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天晴  作者: くまばち
3/6

宮高院 1年 夏

肋骨の骨折も治った頃、また担任の教師から実習の話がきた。


「サファ、イズチと共に瘴気の谷でギィを狩ってきてくれ。


瘴気の谷は師匠との修行でたまに走る。命の循環の中の、微生物の分解にあたる世界がここにある。死んだ大小の魔族の体の一部はここに流れつき、瘴気の谷に適応した魔族や微生物が食べる。分解された命はまた新たな命へと循環していく。瘴気の谷は薄暗いが俺には神秘的に映った。


今回もガルーの荷車に乗って青の国の中心都市から移動した。途中街の宿で1泊してから瘴気の谷の入り口へやってきた。


「俺はB級冒険者だ、よろしくな。瘴気の谷にいるギィはそれほど強くないし、瘴気も谷の深くに行かなければ健康に害をなすことはない。安心して狩ってくれ。ただし、谷の深くには決していかないこと。瘴気もそうだが、強力な魔族が住んでいるからな、俺でも太刀打ちできないかもしれん。ま、ってなわけで今日は瘴気の谷から魔族があぶれて近隣の街に被害を出す前にチャチャっと掃除するぞ。


ギィについては予めイズチから聞いていたので手こずることはなかった。牙には麻痺毒があること、心臓の位置、体の大きさ。実際に戦ったことのないのにこんなことまで知ってるなんて宮高院の授業はすごいな。師匠の修行が今よりずっと優しければ俺も授業聞けるのに、いやだるいからいいや。


「よし、あらかた片付いたな。そろそろ帰るか!


寒気がした。これは”本物”だ。


Bランク冒険者が後を振り返るより前にサソリの魔族が首を刎ねた。速い。俺とイズチは動けずにいた。


硬直状態が続いた後、イズチが口を開いた。


「逃げるか?


「あの速さ見たろ、逃げきれないよ。一か八か、戦おう。


俺は1つ呼吸をした。両の手の指先を合わせた。全ての血液と奇力を指先に集中して、発するは


[活晴]


俺はサソリの魔族めがけて木刀を振った。


[ぶっ飛べ]


俺の目一杯の1撃でサソリの魔族はかなりの距離飛んで行った。


「イズチ、あの尻尾の攻撃だけ壁で凌いでくれ!あとは俺がぶっ倒す!


「任せろ!


俺が前線で両の手のハサミを捌く。尻尾ほどの切れ味はないが当たれば致命傷は避けられない。サソリ魔族の動きは恐ろしく速かった。体全体が速く動くわけではないが腕や特に尻尾の動きが一瞬でついていくのでやっとだった。


口から放つ瘴気のブレスは2回はくらってる。体がうまく動かなくなってる。活晴は今の俺では15分が限界だ。決めるしかない。


どんなに倒れそうでも、もう立てないような状況でも戦わなくてはならない時がきっとくる。って本当なんだな師匠。俺、最悪自分が死んでもいいなんて思ってる、弱い人間だ。でも、でも友達が俺のせいで死ぬのは嫌なんだ!


苦しくても笑っとけ、ブサイクで結構、苦笑いで結構。笑え!


「サファ、あの魔族の心臓はおそらく左後あしだ。


俺の全部こめて、相打ちでもかまわねぇ、これで決める


[百魔喰]


俺が刹那の刺殺を繰り出すと同時にサソリ魔族も尻尾で俺の腹を貫きにきた。イズチが[直立する壁]で守ってくれたがその壁は砕けてしまった。結果、俺が心臓を貫くと同時にサソリ魔族の尻尾も俺の腹を貫いた。


俺は3日3晩高熱にうなされた。腹にうけた大きな傷は瘴気の谷の近くにある街にある医師が治療してくれた。問題はサソリの魔族の攻撃に含まれていた毒だったが、イズチが師匠と薬師を連れてきてくれたおかげで解毒が進み、すぐに楽になった。俺はベッドで師匠による暑苦しい抱擁を受けていた。


「サファ、本当にすまない。俺のせいでこんなことになった。


「気にしなくて大丈夫だよ、むしろイズチがいなかったら俺とっくのとうに死んでたし。


「イズチから状況は聞いている。愛弟子よ、イズチは何回奇術を使った?


「33回です。30回を超えたあたりからかなり辛そうなのは感じていました。


「あの状況で俺の奇術の回数を数えていたのか!?


