表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エミリーの不登校日記  作者: 華小雪
2年生 4月
4/335

休日1

4月 *日 土


今日は休日だった。ネトフリでアニメ見て、少し勉強してまたアニメ見て。

家にはエミリーだけだったからゆっくりできた。

エミリーの楽しみは家で一人、アニメを見ることだ。

明日は親も休日だから、なにか聞かれるかもしれない。


もし、学校をどうするのか聞かれたら。

なんて言おう。


一年生のころは「二年になったら学校に行ける」と言っていた。でも、行けなかった。ずっとあの部屋、登校ルームにいていいのかな。絶対だめだと言われる。

エミリー両親はあまり強くエミリーのことを言わないが、進路については大学まできっちり行くように言われている。大学まで行かないとろくな職業に就けない、と。エミリーはこれまで何の疑問を持たず、その話に頷いていた。それが普通だと思っていた。

でも。

学校に行けなくなったから高校、大学も行けないと思ってしまうようになってた。

もし、高校で授業を受けれず単位が取れなかったら。

退学になる。中退だ。最終学歴が中学だなんて。

いやだ。


エミリーは感情が抑えきれなくなり、静かに涙を流した。

エミリーはこのままでいいのか。

次回 休日2

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