第1254話 過去から蘇りし者達・4
柳生但馬守宗矩と、柳生石舟斎。松永弾正久秀に続いて現世に蘇った二人の剣豪。その名乗りを聞いて、流石のカイトも思わず手を止めるしかなかった。と、そんな彼に久秀が告げる。
「いんやぁ? そいつらは本当に柳生宗厳と柳生宗矩であってるぜ? なにせ俺が言うんだ。間違いねぇよ」
「っ……」
驚いたカイトに向けて、久秀は笑いながら明言する。何故彼が言うから合っているか、というとかつて石舟斎は久秀に仕えていたからだ。そしてそこで、織田信長とも出会っている。彼が織田信長の大和入りを案内していた。知己はあったと断じて良いだろう。
「かかか。信じられんか……であれば、お一つ。第六天魔王の頃を思い出して頂きたい。あの事件の後、何があったか。何故儂らが秀吉公に恭順を示さなんだか。それは、お主ならばわかろう」
「!?」
石舟斎から言われた言葉に、カイトが目を見開いた。その話を知っているのは、おそらくこの柳生石舟斎とかつての己・織田信長、そして松永久秀の三人だけの筈だ。
「まさか……本当に石舟斎殿か!? 何故その様な方がそちらにいらっしゃる! 信綱公がどれだけお嘆きになられるかわかっての所存か!」
カイトは信長としてではなく、現世に生きる石舟斎の弟弟子として問いかける。これは流石に問わねばならなかった。彼と石舟斎、そして宗矩の三人は等しく師を同じくしている。故にカイトには二人を兄弟子として敬う義務があった。それに、石舟斎が笑った。
「かかか……何故、か。うむ……」
ごう、と石舟斎の気配が変わる。それは何故と言われるのを待っていたかの様でさえあった。そうして石舟斎は剣客としての風格を隠すことなく、カイトを見据えて口を開いた。
「何故も何もあるまい。儂でさえ至れんかった高みに、長き時を経て至ろうとする弟弟子が居るという。見たいではないか、それがどの程度か。そして儂とて剣客。信綱公より才能が足りぬと断じられ、極めるには時間が足りぬと嘆かれた。その時間をくれると彼奴らはほざいた……であれば、答えは定まろう。もとより儂らは修羅道を進む者。魔道になぞ肩まで浸かっておるわ」
轟々と、ただ一人の剣客として石舟斎は猛烈な威圧感を放出する。これに、カイトは何も言えなかった。いや、もしこの会話を誰が聞いていたとて、何も言えなかっただろう。特にそれは榊原家に関わる者達であれば、より一層顕著だった。
彼らは全員、武芸者として一歩でも高みへと昇りたいと願っている。祈っている。そして、歩いている。が、その果てしない階段を最後まで登り詰めた者はただの一人としていはしない。異族達でさえ時間は足りないのだ。彼らの師である信綱さえ、数千年歩んでまだ自分は未熟だと断じている。
時間がどれだけ有っても彼らには足りないのだ。それをくれるというのだから、悪魔と取引をした。武芸者であれば、誰も否定出来る事ではなかった。その渇望は誰しもが持ち合わせている事だからだ。
「故に……敢えて言えばお主が目的よ。お主と戦い、儂は儂がまだ至れぬ更に高次の世界へと昇りたい。あの時の無念。あの時の苦悩。それはこの儂の胸から失われておらぬ」
石舟斎はやりきれぬ無念を口にする。そしてそれに、武蔵もなんとも複雑な顔で顔を顰めていた。彼はこの石舟斎のやりきれない気持ちが誰よりもわかってしまった。
他ならぬ彼こそが、そうだからだ。彼自身、日本では時間が足りないと嘆いていた。それから脱せられたのはエネフィアへ来て時間という縛りから解き放たれたからだ、と彼自身が何度も明言している。それでこの石舟斎の飽くなき渇望を否定出来ようはずがなかった。彼自身も抱いた無念だからだ。そしてそれ故、武蔵は問いかける。
