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影の勇者の再冒険 ~~Re-Tale of the Brave~~  作者: ヒマジン
第35章 ミナド村遠征隊編

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第600話 ソラ隊長

 昨夜の内に活動報告に『断章・3の未来編について』という内容の記事をアップしました。同項の内容の書き換えに関する事ですので、気になる方は一度ご覧いただくようお願いします。

 思わぬカナンの仲間の隠し事の発見から、更に数日。馬車を使った事とまだまだ未開拓の部分の多いエネフィアであった事から、ミナド村への到着は何時もより少しだけ遅れていた。


「あー・・・ちょっと遅れ生じてんな・・・」

「んー・・・どのぐらいー?」

「6時間分、ぐらいかな。今日ちょっと無理したから、そこら取り戻せてるから、もうちっと減るけど・・・」

「そのぐらいだと、十分十分・・・じゃないかよ? 一日二日なら普通だろ?」


 ソラの苦々しげな言葉に、獣人の少年が首を傾げる。彼はこの数ヶ月の間に新たな仲間として加入して、今回の旅路に参加した一人でもあった。

 森の中での戦いが想定されていた為、獣人の冒険者をなるべく連れて来たのだ。カナンが居るのもそのためだ。魅衣と由利が居るからではない。当然、ギルドに早く馴染んでもらうという意味合いもある。


「どうなんだろ・・・そういやわかんねえや」

『十分に普通だぞ。考えても見ろ。馬車旅だぞ? 十二分に土砂災害に大雨に通り雨に、って動けなくなることは普通にある』


 わからない、とぶん投げたソラに対して、通信機の先からカイトが答える。ソラは当然だが、未だに日本の考えが抜けきっていない。日本は電車のたった十分の遅れでも色々と思う人が多いが、それは地球でも日本ぐらいだ。海外に行けば電車が1時間以上遅れて、というのは普通にある。ブラック・ジョークだと電車の半日遅れ、という笑い話があるぐらいだ。

 それがまだまだ未開なエネフィアであれば、より顕著だ。土砂崩れで通れなくなる事はもとより、魔物が群れで出て行軍を遅らせて、なぞ山程遅れの原因はある。たかだか1日2日遅れるのは普通だった。そしてそれを見越して、予定を組むのが普通だ。ソラも実際そうしている。


「そんなもん、かな・・・っとと。それはどうでも良いんだ。で、こんな陣形で行こうって思うんだけど・・・どうよ?」

『ん・・・先生、どう思われますか?』

『んー・・・まあ、今回は森林戦だからもうちょっと機動力高めでも良いかな』


 先生。カイトがこの場でそう言う人物は旭姫だけ、だろう。まあ、至極当然ではあるが、ソラに何もかもをぶん投げるわけではない。もし万が一があっては大変だ。

 ミナド村周辺と道中の敵は最大でもランクC程度までで大半はゴブリンだが、それでも、万が一は起こりうる。それ故、作戦プランはきちんと練った上で、一度カイト達に確かめてもらおう、という判断だった。


『それと、ソラ。盾は今回使って戦う事はほとんど無いだろうから、お前は後ろで指揮をメインにした方が良いぞ。最高司令官が何時も何時も最前線、というのは何処かの奴だけでいいもん』


 何処か苦言にも似た旭姫の言葉にカイトは一瞬視線を逸らす――何処かの誰かとは勿論彼――が、諫言を誰のことかわからない、という表情をしておくしかない。ソラの近くには何も知らない者達も大勢混ざっているのだ。ということで、一応は苦笑混じりで訂正しておくことにする。


『まあ、そう言ってもその人もゴブリンとか程度なら、自ら討伐に乗り出さないでしょう。ソラもそれと一緒で、前に出なくて良いんじゃないか?』

「そっか・・・おっけ。わかった。じゃあ、俺は後方ではぐれたり、隊列が乱れたりしないように見た方が良いな」

『そだな。後方で遊撃かもしくは万が一の援軍、としておいた方が良い』


 ソラの提言を、旭姫が認める。この場の最高司令官はソラで、その最高司令官がわざわざゴブリン程度の雑魚を率先して蹴散らす、というのは下策も下策だ。

 もしそれで万が一が起きてしまえば、それだけで戦線は瓦解するのだ。敵が強敵で必要ならば最高司令官が前線に立って戦線を維持し、戦士を鼓舞するのが上策だろうが、雑魚の掃討戦でそれをやるのは愚策、もしくは猪武者としか言えなかった。


