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影の勇者の再冒険 ~~Re-Tale of the Brave~~  作者: ヒマジン
第54章 パルデシア砦攻略戦

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第1020話 パルデシア砦攻略戦 ――遭遇――

 『パルデシア砦』への侵攻を開始した北部軍に混じって進撃を開始したカイト達だが、彼らは降下時に敵の襲撃を受けた事で足並みを揃える事が出来ず、そのまま最前線へと乗り込んでいた。

 と、その最中に敵のランクS冒険者と壮絶な撃ち合いを始めたカイトだが、そんな彼の情報は即座にレヴィの所へと届けられていた。


「やはり、敵もランクSともなると一筋縄ではいかんか。空間置換を選んだのは熟練故か。転移術ならどうとでも逃げられたが・・・高度な魔術こそが有用ではない。所詮魔術は道具。そして道具は使い手一つ。それを把握すればこその熟練か」


 レヴィはカイトが撃ち合いを始めた冒険者を見ながら、その動きの素早さを敵として賞賛する。カイトをそのまま放置していれば、敵の前線は今頃更にズタズタに引き裂けていただろう。それを目論んだわけだが、阻止された形だ。

 勿論それはこちらも敵の魔術師により前線に手痛い被害を食らう事にほかならないが、被害の程度で言えばフロドらや一葉ら遠距離の超級を多く抱える北部軍の方が遥かに小さい事は明白だ。

 カイトという近接戦闘の専門家の癖に圧倒的な殲滅力を持つ者に乗り込まれていた以上、南部軍からすればこれは悪くない判断だと言えるだろう。

 それどころか拙いと即座に判断し、自分で足止めを行う事にしたこの魔術師を賞賛すべきだ。カイトを放置すれば、単騎で前線が崩壊しかねない。彼は手を抜いてもそれだけの能力を持っている。


「とは言え・・・流石にここで奴は仕留められんか。結界内部に入り込んだ敵を仕留められるほど、カイトも全力を出せるわけでもない。更に奴は近接の戦士。遠距離重視の敵に遠距離では分が悪いな」


 レヴィはカイトと撃ち合う魔術師を見る。名前は一応、知っている。どこかのギルドに属しているわけではないが、それ故にそこそこ有名な魔術師だ。彼女もその力量を把握しており、このカイトとの壮絶な撃ち合いを三日三晩続けても問題ない事を把握していた。力量然り保有している魔力然り、何より戦術面で然り、である。

 流石に三日もあれば『パルデシア砦』は陥落させられる。そして彼は砦内部に敵が入り込まれれば、即座に転移術で撤退するだろう。相手はそう言う魔術師だ。それを考えれば、彼は取り逃がす事になるだろうと読めた。そして同時に当分カイトは動けない事も、だ。

 カイトにはこのままあの魔術師の足止めをしてもらうのが最適だった。その間、例えばフロド・ソレイユらの超級の弓兵や一葉らは妨害を受けずに敵陣に攻撃を加えられる。

 元々北部軍の切り札の数に入っていないカイトで敵の超級の魔術師を潰せたのは幸運と捉えるべきだろう。とは言え、出来れば別で使いたかったことも事実だ。故に、レヴィの口からはため息が溢れた。


「はぁ・・・ランクSの冒険者はどいつもこいつも化物揃いか・・・前線に注意を促せ! 敵の化物共が出てきたぞ!」

「「「はい!」」」


 レヴィの指示を受けて、オペレーター達が一斉に注意を促す伝令を送り始める。そうして、それを見つつレヴィは更に軍の指揮を行う事にするのだった。




 さて、一方のソラ達はというと、カイトが撃ち合いを始めた下で歩を進めていた。


「はぁあああ!」


 瞬が気合と共に再び槍を放つ。基本的に、一般的な兵士の大半はソラ達冒険者達以下の実力しか無い。もしソラ達レベルの実力があるとすれば、それはバリーの様な大凡元冒険者という前歴がある場合かアル達の様に過去の英雄達より英才教育が施されている場合だ。故に、大半の兵士達にならソラ達は余裕で勝ちを得られる。

 それは当たり前の話だ。冒険者達は常に戦いの中に身を置いている。更に言うと、軍では手を出せない状況や明らかにやばい魔物に対しても身一つで戦いを挑まなければならないのが、彼らだ。

 それ故、地力が遥かに違うのである。軍が飛空艇を使って倒す相手を、彼らは身一つで倒さねばならないのだ。彼らの実力は軍の保有する飛空艇を遥かに上回って当然なのである。


「っ! ソラ! 3時の方向!」

「うっす!」


 だからといって、飛空艇の砲撃に直撃して大丈夫というわけではない。飛空艇に彼らが匹敵するということは即ち、逆説的に言ってしまえば飛空艇の一撃は彼らの一撃に匹敵するわけだ。直撃なぞすれば粉微塵だ。

