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影の勇者の再冒険 ~~Re-Tale of the Brave~~  作者: ヒマジン
第60章 湖底の遺跡編

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第1158話 虹の厄災

 不慮の事故に近いミスにより、数千年前の文明を滅ぼした厄災の一体である『虹を纏う獣』を目覚めさせてしまったカイト達。どう足掻いても逃げられない状況になってしまった事を受けて、カイトは実験エリアと思しきドームの中に躍り出ていた。


「ちぃ!」


 管制室から実験エリアの床まで舞い降りる最中。カイトへと『虹を纏う獣』が拳を振るう。それは烈風を纏い、カイトへと襲いかかった。


「はぁ!」


 振るわれた巨大な拳に対して、カイトは大剣を振りかぶって自らの身を守る。が、相手の力を少々見誤ったらしい。彼の側が大きく吹き飛ばされる事になった。


「ぐっ!」

「カイト!」


 吹き飛ばされて激突した壁の瓦礫の中に消えたカイトにアルが声を掛ける。が、次の瞬間には、瓦礫を吹き飛ばしてカイトが現れた。


「問題ない! 気を付けろよ! 想像以上の威力だ! 主が封ぜられていようと、曲がりなりにも聖獣! まともに戦ったら手酷い火傷じゃすまん!」


 瓦礫の中から現れたカイトは無傷ではあったものの、その顔は少し苦い物が浮かんでいた。やはり伝説に名を残した聖獣――神に仕える獣は全て聖獣――の一体と言う所なのだろう。想像よりもずっと強かった。とは言え、それだけではないだろう、とカイトは僅かに眉間に皺を寄せる。


「……というよりも……これはおそらく……」


 邪神の復活が近いが故。カイトは今の一撃を受けてみて、そう考えていた。基本的な聖獣の能力は仕える主の性能に依存する。それ故、主が封ぜられていた場合、その聖獣の能力はがくっと低下することになる。であれば、カイト達が立ち入って解けたのはあながち偶然では無い可能性が高かった。

 というのも、この聖獣の力がここまで高くなっているということは、逆説的に言えばもう封印の解除までさほど猶予は残されていないという事だからだ。これはその証明でもありそうだった。


(ヤバイな……)


 どうにかして再封印しなければ、とカイトは次の手を考える。ここで戦ったとてこの実験エリアが崩落して全員揃って生き埋めだ。何故こいつがこんな所に封印されていたかは定かではないが、少なくともこんな所に封じた事だけは文句を言いたい。

 ここでまともに戦えるわけがない。このまま戦えば、確実に土砂による生き埋めと水攻めによる窒息のダブルコンボだ。勝ち負け云々以前の問題だった。カイトだろうと、この状況での全力戦闘は避ける状況だった。


「まぁ、とりあえずはなんとかするしかないか」


 カイトは覚悟を決める。やるべきことはわかっている。それだけは確かだ。故に、彼は即座に指揮を開始する事にした。この敵を相手に各個人が好き勝手に戦っては、アルとルーファウスの天才騎士だろうと確実に殺される。十全に力を振るえる状況を創り出してやらねばならなかった。


「アル、ルーファウス! 二人は攻撃より守りを重視して、こいつがこのドームの外壁を壊さない様にして時間を稼げ! 先輩! 先輩はオレと共に敵の動きを翻弄! 回避重視! 攻撃はしなくて良い! なるべく中央付近で戦え! ユリィ、ホタル! お前らは遊撃としてもし万が一誰かが追い詰められそうになった場合に敵の注意を逸らせ! 他の連中が何らかの手立てを見つけるまで時間を稼ぐ! 他は急いでコンソールを調べて、緊急時にこいつを何とかする為の手段を探してくれ! 絶対に何かあるはずだ!」

「「「了解!」」」


 カイトの指示を受けて、全員が一斉に行動に入る。この実験エリアの大凡の大きさは半径100メートル程と巨大であるが、『虹を纏う獣』は大凡体長20メートル程だ。こいつを暴れさせる余裕はあまりない。

 そしてこの実験エリアに封じられていた事を考えれば、先史文明とて万が一に備えたなんらかの非常用のシステムは兼ね備えていると考えて良いだろう。

 そうなってくると、この実験エリアをあまり破壊されてはそれが使えなくなるかもしれない。この場ではどう足掻いても倒せない以上、時間を稼ぐしかなかった。


「はっ!」


 カイトは地面を蹴って『虹を纏う獣』の足元へと肉薄する。管制室に近かった事から、壁が近い。そこで暴れられては壁が崩れる可能性があるし、最悪は崩れた壁を通ってこいつが外に出る可能性さえある。勿論、その時にはカイト達は水攻めと土砂のコンボを食らう事は請け合いだ。まずは、壁を破壊されない様に戦う必要があった。


