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プロト版魔法少女キリングフィールド小林  作者: 東山ききん☆
第一部 魔法少女小林とファンシーランドの大冒険
9/22

最終話 帰ってきた世界、ここが私の日常!


第一部最終話


WHAT A WONDERFUL WORLDEND


これは後の時代には何一つその痕跡が残らなかった出来事である。古の時代、人類がまだ火を体得したばかりの頃。歴史上始めて文明を持ち、世界を支配した民族がいた。それがドラゴン民族である。ドラゴン民族は文字通りドラゴンの民族だった。

鱗で覆われた皮膚はあらゆる攻撃をものともしなかったし、口から吐く火はあらゆる物を焼き尽くした。現在、世界中のあらゆる所にドラゴン伝説が残るのもその為である。しかもドラゴンは頭が良かった。しかし、頭が良すぎた為に「ぶっちゃけ俺たち日常生活送るのに不便じゃねーの」という結論に至ってしまった。かっこ良いのに。そこでドラゴン達は悪魔を召喚し自分達の姿をもっと活動しやすい感じにしてくれるように頼んだ。そこに茶々を入れたのが天界の天使達である。天使達は怪しい言説と巧みな話術でドラゴン達を宗教に入信させまくって中には全財産をつぎ込むドラゴンとかも現れたので、流石に一部の猜疑心の強いドラゴン達は何かおかしい事に気づいた。そこで一部のドラゴン達が立ち上げたのが人類始めての政党ドラゴン党である。四年後、ドラゴン党は国となりこれは後の伝説にエデンと呼ばれる。そう、エデンは天使達に乗っ取られたのである。金とかで。組織がそのあり方を何か良い感じに変えてしまうのは世の常である。そしてドラゴン達はなんやかんやで神の怒りに触れて楽園を追放されるのだ。こうしてドラゴンは現在の人の姿となった。そして宗教にはまったままだった方のドラゴン達は不況の為の道具として良い感じに利用されて最終的には悪魔の類として地獄に送られたのだ。


私、小林!!本名は賤ヶ岳ヨドミって言うのだけど何かみんな小林って呼ぶの。

私の親友は黒人のジョイマイケル!!でもこいつは今ドラゴンに鳴ってる。

『おはよう。ジョイマイケル。』

「hallo.」

『実はね〜私は神になったんだよ。』

「oh, what's fuck?」

『は?』

「you are fuck'n god. so, i say "oh

my fuck'n god you." yes,yes,yes. OK. don't be angry. you are crazy.」

『日本語でおk』


あれからいろんな事があった。

ファンシーランドは滅亡した。地獄の門とリンクしてしまった為に島そのものが地獄に引きずり込まれたのだ。

鈴太郎は相変わらずドラゴンのままだ。ていうか人類はドラゴンのままである。

しかもただのドラゴンではなかった。煩悩の無いドラゴンである。それ即ちただの獣であった。


そこで私は目が覚めた。目に写るのは病室の天井である。

『ふひひ。私は世界を救った魔法少女なのよ。』

あれから何ヶ月たっただろうか。私はドラゴンまみれの世界にノイローゼになって精神病院に入院していたのだ。

『おおおっおおお。今日も世界は綺麗でござるなあ。重畳重畳。』

その時、病室に看護士が入ってきた。

『経過は順調なようですね。』

如来である。

『ええ、今丁度テレビを見ると頃なんですよ。』

『神となった貴方の力を持ってすればどのような番組も放送する事が可能。』

『ノイローゼにはなるけどな。』

『救済される事とノイローゼになる事はまた別の問題ですよ。』

気を取り直して小林はテレビの電源を念力で入れた。


それは時代劇だった。

〜魔界〜

ここはどこであろうか。漆黒の闇に包まれた曇天下にこの世の全ての悪を全て統べるかのような不気味な黒い城があった。今となっては昔の話であるが人はその城を深淵城マッドファルシオンと呼んだ。

「暗黒魔皇帝ブラックネス様のおな~り~。」

城下に集まっていたのは漆黒の鎧を身に纏った五人囃子達である。そして現れたのは漆黒の襦袢を身に纏った男だった。


「くくく。ついに暗黒の力が発動したか。」


五人囃子の筆頭とみえる男が、持っていた大太鼓を叩くと空中に壮年の男の姿が映った。

「ご覧くださいブラックネス様。当代一の剣豪宮本武蔵に暗黒パワーを与える事で暗黒剣豪宮本ダークムーンにパワーアップさせる計は成りました。

あとはダークムーンに佐々木小次郎を殺害させるだけでございます。如何いたしましょう。」


「当然、この城に招き決闘させるのだ。遍く全ての剣豪は我が配下である。そして聖なるホワイト剣豪達を皆殺しにすれば私に逆らう者は誰も居なくなる。いずれは徳川家すらも手中におさめようぞ。」


「流石は暗黒魔皇帝ブラックネス様。」

「行け、黒装五人囃子達よ。宮本ダークムーンと佐々木小次郎の決闘を見届けるのだ。」


次回、巌流島死合帳大江戸セブンゴースト第五十三話「結構早かったな」お楽しみに


『なんなのこれ。めちゃくちゃ面白いじゃない。』


その時病室に浮浪者ルシファーが入ってきた。

『我が名はルシファー。さあ力の代償を頂きに来たぞ。』

『嫌だ。』

『駄目だ。貴様は地獄との契約により5000万円の債務を負っている。』

『マジで!?』

『払えなければ地下行きだが。』

『嫌だっ!あんな所行きたく無い。かはっ…!馬鹿なっ…!馬鹿っ…!馬鹿っ…!おかしいだろ!どう考えても!私は神なんだぞ!』

『神といえど契約を反故にはできません。』

黒服が小林の両腕をつかんだ。

『さあ行きましょう。』

『嫌だっ…!地下はっ…!嫌だぁ~~』

『小林っ!!俺を倒しに来いっ!!何年かかっても…!!お前なら出来る‼』

如来が叫んだ。


第一部 完


第二部 おたくの真田忍軍が時を越えて何度も蘇ってきます、何とかして下さい。〜大坂城、雲下に燃ゆる〜 お楽しみに

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