 なので瞬の言葉を聞くまでもなくこちらに向けられる殺気で気付いていたソラが、そちらへと<<操作盾コントロール・シールド>>を移動させる。

 今回、ソラはほぼ全ての力を防御に割り振っている。彼が最初期から常々言っている壁役としての戦い方だ。その代わり、瞬や藤堂達が全ての攻撃を担っていた。今回、彼らは全員自分の得意分野でしか戦うつもりはなかった。生き残る為には、それが必須だからだ。


「ふぅ・・・とりあえずここで小休止を取れるか」


 敵を吹き飛ばした瞬はそう言うと、偶発的か意図的かはわからないまでも出来上がっていた塹壕の壁にもたれかかって少しの休憩を取る。これからどれだけの戦いが待ち受けているかは誰にもわからない。なら、少しでも休める時に休んでおくのが重要だろう。


「あぁあぁ、どっちも化物共が出てきやがって・・・」


 カリンは塹壕から顔を出す事なく、上空を見ていた。そこには無数の武器と光球、幾つもの矢が飛び交っていた。どうやらフロドとソレイユ達は先の弓兵とそのまま戦闘になったのだろう。他にも少し耳を澄ませば、ホタルが大型魔導鎧と壮絶な近接戦闘を行う音が聞こえてくる。

 なお、2対1で勝てている相手の弓兵のが凄いというよりも、フロドとソレイユが本気を出せていないのが原因だろう。確かに一応隠蔽の為に幾つかの策は打ったが、まだバレて欲しくはない状況だ。

 まだ南部軍は南部に強大な影響力を持つ。ギルドが影響を受ける可能性はゼロではないため、バレるのであれば次の一戦にしておきたい所だ。まだ、全力を出せるタイミングではない。

 それにフロドは敵陣への攻撃、ソレイユはこちらに適時支援もくれている。どちらかというと片手間でランクSの頂きに居る弓兵を抑えきれる二人が可怪しいだけだ。


「やばいですか?」

「やばいってねぇ・・・そりゃ、ランクSの化物共だ。あたしやバランタイン・・・いや、バーンタインみたいなのがゴロゴロ居ると思っておけば良い。どっちも即座に仕留める事は無理さ。巻き込まれない様に注意はしておきな」

「はい」


 カリンの忠告を瞬は胸に刻んでおく。バーンタインの実力は彼もよく知っている。その戦闘に巻き込まれる事は即ち、泥舟が嵐に飲み込まれるも同然だ。沈没は必須である。そうしてわずか数十秒の小休止を入れると、一同は安全を確認して再び塹壕から飛び出した。


「行くよ! 全員、遅れず付いて来な!」


 カリンが声を荒げて、再び走り始める。敵はそこかしこに居るのだ。ある意味選り取りみどりだ。と、そうして走り出して早々、カリンが消えた。


「ちぃ!」


 消えたカリンが居たのは、彼女が立っていた場所より少し前方の3メートルほど上空だ。そこで何かと戦っていた。


「なんだ!?」

「ひっさしぶりじゃあないか!」


 困惑する瞬の言葉を無視して、カリンが楽しげに笑みを浮かべる。その彼女の更に斜め上には、何らかの魔物の皮を使った鞭を構えた一人の女性冒険者が浮いていた。

 上空からこちら狙いに攻撃をしてきたのにカリンただ一人だけが気付いて、迎撃に出ていたのである。口ぶりからして、知り合いなのだろう。そうして、二人が同時に着地した。


「かわいい坊や達が沢山・・・あんた、趣味は女の方じゃあなかった?」

「いやぁ、仕事でさぁ・・・こいつらの護衛任されちまってんのよ」

「それであんたがこっちにねぇ。こっちまで来るのは珍しいから挨拶に来たけど、そういう事情なのね」


 鞭と刀を構えながら、カリンと女性冒険者が獰猛な笑みで語り合う。どちらも敵として相対しながら、友として語り合っていた。


「カリンさん! 援護に入るぞ!」

「止めときな!」


 号令を下した瞬に対して、カリンが即座にその指示を停止させる。そうして、敵が手を出さない事を受けて、カリンが手早く教えてくれた。

 女性冒険者は手を出せなかったのではなく、瞬達が戦いの邪魔になるから見過ごしていただけだ。このまま戦ってもカリンの気は瞬達にどうしても向かう。それを、彼女は望んでいなかった。