「ユリィ!」

「あいさ!」


 カイトの前にユリィが展開した魔法陣が出現する。殴りの威力を増大してやるつもりだった。そうして轟音が響いて、『虹を纏う獣』が僅かに浮かび上がった。が、その殴打の瞬間。カイトは虹に触れて、自分の身を襲った異変に気付いた。


「ぐっ! これは……」


 目と鼻が痛くなる様な嫌な臭い。奴に肉薄した瞬間、それが漂ったのだ。そしてその正体を即座にカイトが看破した。


「毒か!? ちぃ! おらおらおらおら!」


 カイトは虹の毒に煽られ顔を顰めながらも、空中に浮かんだ巨体を更に連続して殴打する。幸い月の女神の祝福があるからか、毒そのものは効いていないらしい。が、それでも良い事ではない。


「アル! ルーファウス! 中央へと吹きとばせ! 虹に気を付けろよ! おそらく毒か感染系の魔術! あまり長く浴びすぎると少し前のソラと同じ羽目になるぞ!」

「わかった! ルーファウス! そっちの方が飛空術は上手い! 追撃は任せるよ!」

「わかった! しくじるなよ!」

「そっちこそね!」


 流石にこんな場面では言い争いも無しだ。二人は即座に連携を取ると、アルがカイトの打ち上げた『虹を纏う獣』へと突撃する。その速度は全力と言って良いレベルで、如何に20メートル級の巨体だろうと吹き飛ばすだけの力があった。


「ぐっ! きっついね、これ!」

「喚くな! はぁあああ!」


 アルが吹き飛ばした巨体を、進路上に立ち塞がったルーファウスが斜め上から強引にぶつかって横方向への速度を殺してやって地面に叩きつける。が、それが地面に叩きつけられる前に、ルーファウスは『虹を纏う獣』の巨体の側を離れ、盛大に顔を顰めて僅かに地面に膝を屈した。


「ぐぅっ!」

「だから言ったでしょ!」

「ちぃ! まさか、これほどか!」


 アルの叱責にルーファウスが苦い顔で自分の見立てが甘かった事を素直に自省する。アルの軽口だろうと思って僅かな間なら大丈夫だろう、と虹の中に突っ込んだわけであるが、ものの数秒もしない間にこれは拙い、と直感で理解したのである。


「ユリィ! ホタル! 虹を吹き飛ばせないかやってみてくれ!」

「はいさ!」

「了解」


 二人はカイトの指示を受けて、同時に『虹を纏う獣』の真上に移動した。そしてそれとほぼ同時に、風属性の魔術を展開する。共鳴させてやって出力を増大させるつもりだったのだ。


「いっけぇええええ!」

「全員、跳べ! ルーファウス! 捕まっていろよ!」

「かたじけない!」


 ユリィの掛け声と共にカイトが注意を促し、同時にしかめっ面だったルーファウスを鎖で捕縛したカイトが強引に避難させる。

 この虹が毒なのか魔術なのかは不明だが、ルーファウスは教国で使われている治癒系統の魔術で体内に残ったその残滓を強引に取り除いていたのである。どうやら予想以上の影響だったらしく、少し時間が掛かっていたのであった。


「あっちゃー。ホタル、飛ばせてそう?」

「……観測出来ず。一切の影響は見られません」

「駄目かー」


 ホタルの報告にユリィは顔を顰める。どうやら、これは『虹を纏う獣』が操作していると考えて良いのだろう。と、そんな彼女だが、即座に首を振って気を取り直す。


「ううん。洗脳が無いだけまだマシと考えるべきかな。カイト! 駄目! 多分、これは攻撃的な防御壁の類! 解除するか無視するしかない!」

「ちっ! てことは現状だと気合でなんとかしろってことかよ!」

「ま、そういうこと!」

「嫌になるな!」


 カイトは起き上がろうとする『虹を纏う獣』を見ながら、顔を顰める。近づけばアウトで、近づかねば攻撃は不能だ。これがまだもっと距離が取れる外であればなんとか対処のしようもあるのだが、こんな狭い密閉空間ではどうしようもない。

 本当に、何故こんな所に封じ込めたのだ、と先史文明の者達を怒鳴りたくなった。これでは手のうちようがないのだ。特に、大威力の攻撃こそが最大の手札たるカイトにとってみれば最悪の一言しかない。


「先輩!」

「ああ、わかっている!」


 カイトの言葉を受けた瞬は即座に距離を取って、投槍の姿勢に入る。この敵に彼が近づくのは控えめに言っても自殺行為だ。ならば、少しでも遠くから攻撃してやるしかなかった。