『まあ、そう言っても最前線には翔とか魅衣とかの軽歩兵と獣人達を配置して、その後ろに壁、でいいな。ゴブリンは足が速いし。変えるのはソラだけ、でいいよ。他はほとんど変更無し、かな・・・』

『一応手直しとしちゃあ作戦プランの方か。ソラ、もう少し日数を確保しておけ。結構タイトに組んでるが、あの森は意外と広いだろう?』

「そっかな・・・写真見てもそんな感じないけど・・・5時間もあったら往復出来そうじゃねえ?」


 カイトの言葉に、ソラはスマホ型の魔道具の地図を見ながら問いかける。ミナド村近くにある森はエネフィアの平均値で見てそこまで広いわけでは無く、大体直径50キロほど、という大きさだった。

 魔力で脚力を強化しなくても、地球の世界クラスのマラソン選手なら3時間程度で走り抜けられる距離だ。森や舗装されていない足場という事でそこは勘案するとしても、結局的にこちらには魔力というブーストがある。大凡、同じ時間で駆け抜けられるだろう。が、それは何もなければ、の話だ。


『アホ。討伐して適度に魔素(マナ)散らす作業あんだろ。その時間勘案しろ。しかも直線50キロじゃなくて、直径50キロだ。面積にすりゃどんだけでかいと思ってんだよ』

「あ、そっか・・・わり」

『はぁ・・・まあ、それにそっち雨降ってたんだろ?』

「ああ。それでちょっと出発遅れた」


 カイトの問いかけを、ソラが認める。ひとつ前の宿場町を出る時に予想外の大雨に打たれて、ミナド村まであと一歩、という所で足止めを食らったのだ。致し方がないといえば致し方がなかった。


「あ、そっか・・・確か天気予報は三日後からまた雨が時々降る、だから、草木が濡れてたり、地面ぬかるんだりしたりを考えないといけないのか」

『そういうこと。森での足場の悪化は特に問題だ。区画は割ってんだろ?』

「おう」


 当たり前だが、直径50キロの森を一日ですべて作業出来る、という事は無い。なにせカイトが言う通りに広い。休憩の中日を含めて約一週間ほどに分けて討伐を実施するつもりだった。それ故、森を幾つかの区画に分けて、それに従って作業を進める予定だったのである。


「じゃあ、初日の予定をもう少し緩めにして、後ろをもう少しタイトに・・・いや、予備日を使う事も考慮にした方が良いか・・・」

『まあ、上出来だ』


 ソラの考察を聞いて、カイトが満足気に頷く。基本的に、旭姫もカイトも不備を指摘しても、それを自ら修正しようとはしない。自らで考えさせる方法を取るのであった。


「よっし。出来た。こんなモンでどうっしょ?」

『・・・まあ、良いかな。全体的にちょっと後ろにずれ込んでるけど・・・うん。初心者司令官が作った予定表としては、悪く無い』

『東側を後回しにした理由は?』


 ソラの修正した工程表を見て、カイトが疑問点を問いかける。幾つか見直した結果、ソラは時計回りに森での掃討戦を実施する、と書いていたのである。


「えっと・・・今回ってさ。よく考えたら魔物が発生しない様にする特殊な魔道具の設置と魔物の討伐、だろ? この森から付近の村に魔物が入り込まないようにする、って奴」

『ああ、そうだな』


 ソラの発言を聞いて、カイトは楽しげな笑みを浮かべて頷いた。気付くべき事に気付いている、と思ったが故の笑みだった。そうして、それを見て、ソラが頷いて先を続けた。


「じゃあ、さ。当然ちゃあ当然だけど、俺達は魔物を追い立てるわけじゃん。ってことは、魔物はなるべく俺達から逃げようとする。ってことは、森の奥・・・あ、中心部か。に、逃げるか、森の外に逃げるっきゃない。じゃあ、そっから村に行かれる可能性もあるんじゃねえかな、って。ってことで、時計回りに攻めてこうって思った・・・って所かな」

『及第点、じゃな』


 ソラの策略を、ティナが及第点とジャッジする。まあ、赤点では無いので悪くは無い、のだろう。そうして、ティナが修正すべき点を指摘する。


『時計回りじゃと、最終的に村の近く・・・つまりは東側を最終的な出口にしてしまいおる。ミナド村は森の若干東側に位置しておる。それでは片手落ち、じゃ。ゴブリンであれトレントであれ、元いた棲家に戻ろうとする事はするじゃろう。であれば、そのまま南へ移動し、そこから北上する事は考えられる。であれば、村への影響は避けられまい』

