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恋愛相談事務所

はじめまして!


私自身恋愛相談を受けたりすることがよくあり、それが楽しかったりするので


それを題材にして書いてみよう!と思い、投稿しましたー!


ケッコー気軽に読んでいただけれはいいかと思います!


よろしくお願いします❤️

最近、巷で恋愛相談事務所というものがウワサになっている。


「恋愛相談事務所ってホントにあるのかなー⁇」

「あ、この前なんかお世話になったって人聞いたよー⁇」

「俺昨日、ウワサの恋愛相談事務所行ったんだけどさー、マジあそこすげーよ!」


あちらこちらで恋愛相談事務所という場所の話が出ている。

そんな話を傍目に聞いている男子高校生が2人。


「なー、キヨ!恋愛相談事務所、なんか有名になってるくねー⁇」

「そのおかげで最近やたら忙しいんだけど…」

キヨ。このお話の主人公。名前は阿部聖隆あべきよたか。仲良い人はキヨの愛称で呼んでいる。


「もしかしてキヨ今日も⁇」

「うれしいことになー…」

「はは…(笑) まー、頑張れよ。」

キヨと話しているのは幼馴染の清水太一しみずたいちという男子高校生。キヨの小学校の頃からの親友だ。いつもキヨのことを気にかけてくれている。

「じゃ、俺もう行かないと。」

「今日も忙しいのか⁇」

「ああ多分な。」

「そっか、まあ頑張れよー」

キヨはありがとうと一言言って手を振り学校を出た。向かった先は…


「トモ!ちょっと聞いてよー!(泣)」

一方こちらもとある高校。

「どーしたの?」

「浮気よ!浮気!二股!」

「二股?アンタの彼氏が⁇」

「そーなの!ありえないでしょー!私悔しくて悔しくて…」

「そっか…。でも、私のトコに来るってことはもしかして…」

「流石トモ!そー、私を恋愛相談所に連れてって!」

「…はー…。また仕事が増えた…。わかったわ。じゃあコレ登録して。」

この物語のもう1人の主人公、降渡朋ふりわたともが、そう言って相談所のホームページを見せた。

「ココに書いてあるアドレス登録して、予約してね。」

「わかった!トモ、ありがとー!」


ー放課後ー

「キーヨっ!」

電車を待っているキヨにトモが後ろから声をかけた。

「お、トモ。今日はエラい元気だな(笑)」

「え、そーお⁇どちらかと言うと、今からが大変すぎて、あんまり元気じゃないんだけどなー」

「俺今日さ、すでに2人予約に来たんだー」

「え、私も!1人女の子が来たよ…」

「ってことは、少なくとも3人はいるわけか…」

「だいたい毎日5人は来るから…」

「…今日は7、8人ってトコか⁇」

「うわー…」

「今日もギリギリまで仕事だな…」

「うん…」

2人は肩を落とした。


2人の高校は違うが、利用駅は同じだ。2人ともこの春高校生になったばかり。中学の同級生でもある。

恋愛相談所は春休み頃から活動し始めた。

事務所を開いたのは、2人の出身中学で先生をしていた26歳の若い男性教師。

超がつくイケメンで、バレンタインには数々の伝説を生み出した。

もらった数は200を軽く超える。学校中の大方の女子+女の先生。

ファンクラブがいくつも出来ていて、ファンクラブ同士でいろいろな争いも起きていた。

年間で告白を受けることは数え切れないほどあるらしい(笑)


そんな彼がどうしてこのような事務所を作ったのか。

いや、そもそもこの事務所は元を辿ると恋愛相談所などではない。

本当は探偵事務所だ。

イケメンのやっている探偵事務所となれば、ウワサは一気に広まった。

ある日、1人の女性がこの事務所に探偵の依頼ではなく、恋愛相談をもちかけた。

もちろん恋愛相談は本業ではないので、あまり乗り気ではなかったが、仕事が忙しすぎて疲れていたのもあり、恋愛相談を受けるだけで報酬がもらえるというダブルアタックにより、あっさり相談にのった。


初めは軽い感じでいろんなアドバイスをしていたが、その1週間後、相談してきた女性がアドバイスをすべて活かし、見事に恋愛が叶った。

やがて、超イケメンがやっている探偵事務所は絶好の恋愛相談所

などというウワサが広まり、瞬く間に探偵メインではなく、恋愛相談メインの事務所へと変わってしまった。

もちろん探偵の仕事もあるので、恋愛相談が1日5件入ってしまうと、1人でこなすのは至難の技だった。

そこで、恋愛相談所にバイトを雇うことを考えた。

中学で教えていた生徒の中にいい人材はないか。と、考えていると、頭に浮かんだのはキヨとトモだった。

キヨは学年一というワケではないがモテる。

学年一モテるヤツは性格がよろしくないという話を聞いていたので、わりと人気のあったキヨに声をかけてみた。

トモは中学時代、女友達から恋愛相談をよく受けており、わりといいアドバイスをもらえるという評判を聞いていたため、声をかけてみた。

2人とも初めは 何それ という顔をしていたが、バイト代が高額なのと、他のバイトにはない自由さを説明すると、案外あっさりと了解した。


だが、実際、働き始めると人気はうなぎのぼり。決して楽なバイトではなかった。が、バイト代は高校生にはもったいないくらい入ってきた。

世の中それだけ恋愛に対する悩みが多いのだ。

男女比でいうと、6:4ほどで、女性のほうが多い。年齢層は10代〜50代もたまにいる。

1番多いのは10代後半〜20代だ。

週4回制のため、予約は常にいっぱいで、今日のような当日飛び入りもよく来る。

事務所自体は駅から徒歩5分程度のところにあるため、非常に訪れやすい。


さて、おおまかな説明も終えたので、そろそろ本編に戻ります(笑)


キヨとトモが事務所に着いた。裏口から中に入ると、ウワサのモテ男探偵が。しかもシャワーを浴びた後なのか、バスタオルを腰に巻いただけでうろちょろしていた。

「せ、先生!」

トモが目を隠す。

「おっと…ごめんごめん。」

「もー!そろそろ来る時間なんですから、考えて行動してください!」

「いやー。ホント悪い悪い(笑)」

「先生かるすぎですよ(笑)」

キヨがそう言いながら、ロッカーを指差した。

先生。このモテ男。名前は白銀悠也しろがねゆうや。独身。彼女はいない。今はいい感じの若い大人な雰囲気を醸し出しているが、高校時代はかなり彼女が頻繁に変わっていたり、下半身は暴走していたりと、あまりやっていることはよくなかったようだ。

今でもたまーに、女をわざと落としにかかったりするところを、キヨやトモに止められている。


白銀は白いシャツに袖を通して、見た目清楚イケメンオーラを身につけ、仕事モードに入った。


「それじゃ、2人とも!今日もよろしくな!」

今回はプロローグという形になりました。


次回から本格的に内容に入ります!


また次の機会に!

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