりして怒られる事があるのである。


 また、エルフ達と同じ様に種族として木の実等の毒性を直感的に理解する事が出来る。


 なお、そんな彼らだからこそ、他種族の特に冒険者のような存在からありがたがられる事がある。


 まず嘘が通じないのでどこへ行っても詐欺等を見抜ける事と、そんな彼らが旅に同行しているという事はその人物の性根が善良であると証明されているようなものだからだ。


 おまけに木の実等の毒性、薬効を本能的に見抜く事が出来る為、食料に困った時に毒物を避ける事が出来る。といっても、見抜けるのはあくまでも木の実や薬草類の為、例えばふぐのような生き物の毒を見抜く事は出来ない。


 こういった点から旅人達からはいたずらに苦笑されながらも、感謝される事は多いらしい。


 ――分岐――


 妖精族のみ




 流石に長くなった為、『異族について・その2』に続く。

 お読み頂きありがとうございました。

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