「……貴殿もか、但馬守」
「……私か。くっ……くくくく……」
そんな複雑な表情の武蔵の問いかけに対して、宗矩は楽しげに肩を震わせる。もしかしたら、このわずかに荒々しい様子こそが彼の素なのだろう。しかしそんな様子を、宗矩とは知己である武蔵は見たことがなかった。
「いや、違う。違うぞ、新免武蔵。いや、違わぬのも真実であるが」
宗矩は笑いながら、確かに父と同じ無念を抱えている事を明言する。が、確かに彼はそれだけではなかった。そして彼はそれを、隠してはいない。
「……私に持ちかけられた取引は、唯一つ。強敵との戦い。それに過ぎぬ」
「何? 柳生但馬守宗矩の言葉とは思えぬ言葉じゃのう」
柳生但馬守宗矩。それは剣聖とも言い得る人格者だ。それは武蔵もよく知っている。勿論、カイトも知っている。歴史書にもいくつもの事実が、彼が人格者である事を指し示している。にもかかわらず、彼はそう宣った。が、これもまた、道理ではあった。
「……なぁ、新免武蔵。私は……いや、俺はずっと、貴様が羨ましかった」
宗矩は荒々しさを、肉体相応の荒々しさを見せながら武蔵を睨みつける。睨みつけると言っても敵意満載というわけではない。敢えて言えば、彼の言う通り羨望の眼差し。そんな感じだ。が、これに武蔵は首を傾げる。
「羨ましい? この儂が? 位人臣を極め、時の将軍より絶大な信望を受けた但馬守が?」
「ああ、そうだ。俺は誰よりも、貴様の生き方が羨ましかった」
再度、宗矩は武蔵への羨望を明らかにする。そして、彼は思い出す様にその時の事を語りだした。
「あれを自覚したのは……他でもない。死ぬ時だ。あの病床の床。家光様にお目通りした後……俺はふと、思った。俺の人生はなんであったか、と」
走馬灯。人はそう言うかも知れない。それを、宗矩もまた見た。数々の出会いや、数々の事件が彼の中を駆け巡った。穏やかに死んでいく。彼自身でさえ、そう思った。だがそんな中で、ふと彼は気付いてしまった。
そして、気付くには遅すぎた。後数刻しか命の刻限は残されていなかった。そうして、宗矩の瞳から涙がこぼれ落ちた。それの意味を、武蔵は直感で悟れてしまった。
「……わかるか、新免武蔵。この涙の流れる意味が」
「……」
ただ涙を零す宗矩の問いかけに、武蔵はただただやりきれない気持ちだけしか浮かべられなかった。いや、彼自身も晩年にはその感情を得ていた。喩え彼が羨ましいと羨望を浮かべた武蔵さえ、その感情に飲まれたのだ。それを宗矩が得たとて、仕方がないと思ってしまった。
「戦いたい……そう言うこと、じゃな?」
「そうだ……俺は政治家でもお大名様でもなんでもない……俺は、柳生宗矩。柳生新陰流の二代目だ」
宗矩の涙は、悔し涙だった。彼は優しかった。そして確かに、剣心一如を解ける程の人格者でもあった。故に、周囲から頼まれた事を行っていた。それは日本の事を考えれば、最善の行動だった。そして嘆かわしい事に、彼にはその才能もあった。
これでその才能が無ければ、誰か他の者がやってくれただろう。だが、彼は日本の歴史上唯一大名になる事が出来た程に政治家としての才能もあった。あってしまった。それ故にこそ、自分と同じく兵法家としての側面を持ちながらも、一人の剣士として生きられた武蔵が羨ましかった。
「俺は但馬守なぞではない! ただ一人の剣士として! ただの宗矩として! 煩わしい国の為なぞというお題目ではなく! ただ一人の剣士として、ただの男として、思う存分に戦ってみたい! 思う存分、強敵と戦ってみたいのだ!」