「え?・・・あ、ホントだ・・・」


 ティナからの指摘を受けて、ソラが改めて地図を確認する。すると確かに、ミナド村は森の外、僅かに南東側に位置していた。


『さて、であれば、どうするのが最適じゃろうな?』

「・・・どうすれば良いんだ?」


 どうやら、ここらが今のソラの限界、らしい。諸手を上げて降参した。それに、カイトもティナもここらが限度だろう、と理解する。


『ふむ・・・えっと・・・良し。カイト。これでお主側から解説出来るはずじゃ』

『オレがやるのか・・・まあ、良い。じゃあ、ちょっと待った・・・えっと・・・ここをこうで・・・』


 ティナからの指名を受けて、カイトはカタカタとウェアラブルデバイス型の魔道具を操作する。どうすべきか、という答えを表示させる為に、作戦プランを速攻で作り上げていたのである。

 ちなみに、これは地球でちょっとした縁で知り合った米軍ととある魔術師の使う物を見て、ティナが作った物、らしい。最近になってようやく完成したとの事で、現在試用中だった。

 流石にこちらは冒険部が使わせるには技術的に問題だろう、という事で、指揮官を務める事の多い上に隠す事が簡単に出来て、バレた所で強奪なぞ不可能なカイトとティナだけしか持っていなかった。他はスマホ型の魔道具に代替の機能を持たせているので、そちらでやらせていた。少し不便だが、仕方がない。


『良し。こんな所、だろう。先生もこれで問題無いですか?』

『・・・うむ。これが上策じゃろう』

『うん。オレも問題無し、だな』

『良し・・・じゃあ、ソラ。これが、ミナド村側の森の外形図、だ』


 二人の師からの合格を得て、カイトがソラの持つスマホ型魔道具の画面に森の地図を表示する。その森の地図はいくつかのエリアに区切られていて、それに従って、魔物を狩っていく予定だった。


『結論から言えば・・・まあ、お前は時計回りに、と言っていたが、あれはまあ、間違いじゃない。が、足りていないんだ』

「足りてない?」

『お前は確かにミナド村を中心に考えていた。それ故、まず、南側から魔物を出すのは論外だろうと考えたまでは良い。東側も先に指摘されたな。だが次に、西側。此方側は街道沿いで、やはりこちらに魔物を出すのは厳禁だ。ここらの街道は比較的安全だから、村人達が護衛無しに馬で早駆けして隣の村へ、という事もあるからな。次に、北側。こちらを少し離れた視点から見てみると・・・』

「ん?・・・あ」


 カイトが北側へと移動していく地図を見て、ソラがはっとなる。そこにはとある物があったのだ。それは確かに少し離れた場所だが、そこにもきちんと村があったのだ。距離としては森から大体20キロ程度、という所で、規模としてはミナド村と同程度だった。規模や周囲の状況から、ここも農村だろう。


『ほら、村があるわけだ。ここらは比較的安全地帯で、農村が密集している。気付かなかったか? お前らが通ってきたミナド村の少し南のちょっと魔物が強いエリアを抜けてしばらくは、こういう土地が続いているんだ。そんな所に、村は密集する。ちょっと視点を広げると、村があることは多い・・・お前らが通った街道に宿場町が一定距離に存在していないのは、こういう理由があったわけだ』

「な、なるほど・・・」


 カイトの解説を聞いて、ソラが納得する。ソラは宿場町を通る度に、一日毎の所に宿場町を置けば良いのでは、と疑問に思っていた。そして現にミナド村へ至る道でも西に大きく回るルートだと、一日置きに点在している。だが、そうしないのはそうしないなりの理由があったのであった。

 ちなみに、これはどうやらソラ以外の結構多くの冒険者――例えば先の獣人の少年等――が同じ疑問に行き着いていたらしく、始めて指摘された事実に思わず頷いていた。

 まあ、こういうことは自分の足で幾つもの場所を見るか、こういった情報が集積出来るだけの地位か情報網があって始めて、こういう事は理解出来るのだ。年若い彼らも理解できていなくてもしょうがない。それをわかっているが故に、彼らもギルドへの参加を望んだのだ。そうして、カイトが結論を告げる。


『つまり、北側から出すのも論外、だ。つまり、今回の作戦においての要点は、魔物を森から出してはいけない、なんだ。だから、プランを立てるのなら・・・』


 カイトはウェアラブルデバイスを操作して、地図の中の森の外周部をぐるりと線で囲い込んだ。


『まず、外側を完璧に封鎖して、内側に魔物を閉じ込める。こうすれば、外に魔物が出る事が無い。一日目と二日目が結構タイトになるが森の外をぐるりと移動する事にして、魔法陣を刻んでって、外周部だけを先に薄く封じ込めるんだ。こうすれば、作業中に外に出る事が無くなって、ゆっくりと確実に作業を進められる』