「行くぞ!」


 瞬は一気に駆け出すと、そのまま猛烈な速度で『虹を纏う獣』へと肉薄する。そうして、相対距離が後10メートル程度になった所で彼は大きく飛び上がると、そのまま勢い良く槍を投げ落とす。

 とは言え、これ単体ではどう頑張っても有効打には成りえない。『原初の魂(オリジン)』を開放させたならまだしも、今の彼では喩え<<雷炎武(らいえんぶ)>>を最大に展開しても力が足りないのだ。だが、ここには支援を専門にする者が一人居る。


「ユリィ!」

「あいさ! 援護、行きまーす!」


 やり投げの反動で天井へと吹き飛ばされていく瞬の求めに応じて、ユリィがその前面に魔法陣を生み出す。<<増幅陣(ブースト)>>だ。それで威力を底上げしてやって、彼の一撃だろうと通用する様にしてやるのである。

 そうして、彼女の力で増幅された雷と炎を宿した槍が猛烈な速度で敵へと激突する。瞬の全力であるが、これでも全くのノーダメージだった。とは言え、それで良いのだ。ノーダメージではあるが、起き上がろうとした所を地面に叩きつける事ぐらいは出来た。


「ちっ、駄目か……カイト!」

「ああ!」


 天井を蹴って敵を飛び越えた瞬の言葉を受けるまでもなく、カイトはすでに敵の真上に無数の武具を創造していた。如何に彼でもこの不可思議な虹の中に無策で突っ込める程の度胸はない。

 確かに彼は最強と言われるだけの力はあるが、同時に無敵ではないのだ。洗脳系の魔術は通用する。そしてそうなれば、人類にとっては悪夢でしかない。それを彼は正しく理解していた。

 一応言えばそれでもカイトの身に宿る神器が虹の影響を無効化してくれる様子であるが、それがどこまで通用してくれるかは未知数だ。相手の主は眠っているが、彼の女神も眠っている。条件は同じだ。絶対に安心と信頼するわけにもいかないだろう。


「行け!」


 カイトの号令に合わせて、まるで豪雨の様に無数の武器が降り注いで『虹を纏う獣』が起き上がるのを阻害する。そうして、それと同時にカイトがもはや手のうちようがないアルとルーファウスに命ずる。

 翔の様に遠距離攻撃が出来れば良いが、この二人には高火力の遠距離攻撃は無い。接触が危険である以上、避けられるのなら避けるべきだろう。


「アル、ルーファウス! 二人も管制室の支援! 言っとくが、長くは保たないからな!」

「「了解!」」


 カイトの言葉に二人は即座に応ずると、そのまま空中を飛翔して管制室へと移動する。如何にカイトでもこのままの均衡が維持可能とは思っていない。何時かは、この均衡が破られる事になるだろう。

 それはアルとルーファウスの二人からしてもたった数度の交戦で理解出来た。足止めしか出来ないのであれば、何らかの手段を探す方に人員を増やしてなんとかするしかない。


「どうなっている!」


 ルーファウスが管制室で大いに焦りながらも必死でコンソールを操作する冒険部のギルドメンバー達に問いかける。が、返って来た答えは芳しくなかった。


「急いでやっています! けど、どうなるかわからない事が多すぎるんです!」


 流石にアリスも焦っているらしい。珍しく彼女が声を荒げる。それに、どうやら芳しくないとルーファウスも理解したようだ。


「ちぃ! 空いているコンソールは!」

「ありません! 兄さんとアルさんは外と連絡を取り合って指示を仰いでいてください! すでに避難指示は出しました!」

「っ、あ、ああ!」

「あ、うん!」


 アリスの剣幕に押されて、ルーファウスとアルは管制室の外に出て状況の確認を行う。


「こちら」

『繋がったか! 現状は!』


 通信の確保が出来た瞬間、ティナの声が響く。どうやら向こうでも相当大慌てという事なのだろう。


「現状はカイト殿と瞬殿の二人が抑えている! 俺たちではどうしようもないと判断した!」

『っ……それほど厄介か……』


 ティナの声に苦渋が滲む。彼女としても数千年前、それこそ伝説の敵との戦いは殆ど記憶にない。二度の大戦の所為で記録にも遺されていない。それが復活も間際になると、未知としか言い様がない。が、顔を顰めている場合ではない。なのでティナは即座に指示を飛ばした。


『先程解析が終わり、非常システムのコードが判明しておる! 今から言う手順で非常システムの起動を試せ!』

「わかった! アルフォンス!」

「うん!」


 ルーファウスの声を聞いて、アルフォンスが管制室内へと移動する。ルーファウスが告げて、アルフォンスが復唱する事で確実に伝える事にしたのである。ここら、二人共やはり根っこは軍人という事なのだろう。