宗矩が吼える。これには流石にカイトも武蔵も何も言えなかった。いや、もしこの場に彼らの師である信綱が居たとて、彼も何も言えなかっただろう。
彼は、柳生『但馬守』宗矩。今で言う所の大名だ。しかも、時の将軍家光から絶大な信望を受けた男であり、懐刀とさえ言われた大目付でもある。そしてそれ故、己の長き時を彼は政治に明け渡した。武蔵とは真逆だった。剣士として――武蔵の様な伝説的な戦いで――戦った事は、一度もなかった。
位人臣を極めようと、所詮彼らは剣士なのだ。どれだけお大名様と褒めそやされ、時の将軍から絶大な信頼を受けようとも、根っこが剣士である彼らにとっては地位も名誉も意味がない。ただ、寝ても覚めても剣の道。その先に至りたいとしか思えないのだ。その点、この柳生親子は似ていたと言えるだろう。
「……すまぬ、但馬守。問うた儂が不明であったわ」
この宗矩の心の底からの叫びに、武蔵は項垂れて謝罪しか出せなかった。同じ剣士で、同じ時代を生きたのだ。そして何度か顔を合わせもした。故にこの内心は理解出来た筈だ。その宗矩に悔し涙を流させた自分を恥じていた。
「いや……こちらこそすまぬ。柄にもない」
わずかに恥ずかしげに、そして自嘲気味に宗矩が首を振る。こういう事を聞かせたいが為に、口を開いたわけではない。が、それでも良かった。言いたいことは言えた。そしてそれ故にこそ、武蔵も覚悟を決められた。
「……儂で良いのか?」
「貴殿で無ければならぬ。我らは正反対。好きに生きた貴殿と、好きに生きられなかった俺。今は他者の為に剣を振るう貴殿と、今は己の為に刃を振るう俺。故にこの戦いにこそ、意味がある」
「本当にまぁ、なんとも正反対じゃ……そしてそれ故、光栄じゃ。儂とてお主に憧れた。羨望も抱いた……それが儂でなければならぬか。これほど嬉しい事はあるまいな」
武蔵はもはや問答は無用とばかりに、ふた振りの大太刀を取り出した。その顔は獰猛で、かつて彼が捨て去ったはずの『新免武蔵』に立ち戻っていた。それに対する宗矩もまた、獰猛な顔だ。が、それで良い。こうなりたいが為に、彼はここに立っている。
「……」
「……」
二人の男達がお互いの間合いを測り合う。もはやどんな問答も無用だ。いや、どんな雄弁な言葉よりも、どんな高名な文壇が記した文章よりも、この在り方こそが彼らにとっては雄弁だった。
そうして、間合いを測り相手の次の一手の読み合いを始めた己の子に対して、石舟斎は微笑んでいた。が、それも一時だけだ。敵は多い。そして彼とて親だ。息子がせっかくの望みを得たというのに、それを叶えてやりたいと思う親心はあった。
「さて……我儘を言わなんだ我が子が好き勝手にやろうと言うのよ。些か、儂も本気で露払いをするかのう。それに此度は恩もある。我が子が好き勝手にやらせる為にも、儂が為すべきことを為してやろう」
石舟斎の風格が変わる。それは日本の歴史において有数の剣豪として知られる柳生石舟斎の風格だ。それは居るだけで周囲を威圧し、居竦ませる程だった。
なお、此度は恩もある、という発言は道化師に対する物だ。実は彼らの会話は彼らにしか聞こえない様に調整されていた。カイトの側がまだバレたくないという思惑に沿って、彼が弟弟子だと言うことなどは都合よく解釈される様に隠蔽が施されていたのである。
何故カイトを慮ったかというと、もちろんカイトの為ではなく石舟斎自身の為だ。カイトとは万全の状態で戦いたい。ならばカイトの正体がバレて貰っては困るのである。