 今回、ソラ達の依頼は森の中の魔物の討伐と、それと同時に僅かに魔物の発生を抑える特殊な魔法陣を地面に刻みこむ事、だった。魔物は結局は魔素(マナ)で出来た存在なので、魔法陣はそれが集積するのを避けて、散らすようにしてやるのである。

 まあ、永続的ではないし効果も完璧では無いが、比較的安価に魔物の発生を抑制する効果はある。ミナド村のような小規模な農村で村や街の外に畑等を抱えている場合や、結界を24時間展開出来ない場合には、こういった方法が多く使われるのであった。費用対効率がこちらの方が良いのである。実は天桜学園もこれを使っている。


「刻みこむ魔法陣でそんな事出来るのか?」

『うむ。この魔方陣の原理は、魔物を構成する魔素(マナ)を散らす事にある。まあ、それ故副次的な効果で魔物が嫌うような力場に似た物が発生しているらしくてのう。魔物は基本的に、この魔方陣が刻まれたエリアに近づこうとはせん。簡易な魔物避けの結界になっておるわけじゃな』

「へー・・・あんなちっさな棒に刻まれてる魔法陣が、ねえ・・・」


 ティナの解説を聞いて、ソラは少し感心したように遠くで停車している荷馬車を見る。中身は今回の仕事で使う魔道具だった。

 大きさは50センチ程度で見た目は少し太い木の棒で、突き刺して使うのであった。後は自動的に地中に魔法陣が刻み込まれて、魔道具自体は木製なので自然に分解される。回収の必要も無く、非常にエコな魔道具だった。


「こんなの冒険者には、こんなの常識なのか?」

「・・・あはは」

「ちょ、こっち見ないで」


 ソラの問いかけを受けて、獣人の少年が乾いた笑いを上げて近くの馴染みの少女冒険者を見るが、そちらも知らなかったらしい。大慌てで視線を逸らした。

 彼らも似たような依頼を幾度も受けてきているが、こんな事は一度も聞いたこともないし、調べた事もなかったのであった。そんな少年少女達に、カイトは苦笑しつつも、続ける事にした。


『まあ、覚えておいて損は無いぞ。というわけで、だ。外を完全に封鎖して、中に閉じ込めた状態で、魔物の掃討を行えば良い。すると、外に一切の魔物を出す事無く、魔物を討伐出来る。更に安全だ』

「・・・良く知ってるよな、マスター・・・」

『伊達にマスターやってねえよ・・・まあ、これは軍がよくやるやり方だ。こういうことなら、軍に一日の長があるからな』

「ぐ、軍の作戦まで知ってるのね・・・」


 カイトのぶっ飛びっぷりに、新たに入ってきた冒険者達が頬を引き攣らせる。彼らはまだまだ、カイトのぶっ飛びっぷりに慣れていなかった。が、そんな面々に対して、ソラも由利も溜息しか出せない。


「この程度で驚いてちゃあなぁ・・・」

「ねー・・・」


 この程度の知識を披露された所で、二人にとってはそもそもの前提が彼らは『勇者カイト』と『魔王ユスティーナ』だ。驚くに値しない。というかこちらの情報の方が驚きだし、他の事で驚き慣れている。


『まあ、それは置いておいて、だ・・・幾つかの作戦をこちらで修正しておいた。こんな所、だろう』

「・・・なるほど・・・予備日はもう使う予定で、更に初日と二日目をタイトにしといた方が良いのか。その代わりに、中日を多めに設けてしっかりと休憩、か」

『ああ。行軍予定にも遅れが出てるし、初日と二日目の晴れている内に外周部を覆い尽くしておきたい。一番安全だからな。そうすれば森の中で後ろを気にせずに魔物を討伐していけるし、村への被害を考えなくて済む』

「なるほど・・・良し! ありがとよ」

『ああ』


 ソラがカイトの映しだした予定表を自分のメモ帳に書き写して、カイトに感謝を示す。これで、最後の作戦会議は終了、だった。

 後はこれを明日ミナド村へ行って村長とその息子で警備隊長のコラソンに伝えて、その次の日から実際に行動する、という手はずになるだろう。そうして、ソラは通信を切って、それを改めて全員に予定として通達する事にして、休憩を取る事にするのだった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第601話『ミナド村の異変』

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