『暗証番号は20711021!』

「暗証番号は……」

「番号は……」

「番号……」


 ルーファウスの言葉に続けて、アルがそれを復唱する。そうして、それに合わせてアリス――偶然彼女が入力端末を発見した為――がコードを入力する。


『次いで、システムはマニュアルでの始動! 良いな、マニュアルじゃぞ!』

「システムはマニュアルで始動!」

「システムはマニュアルで始動!」

「マニュアルで始動……はい!」


 三人が協力して非常用のシステムの起動準備を整えていく。その間に、他の面子には撤退の用意を整えてもらっていた。


「終わった!」

『うむ! それでおそらくコンソールの真ん中に赤いスイッチが出てきておるはずじゃ!』

「アルフォンス! 赤いスイッチが……いや、ここからでも目視で確認出来た!」


 ティナの指示を受けたルーファウスがアルに問いかけようとして、しかし自分でも目視可能な所にあった事を確認してティナに先を促す。それを受けて、ティナが更に次の指示を飛ばした。


『良し! では、カイトらを撤退させよ! 何が起こるかは未知じゃ! それらが管制室に撤退を確認次第、赤いスイッチを押せ! それで非常システムが作動するはずじゃ! 急げよ!』

「了解! アルフォンス! カイト殿達を管制室に撤退させろ! アリス! 彼らの撤退が確認出来次第、赤いスイッチを押せ!」

「了解!」

「はい!」


 ルーファウスは部屋に駆け込みながら、アルとアリスに指示を送る。そしてそれとほぼ同時に、アルがカイトの所へと飛んでいった。


「カイト! 準備出来た! 後はこっちが撤退すれば起動だよ!」

「っ! 了解! 先輩! アル! お前は先に撤退しておけ!」

「ああ、分かった! 最後にもう一度だな!」


 カイトの言葉を受けて、瞬が再度駆け出す。四人で何度も上から攻撃を仕掛けて、今まで時間を稼いでいたのであった。


「ホタル! 先輩が攻撃すると同時に回収して管制室へ撤退しろ! ユリィはホタルに乗せてもらって一緒に撤退!」

「了解」

「了解! カイトは!?」

「オレは最後っ屁をして万が一にも奴が起き上がらない様にして後に続く!」


 武器の乱射を続けながら、カイトはユリィの言葉に応ずる。非常システムがどういう事をしてこいつに対処してくれるかは不明であるが、兎にも角にもこいつをここから逃がすわけにはいかない。

 であれば、それに最適なのはどこからでも攻撃可能なカイトだろう。と、その会話の間にも走り始めていた瞬が飛び上がった。


「行け!」

「<<増幅陣(ブースト)>>!」


 最初の時と同じように、瞬の投げた槍にユリィが援護を仕掛ける。と、そうして彼が反動で吹き飛ばされて天井に近づいた瞬間、ホタルが彼の身体を掻っ攫う。


「マスター!」

「おうよ!」


 ホタルの報告を受けたカイトが再び無数の武器を創造する。これが、最後の一撃だ。そうして、瞬の投げた槍が『虹を纏う獣』に直撃すると同時に、無数の武器が一気に敵へと直進していく。それを背に、カイトもその場を脱出した。


「撤退完了! 全員、出来る奴は万が一に備えて管制室前に全力で障壁を展開しろ!」

「アリス! 今だ!」

「はい!」


 カイトの指示に合わせてアリスを覗いた全員が管制室の前面に障壁を一斉に展開すると同時に、アリスがずっと光っていた赤いスイッチを押し込んだ。そうして、次の瞬間。一瞬で敵の姿が消え去った。


「なんとか……なったのか?」


 瞬が『虹を纏う獣』が消えてなくなった実験エリアを見ながら、安堵の声を漏らす。流石に彼でもあれは肝が冷えたようだ。


「の……様子だが……外の状況を問いかけるか」


 瞬の言葉に応じたカイトは呼吸を整えつつ、管制室から外へと出る。


「ティナ、状況は」

『カイト! 今すぐ外に戻れ! 最悪中の最悪の事態じゃ!』

「は?」

『非常システムとは奴を外に出す為のシステムじゃったようじゃ! 今、部隊の連中が押さえておるが、戦闘要員で無い! 長くは保たん!』

「なっ!?」 


 ティナから返って来た言葉に、カイトは絶句する。そうして、彼らは大慌てで管制室を後にして、遺跡の外を目指す事になるのだった。

 お読み頂きありがとうございました。

 次回予告:第1159話『虹の厄災・2』

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