「誰か儂と一試合してみようと言う輩はおらぬか?」
「っ……」
「ぐっ……」
今まではお遊びだったのだ。石舟斎の風格から、誰もがそれを理解する。ただ睨まれるだけで、一歩も動けなくなる。間合いに入れば死ぬ。技量だけであれば、宗矩より一段上の実力者。誰もが本能でそれを理解していた。
「まぁ、来ぬなら来ぬでも良い。此度、儂は息子の露払いをしようと思うておるだけよ……どうする? 弟弟子よ。お主は儂にとってのごちそうよ。今はまだ戦うべき時ではないが……来るなら、相手をしよう」
「どうする、ね……」
カイトは闘気を漲らせる石舟斎を前に、どうするか僅かな悩みを見せる。カイトは自身の才能も練度も彼以下だと思っている。が、勝ち目がないとは決して思っていない。
彼らの師・信綱その人が試合であれば百度行い九十のカイトの負けを明言しているが、同時に戦いであれば百度行い九十九は彼が勝つと断じていた。勿論、その信綱とて石舟斎らが蘇る事は見通していないが、その見立てが正確だろうとカイトは思っている。と、そんなカイトに久秀が口を挟んだ。
「おーい、御大将。俺が居る事も忘れないでくれよぉ」
「はいはい、忘れてない忘れてない……まぁ、そりゃ良いわ。どうにせよ、どっちもオレが潰す。久秀、てめぇはまずボコって簀巻き。石舟斎殿。あんたともし生きてりゃ宗矩殿は簀巻きにして信綱公の前に引きずり出す」
カイトは首と手を鳴らして、そう宣言する。敵なので殺すべき所なのであるが、残念ながら久秀は少しの理由から、石舟斎と宗矩は彼が弟弟子という事もありそうも言えない。
特に後者は今修羅道に堕ちても偉大な剣豪だ。師の名もある。いくら弟弟子だからと勝手には殺せない。師の前に突き出して性根を叩き直してもらう必要があった。勿論、これは生きて捕らえる事が出来ればという話であるが、その程度が出来なくて何が世界最強か、とカイトは己に課す事にする。
「しょうがない。実にしょうがない……」
カイトはため息を吐いた。残念ながらすでにこの二人を相手に出来る戦士は現状、カイトだけの様子だった。久秀は兎も角、特に石舟斎はどうしようもない。
例えばアルもルーファウスもどちらも魔物の相手で手一杯だし、剛拳は源次との戦いで精一杯。その他も並み居る腕利き達も魔物や巴の相手等で手一杯だ。勿論、冒険部の人員は論外である。彼がやるしかなかった。
「本当にしょうがないから、同時に相手してやる。来いや」
カイトは久しぶりに、二刀流で構えを取った。柳生石舟斎を相手に油断して勝てる道理はどこにもない。であれば、最初から本気でやるだけである。と、その瞬間。背後から、声が響いた。
「待ちなさい!」
「ふふ……」
「っ!?」
響いた声は、弥生の声と聞き慣れない妖艶で優雅な女の声だ。弥生の声音には尋常ならざる様子があった。流石にこれにはカイトも慌てて振り向いた。
藤堂が死んでもカイトは少し悲しい程度であるが、弥生に一大事があればその時は悲しいでは済まない。本気で激怒するだろうし、彼女を幸せにすると誓った弥生の両親にも申し訳が立たない。故に、そうなったのは当然だろう。
「弥生さん!? どうした!?」
「っ!」
敵を倒すよりも弥生の身の安全の確保。それはカイトにとって当然の判断だ。故の問いかけであるが、それに対して弥生の表情は非常に複雑な物だった。
「……」
弥生の顔には困惑が浮かんでいた。が、それはまるでカイトが此方を向く事を想定していなかったかの様でさえあった。それに困惑し、混乱したのはカイトだ。
「っ……」