「師匠からの教えでね、何回殴ったら相手は怯むのか、部位破壊できるのか、自分は何回まで全力で木刀を振るえるか、常に数えてるんだ。


「33回か、今回の魔族はAランクに該当する強力な相手だった。それを相手に32回奇術を展開できるとはやるな!イズチよ。


「あと1回ができなかった。俺はまだまだです。それにサファだけだったら戦闘せずに活晴で逃げれた、そうですよね?アマツ様。


「その通りだ、逃げるのにはリスクも伴うが愛弟子なら逃げきれただろう。ただし、今回は討伐して正解だ。もしあの魔族が近辺の街に出現していた可能性もある。そうなれば被害は甚大だっただろう。改めて二人ともよくやった。


念の為もう1日間休息をとり、体調に異常がないことを確認してからガルーの荷車に乗って帰路についた。


「師匠、今回は小型の魔族を討伐するだけの簡単な任務だったはずです。なぜあのような強力な魔族が出てきたんですかね?


「うむ、それについては調査を進める必要があるな。ただここら近辺でも百魔夜行が報告されている。それと関連があるかもしれんな。


胸がざわついた。今もどこかで百魔夜行に苦しんでる人たちがいる。俺は百魔夜行に立ち向かえるくらい強くなれただろうか。きっとまだまだだろうな。




1週間、腹の傷が癒えるまで待望の休みができた。3日間は傷が痛すぎてずっと寝てたがやっと動けるようになったのだ。さて、何をしようか。あんなに憧れてた休みなのに、いざその時が来ると意外としたいことなんてないもんだ。素振りでもして体を動かしたいが、安静を言い渡されている。あまり気は進まないが久しぶりにおっちゃんに会いに行こう。


「おっちゃん久しぶり。今日は仕事休みの曜日だよね?


「おう、サファ!久しぶりだな。上がっててくれ。


家の中に入るとお腹の大きな女性がいた。手紙のやり取りで聞いていたがおっちゃんは街の飲み屋の看板娘と結婚していたのだ。どうやら俺を育てるにあたって色々相談に乗ってもらううちに恋仲になったんだとか。おっちゃんの元を去った俺が今更顔を出すのは2人の邪魔をするようで気が引けた。


「お前、いい顔するようになった。前はもっとしみったれた顔をしていたが、なんだか今は自信に溢れてるというか楽しそうだ。


「へへ、そうかな。大変で過酷な日々も多いけどなんか楽しいかも知んない。きいてよ、つい最近も中型のサソリの魔族と戦って、死にかけたんだけど、そん時に…


「おう、もうこんな時間か。サファ、飯食ってけ。嫁の作る飯は美味いぞ。


2人の時間を邪魔するのはやっぱり気が引けたが、せっかくなのでいただくことにした。


「うま!宮高院とはまた違う美味さがある。こんなの毎日食えるなんておっちゃんは幸せ者だなー。


「お前ほんとに笑うようになったな。飯も相まって幸せでいっぱいだよ。俺は将来のことを考えて宮高院を進めたが、正解だったな。師匠に恵まれ、友達にも恵まれ、幼少期のことを考えたらもっと幸せになってもいいってもんだがな。あまり口出しするつもりはないが、危ない目にはあまり会わないでくれると安心なんだがな。


「それはおっちゃんも一緒だよ。国の兵士なんて危険な仕事なんだから無茶しちゃダメだよ。


師匠に恵まれ、友達にも恵まれ、血は繋がっていないが家族にも恵まれた。俺は幸せ者だ。


残りの3日間の休みは街を散策して過ごした。青の国の中心都市はやっぱり辺境の街よりも栄えてる。美味しい屋台も多いし、不思議なアクセサリーとか武器とか防具とか。見てるだけでワクワクした。まあ、欲しいかと言われたらどれもいらない気がしたから買わなかったけど。


宮高院から出るお給料は貯まっていく一方だ。俺は宮本院にいくつもりがない(そもそもいけるかもわからない)から貯金は大いに越したことはない。でもなんかパーと使いたい欲求もあるし、その日は高い酒を買って師匠に届けた。師匠はひどくご満悦で、酒というより愛弟子の俺がプレゼントをあげたことが嬉しかったらしい。もっと休みくれたら酒とか色々買いますよって言ったら阿呆とこづかれた。




1週間の休みの最終日にイズチとオロとミドロが俺の部屋に来た。


「体調はどうだ、もう傷は癒えたのか?


「もうばっちしだよ。明日から師匠との修行も再開する予定。


「明日から?サファ君、明日の学術試験の勉強は大丈夫?


しばし場に静寂が広がった。息を吸って、時間をかけて吐いた。


「学術試験に落ちるとどうなるの?


「闘術試験は不合格でも浪人があるけど、学術試験は問答無用で退学だな。試験自体は授業を聞いていればそんなに難しくないんだけどな。


「なるほど、授業を1回も聞いてにない俺が今から試験に受かる方法を考えないとな。


そんなものあるはずない。しかし、なければ師匠との修行も友達との時間も無くなってしまう。どうにかならないものか。


「まあ、試験の対策をしてるとは思わなかったが、試験の存在くらいは知ってると思ってたよ。御宅はいい!明日までにこの対試験用にまとめたノート丸暗記しろ!最悪赤点ラインなら再試験受けられっからよ。


「オロ様、神様ありがとう!