 これは仕事だが、同時に仕事に遊びを持ち込む冒険者はかなり多い。彼女もそう言う類の冒険者だったのだろう。人質を取るよりも、万全に戦う方を望んでいた。


「こいつの名前はサハ・ルファ・・・間違いなくランクSに位置する色狂いだ。実力は私が保証する」

「色狂いに色狂い呼ばわりは傷付くわね。何回か夜をご一緒した仲じゃない」


 サハと呼ばれた女冒険者はわずかに傷ついた様な顔を見せる。勿論、見せているだけで傷付いてなぞいない。


「あははは。そりゃそうだけどね。どっちにしろ色狂いじゃあないか。あたしは女、あんたは男。気に入った男をひっ捕まえてはお楽しみ・・・今回の戦場でもあんた何人の男をひっ捕まえたんだい?」

「ここではあんたらのお陰でまだゼロよ・・・ざっと数人めぼしい小僧は見つけたからちょっと狩りに出かけるか、と思ってた所にあんたを見ちまったからご挨拶って所」


 サハはそう言いながら、瞬達へと視線を向ける。どうやら、そのめぼしい小僧とやらのお眼鏡に適ったのだろう。もしかしたらカリンへの挨拶が偶然で、本題はこっちだったのかもしれない。

 そこは、彼女にしかわからない話だった。とは言えカリンの前に敵として出た以上、答えは一つだけだ。それは戦うだけ、である。


「さて・・・じゃあ、お邪魔虫は消えてもらって、久しぶりにお楽しみといこうじゃない」

「やれやれ・・・行くよ、壱花・・・リシアンサス! あんた達は瞬達と先に進みな! こいつのこった! 絶対に増援呼んでやがる! 下手すると複数のランクSが来る! もし出逢えばなりふり構わず逃げな!」

「はい、頭目!」

「瞬、あんたはこっから小僧どもの指示だしな! ソラ、あんたが補佐やんな! こっちはサハやらを抑える! 後ろは振り向くな!」


 カリンは刀を構えて、腰を落とす。ここから先は、ランクS同士の化物同士の戦いだ。瞬達超人レベルでは、到底立ち入れない。超人を更に超えて、英雄レベルにたどり着かねばならないのだ。

 とは言え、別にサハを倒す事がこの戦場の目的ではないのだ。最悪は瞬だけでも結界にたどり着けばこちらは勝利が近づくのだ。なら、ここはカリンを信じて進むのが最良だろう。


「行くぞ! 全員、なるべく周囲の警戒は頼まれてくれ!」

「「「おう!」」」


 ここをカリンに任せる事にした瞬は、前を向いて走り始める。と、そうして彼らが一歩目を踏み出したのと同時に、無数の剣戟の音が響き始める。

 カリンとサハが交戦を開始したのである。そしてそれを感じ取ったかのように、更に多くの明らかに桁違いの実力者達の気配が近づいてくるのを、瞬は感じた。


「・・・正解だったか」


 あのままとどまっていれば、確実に命はなかった。カリン一人ならなんとでもなるが、自分達がいれば話は変わる。共倒れさえあり得る化け物たちが近づいてきていたのである。逃げられたのは、幸運だっただろう。と、逃げられたのは彼ら化物達にだけだ。敵は山ほど居た。


「居たぞ! 敵だ!」

「敵発見! 敵発見ー!」


 辛くも死神の魔の手から離れて再び走り出し、瞬達は何度目かとなる南部軍兵士との交戦を行う。


「っ! 壱式!」


 敵の姿を見定めると同時に、瞬は迷いなく<<雷炎武(らいえんぶ)>>を始動させる。相手の力量から、壱式で良いと判断した。そうして、瞬が高速で敵の背後へと回り込んだ。


「遅い!」


 驚く間も無く、瞬は敵の後ろに回り込んだ流れで槍の柄の部分で打ち据える。そうして、三人纏めて吹き飛ばした。と、そんな彼の背後を狙い撃つ様に、敵の魔導砲による砲撃が入った。


「っ! 先輩! 大丈夫っすか!」

「助かった!」


 ソラの<<操作盾コントロール・シールド>>によって防がれた魔導砲の爆発を背後に感じ、瞬は彼へと礼を述べる。兵士達の平均的なランクはC~D、最悪はEというのもあり得る。数合わせとして強制的に徴兵されたのだろう。この程度なら、今の瞬達が負ける事はなかった。一般兵と冒険者だ。比べるまでもない。


「2時の方角、増援! 影になっている! 敵がどれだけ居るかわからない! 気をつけろ!」


 赤羽根が声を上げ、矢を放つ。少し離れた所にある爆発で出来た小山の上に、敵が立っていたのだ。が、その少し横には兜の飾りらしきものが見え、まだ他にも居そうだった。


「っ!」

「そっちは任せな!」


 <<雷炎武(らいえんぶ)>>で駆け抜けて小山の敵を倒そうと思った瞬に対して、背後から声が掛けられて雷が降り注いだ。そうして、その直後に大量の兵士ではない戦士達がその場に着地した。その中の一人によって、小山ごと敵が消し飛んだ。増援もまるごと吹き飛んだと見て良いだろう。