どうするべきか。これは流石にカイトにも咄嗟には判断しかねた。弥生が大事であるからこそ、彼としては今すぐあちらに向かうべきだと思う。
が、同時にここで石舟斎と久秀を相手取って戦えるのは自分だけだ、というのも理解している。こういう事が起きるからこそ、カイトはあまり愛する者達を戦場に立たせたくなかったのだ。とはいえ、今回は相手が相手だからこそ、最悪は避けられた。
「はぁ……あんたらしいねぇ……ほら、行けよ。まー、どうせ今回は顔見せだけだ。戦わねぇでも問題ない。宗厳もそうだろ?」
「儂は万全で戦いたいのでのう」
久秀は笑いながら、魔銃を懐に仕舞う。そして同時に、石舟斎もカイトへの敵意を解いた。どうせもう誰も石舟斎に戦いを挑もうなど思っていない。それはつまり、宗矩と武蔵の戦いを邪魔する者は居ないという事だ。十分、この場での目的は達成されている。
そして二人はカイトが昔から愛に生きていた事は知っている。何より別にカイトが嫌いで敵に回っているというわけではない。彼らは彼らなりの考えで敵に回っているというだけだ。必要もないのに戦うつもりは毛頭なかった。
「……ちっ」
そんな二人の言葉にカイトは舌打ちを一つするも、それに有難く従っておく。元々戦うつもりがなかった、というのは事実だろう。であれば、カイトとしては弥生を優先するだけである。
それに石舟斎とてカイトとは万全で戦いたい。後ろを気にして戦われるのは彼としても腹立たしい。そのために、わざわざ道化師に掛け合ってカイトの正体ばれに対処してもらっていたのだ。追いかける事はなかった。
「どうした?」
「……なんでもないわ」
カイトの問いかけに対して、弥生は少し考えた後、そう答えた。が、これは誰がどう見ても嘘だろう。ゆえに、カイトは問いかけを重ねた。
「何も無いはずないだろ?」
「……ごめんなさい。でも、今は……」
まだ、語れない。弥生は相変わらず複雑な表情でそう語る。
「何があった?」
「……」
カイトの問いかけに、弥生は沈黙を以って答えとする。と、そんな弥生に、久秀が笑みを浮かべた。どうやらこの態度で彼にはわかる事があったらしい。
「ああ、なるほど。やっぱあんた目覚めてたわけか」
「っ! まさか、貴方……」
「よぅ、久しいな」
久秀は笑いながら、弥生に対して手を挙げて挨拶する。それに、今度はカイトが再び困惑する。
「どういう……事だ?」
「なんだ、御大将。まさか気付いてなかったってか?」
楽しげに笑いながら、久秀が問いかける。それに、弥生が一瞬顔を顰めた。
「で、あんたもあんたで語ってない。いや、あんたらしいっちゃあ、あんたらしいけどな。相変わらず臆病な所は臆病なこって」
「……」
「なんの話だ?」
「ま、後で帰ったら聞いとけよ。そろそろ、時間だしよぉ」
久秀は笑いながら、そう告げる。そして、それとほぼ同時だ。この時点でカイトは完全に失念していたが、ここには本来彼らを追ってきたわけではない。盗賊を追ってきたのだ。そしてその盗賊の姿はここにはなかった。であれば、つまり。
「おぉ? なんだなんだぁ。ずいぶんとド派手にやってるじゃねぇか」
久秀達が守っていた扉の先から、盗賊が現れる。しかしその気配は先程とは一変しており、間違いなくヤバそうな気配が漂っていた。そうして数々の因縁を孕んだ出会いは、次の一幕が唐突に幕開けした事により決着を先送りにする事になるのだった。
お読み頂きありがとうございました。果心対弥生についてはまた後日。何故後日なのかもまた後日にわかります。
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