「俺ってか3人で作ったんだよ。半分以上はミドロだがな。


「ほんとにありがとう。量は多いけど覚えるのは得意だからなんとかなりそう!


「徹夜で教えるつもりできたんだけどノートだけでなんとかなりそうか?


「イズチの説明わかりやすいんだよな。でも多分大丈夫だと思う。みんなも明日テストだし寝た方がいいよ。


師匠、徹夜で修行をしていたのはこの時のためだったんですね。俺寝ないでやり遂げる自信あります。


太いノートは5冊あった。字の書き方で誰かすぐにわかった。汚いのがオロ、綺麗なのがミドロ、達筆なのがイズチ。なんだか嬉しくて涙が込み上げてきた。エメラルドが生きてたら今の俺を見てなんていうかな。笑って喜んでくれる気がするな。


ノートのおかげで試験は余裕だった。1日で覚えられる内容をなぜ半年もかけて教えているのか疑問を覚えたが、それは俺が記憶するの得意だからだろう。みんなにノートさえ準備してもらえれば俺は授業を聞かずに修行に集中できることがわかった。もう開き直って授業サボろうかな、流石にやばいか。


「サファ君、やったね無事合格だったね。


「みんなのおかげだよ、ほんとにありがとう!今日はみんなで美味しいものでも食べに行っちゃう?


宮高院のご飯より美味しいものなんてほぼほぼないけど、お店で食べると雰囲気でより美味しく感じられるから不思議だ。


「サファの余裕は闘術試験を知らないからなのか、闘術試験に落ちる気がしないからなのか、どっちだ?


俺は深い呼吸を1つした。いやため息といった方が正しいかもしれない。


「闘術試験を知らないからです。


イズチが吹き出した。オロとミドロは呆れてる。


「まあ、サファなら大丈夫だろ。宮高院1年でBランクに認められてるのはすごいことなんだよ。まず落ちることはないだろうからリラックスして臨むといいよ。


「Bランクなのはイズチも一緒じゃん。まあ、実戦経験詰めるって考えたら楽しみかな。今日は早めに寝るとするよ。


「あれ、サファ今日から修行再開するって言ってなかったっけ?


俺は深い呼吸を1つした。いやため息と言った方が正しい。


「修行行ってきます。


久しぶりに来た試験会場、黒い立方体の部屋。中に入ると国公認のAランク冒険者と名乗る男がいた。


「あの、国公認ってなんですか?


「公認になるとね、国から直接依頼を受けれるんだよ。それから他の依頼者も安心してまかしてくれるようになる。あとは青宮から闘術試験の依頼が来たりもする。


「君の噂は聞いてるよ。1年にしてBランク、剣術の授業では負けなし。おまけにあのアマツ様を師に持っている。その才能には嫉妬しちゃうね。


ジリジリとこちらに近づいてくる。


「そろそろ始めようか。


[落ちろ]


急に体が重くなった。動けない隙に刀が降りかかる。なんとか刀を木刀で弾き返した。


「まじか、普通は這いつくばるんだけどな。奇術を使ったか?いや、フィジカルがあまりにも強いのか。


活晴を使うか?いや、まずは様子見だ。活晴にはクールタイムがあるし、仕留めきれなかった場合、体の奇力は一気に落ちる。このデバフ状態では完全に詰む。


相手がこちらに近づいてきたのですぐさま距離をとった。また急に体が重くなったが、さっきよりは軽く、動いて移動することもできた。


これはちょうど試験勉強でやったとこだ。重力奇術。物や人の重力を操作し、重たくすることができる強力な奇術。対策は、奇術の範囲内に入らないこと。


さっき俺が動いた時から察するに大体1mの円が奇術範囲、相手に近いほど出力が大きくなる。そんなら範囲に入る前に一撃入れればいいだけの話!