「よう、小僧共に姉ちゃん達。一番槍を取られちまったみてぇだなぁ」


 徒手空拳の筋骨隆々の大男が瞬達へと豪快に笑いかける。北部軍に所属する冒険者達の一人だった。


「こっちの増援か!」

「おう! こっからは俺達も参戦させてもらうぜ!」

「全員、わけぇのにばっかり美味しい所取らせてんじゃねぇぞ!」

「進めぇ! 雑魚なんぞに構うな!」


 やってきた冒険者達が声を荒げて、最前線へとなだれ込んでいく。元々瞬達は偶発的な事象により、足並みを揃える事なく最前線に近い所へと着地していた。足並みを揃えられていなかったのだ。

 その一方で何とか目的地に着地して足並みを揃えていた冒険者達が、ついにやってきたのである。これで全部ではないだろうが、それでも心強い増援だった。流石に冒険者達となれば、南部軍の兵士達では抑えようがない。そうして、ようやく最前線に乗り込めた冒険者達の一団は一気に戦線を押し上げていく。


「凄いな・・・」

「どしたぁ。これでお終いか? 疲れたなら、衛生兵呼ぶなり補給しとけ」

「補給はさっきしました! こっちも行けます!」

「なら、ついて来やがれ! このまま勢いに乗って一気に押し込むぞ!」


 瞬は先程の豪快な冒険者の言葉に槍を構えて、彼にまだ行ける事を示す。彼らが来てくれた時に全員ここがタイミングだ、と回復薬を飲んで補給は済ませた。まだまだ、全員に余裕はあった。そうして、先に豪快な冒険者が地面を蹴った。


「うらぁあああ!」


 豪快な冒険者は大きく弓なりに両腕を引くと、同時に両腕を突き出して魔力で出来た巨大な拳を前へと放つ。それはかなりの威力で、敵兵士達を大きく吹き飛ばしていった。


「まだまだ行くぜ!」


 豪快な冒険者はしかしそれでは終わらず、そのまま己の作った道へと突入して周囲の敵兵士に向けて拳を乱打して吹き飛ばしていく。その一撃は鎧と骨を打ち砕き、大きく敵を吹き飛ばして更に道を拡大させていく。


「俺達も続くぞ!」

「「「おぉおおお!」」」


 敵を吹き飛ばして道を切り開いていく豪快な冒険者を見て、冒険部一同が雄叫びを上げて一気に突き進む。そうして、冒険者達が作り上げた道の中に突っ込んで、彼らも道を押し広げていく。


『『パルデシア砦』まで後一キロ。第二目標地点通過を確認。そのまま直進を』

「後一キロか!」


 響いた軍のオペレーターの声に、瞬が僅かな安堵を得る。彼らが着地したポイントから約一キロ進んでいたわけだ。ここでちょうど、折り返しだった。と、そうして安堵した直後。瞬は一気に背筋が凍る感覚を得た。


「っ!」


 おそらく、瞬が跳び跳ねた理由は直感だ。そしてそこで生命を拾った者達は全員、その直感に従った者達だけだ。本能が猛烈に告げたのである。ここにそのまま留まれば死ぬぞ、と。


「なんだ!?」


 綾崎が目を見開く。ある範囲にいる何人かの冒険者が一斉に跳びはねたのだ。そしてその直後に、跳びはねられなかった者達の首が一斉に落ちたのである。


『・・・死神の鎌からは逃れられぬ』


 低く、重い声がどこかから響いた。そしてそれと同時に、上空へ退避した冒険者達へ向けて、無数の斬撃が飛んでいく。


「っ! 行け!」

「っ! 先輩!」


 瞬とソラが行動に移るのは、ほぼ同時だった。瞬は斬撃を見るよりも前に全力で槍を投げて反動で距離を取り、ソラはその直後に彼の前に出せる限りの<<操作盾コントロール・シールド>>を展開する。そしてその上で、瞬は魔力を爆発させて強引な回避を行った。


「つぅ!」


 それでなお、頬に長く赤い筋が入る。これだけ形振り構わず強引にやってなお、一瞬判断が遅れていれば死んでいた。そうして、彼らの前に黒衣で統一された集団が現れた。


「っ・・・」

「黒衣の冒険者集団・・・<<死翔の翼(ししょうのつばさ)>>」


 リシアンサスが顔を固くして相手の名を告げる。この戦場の中でも有数にやばいと言われるプロの戦士達。その中でも一番厄介な奴らが彼らの前に立ちはだかっていた。

 しかもこの状況だ。完全に真正面で、相手の力量から考えれば逃げようがない。そうして瞬達は否が応でも、<<死翔の翼(ししょうのつばさ)>>と戦う事になるのだった。

 お読み頂きありがとうございました。

 次回予告:第1021話『パルデシア砦攻略戦』

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