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エミリーの不登校日記  作者: 華小雪
2年生 4月
6/335

学校2

4月 *日 月


今日は学校があった。

朝から頭が痛くてエミリーママに行ったけど「薬を飲みなさい」の一言だった。

また教室に行けずに、登校ルームに行った。

お昼まで自習していたが、頭の痛みが治まらなかった。

エミリーは薬を飲まなかった自分を悔やんだが、どうしても治らない。明日からは薬を持ってくるとメモに書き、どうしようかと悩んだ。

とりあえず、登校ルームの先生に言うことにした。言ったら保健室に行かせてもらえるだろうか。


「あの……頭が痛くて」


エミリーがそう言うと、先生は笑って、「早退する?」と言った。エミリーは訳が分からなかったが、何人か途中で帰っていたことを思い出す。みんな早退してたんだ。

エミリーは少し頷いた。

エミリー電話中のが先生の目の前の椅子に座り、少しして電話が終わった。


「お母さん、迎えに来てくれるって」


エミリーは嬉しさでいっぱいだったが、すぐに不安へと変わった。

ママに怒られないだろうか。

そんなことを考えて学校の駐車場で待っていたらすぐに車が来た。


「朝、薬飲みなさいって言ったわよね」

「ごめんなさい」


エミリーが謝ると、ママがお弁当箱を持ってきたことが分かった。

まだエミリーがお昼ご飯を食べていないことを知って、家で一緒に食べようと持ってきたのだろう。

なぜかエミリーの目から大粒の涙が流れた。ママは運転しながらエミリーに行った。


「高校、通信でもいいわよ」


エミリーはまた涙が溢れた。


本当に通信制でいいのか、それはもうエミリーに期待してないのでは。そんなことを思ったけど、エミリーママが笑顔でご飯を食べてくれるのでエミリーの不安は少し、軽くなった。

エミリーが通信制高校を勧められました。どうでしょう。

次回 学校3

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