移動速度を上げることで重力奇術を避けて攻撃することができるようになった。だが、そもそも剣術レベルが高く、木刀が相手に届かない。


「戦う前から感じてたけど、君”本物”だね。やばい魔族と同じ気配がするよ。1年生の試験で本気出すのは大人気ないんだけどさ、やっぱりこうも強い相手を前にすると出さずにはいられないんだよね。


急に刀が届く範囲に距離を詰めてきた。体は重くない、重力奇術は使ってこない。相手から振るわれる刀を受けるように木刀を振るった。想像の何倍も重い一撃は俺の木刀を押し除けて右肩を抉った。


油断した。重力奇術の対象は人だけじゃない。刀も対象だ。肩は痛いが致命傷ではない。まだ戦える。


重力範囲に入らず、重い一撃は避ける。活晴を使う隙すらも与えてもらえない。何度も攻撃を避けるうちに最初に息を切らしたのは相手の方だった。


その隙に俺は1つ呼吸をした。両の手の指先を合わせた。全ての血液と奇力を指先に集中して、発するは


[活晴]


奇力操作の応用、それが活晴。体の中の血液と奇力を目まぐるしい勢いで循環させる。体温は大きく上昇し、体からは青い蒸気が出る。奇術を持たぬもののみに師匠から与えられる術。


盤面は大きく動いた。そもそも重力範囲を避けることが容易になったし、入ったとしても強引に動くことができる。重い1撃も当たらなければどうということはない。しかし大きな問題があった。こちらの攻撃が一切聞いていないのだ。どんなに手応えがあっても涼しい顔でやり過ごされる。


わからないことをわかろうとするな。わかるものをわかればいい。今自分に見えている、聞こえる、感じる世界、それら全てがわかれば、わからないものの形が自然と見え、わかるようになる。師匠の教えが頭に浮かんだ。


俺は今自分に見えている、聞こえる、感じる世界、それら全てを理解した。わからなかった部分、相手の体を覆っている重力の壁がわかった気がする。


何度か木刀を打ち込んでわかった。重力の壁は他の重力奇術と併用はできない。体の前か後のどちらかしか守れない。おそらくそんな簡単な術ではないのだろう、俺が打ち込む瞬間にしか発動しない。


相手の息はかなり荒くなっている。このままいけば俺の活晴が切れるより先におそらく相手が力尽きる。でも油断はしない。まだ隠しだまがあるかもしれない。ここで決める。


頭に浮かぶの相変わらず鬼火の魔族。あの刹那の一撃は俺の中から消えはしない。それと同時にサソリの魔族の尻尾の一撃も鮮明に残ってる。俺の腹を貫いた一撃ではない、一緒にいた冒険者の首は刎ねた一撃だ。


相手が様子を見ている。俺は目の前まで距離をつめる。そうだよな、体の前面に重力の壁を張るよな。相手の右横に瞬時に移動し、鞭を振るうように木刀を振るった。


[蠍鎌]


背中を強く撃ち込まれた相手は倒れて動かなくなった。本来は首を狙うべきなのだろうが流石に死んでしまう。


俺は活晴を解除し大きく伸びをした。


「はぇー、強すぎだろ。


外にいる受付の男性に報告し、後に合格が言い渡された。




「俺含めて師匠とその弟子以外が活晴使ってるの見たことないんですがなんでですか?


1ヶ月間の夏休みの修行の休憩中、俺は師匠に気になっていたことを尋ねた。


「それは俺以外のやつが活晴を教えることができないからだな。愛弟子はもし人に教えるとしたらどう説明する?


「えーと、指先に全神経を集中してから、えーと、ふんってして力に包まれる感じ。全く伝わる気がしない!


「そういうことだ。活晴は俺の師が自らの奇術を捨てると同時に習得した術の1つだからな。普通の人は使えないし存在も知らない。あと教えられないのは教えるにも特殊な技術がいるからだ。そういう誓いなんだよ。


「はぇー、そんな理由があったんですね。この間闘術試験をしてくれた試験官にも使い方教えてくれって頼まれたんすよ。そういえば奇術が使えないもののみに教えてるって前に言ってましたけど、奇術を使える人は使えないんですか?


「そんなことはないぞ、普通に使える。実際俺は使えるしな。あくまで奇術が使えぬもののために生み出された術だから基本的には教えていないだけだ。


「奇術が使えるか使えないかで戦闘力に大きく差が出ますもんね。強いか弱いかは別としてあるかどうかで戦闘の幅が広がる。俺にもあれば良かったんですけどね、まあ活晴があるからいいかなって最近は思いますけど。


「奇術を使えないもののほとんどが自分の奇術を自覚していないだけという説もあるからな。じきに自分の奇術がわかるようになるかもしれんな。世界のどこかには他者の奇術がわかる奇術があるなんて噂もある。愛弟子が青の国を飛び出してこの広い世界を旅すれば出会えるかもしれんな。


「俺、いろんなもの見てみたいです。空飛ぶ透明の魚とか、虹色の鳥とか、夜空色のトカゲとか。俺の知らない世界があると思うとワクワクするんです。あといろんな魔族も見てみたい。この目でこも耳で、体で感じたいです。


「ガハハ、そうか、愛弟子は自然が好きだな。好きに生きるといいさ。好きに生きて死なないために、修行を再開するか!


「うす!

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