★堕落経営者への復習劇場★ STORY>>>000
この物語は、勤務先のずさんな差別と、労働で、従業員が精神疾患になり、また、命を絶つまで追い詰められ、その家族がこの企業に復讐計画をし、展開していく物語である。
はじめに、登場する会社の詳細紹介。
愚令カンパニー
自沼良男代表取締役社長として、
自沼貴人工場代表である。良男の双子の息子兄にあたる。
従業員は、兄弟、親戚・従妹など、数名声を掛け、集め、起業した会社。
もちろんそれでは、人員的に不足しているため、募集した。
が、すぐにはなかなか集まらない。内職も同時に募集した。
試行錯誤しながらの段階なので、トラブルもつきものだ。
仕事内容は、ゴム・シリコンの取り扱い 梱包 部分組立 組立 検査、出荷、(事務、工務)型抜き 仕分
こうして会社は、はじめの一歩を踏み出したのだ。
問題が起こるたびに、慎重に解決策を立て、問題を乗り越えてきた。
納品数間違いや、異物混入、一般的には、どんな職種もありえる、永遠の課題だ。
"従業員募集"で、採用した、稲五 あやか、が、入社した。
一般募集では、5名ほど採用した、その中でも、稲五さんは、作業が、少しずつ早くなり、いろんな作業を覚えていく。
従業員も少しずつ増え、徐々に軌道に乗り始めていた、
親戚、知り合いを通じて、情報をもらい受注も増加させていく。
--------3年後-------
新しい仕事も、少しずつ増える。流れ作業工程で、生産する仕事も取り入れることになる。
この作業に、充てられた、メンバーは ローテーションし 誰でも できるように、仕事に勤めた。
一人の従業員が、腰痛、手首などの痛みを報告した。が、何も対応せず、会社側は、何もなかったように過ごしたのである。
そして、病院へ行くために、欠勤したのは、森口さんだ。
"気に入らないなら辞めたらいい"と、直接言葉には、出していないが、そんな態度をされている気がした、森口さんは、退職願を提出する。
この、退職者を筆頭に、次々と、従業員の健康を荒らしていくのである。
ストレッチも、なければ、上司からの気遣う声かけもないのである。
従業員あっての会社。会社あっての従業員という、最も基本的な心得など、カケラもない。大丈夫か。愚令カンパニー。経営を遊んでいるのか、従業員は知り合いを辿れば湧き出ると思っているのか、愚令カンパニー、どんな社訓があるのだろうか。それとも、"社訓"というものさえ、ないのかもしれない、摩訶不思議である。
退職者が出ると、分かったときに、次の従業員の確保準備に取り掛かる、こうして、数年にわたり、繰り返され、知り合い7割、一般3割となり、差別もあからさまになり、その差別もエスカレートしていく。本人自沼貴人は、気づいていないから、これまた、困ったものだ。
一方、双子弟直人は 会社員で 他社に勤めている。
--------更に、2年後-------(最初の起業工場を第1工場として)
第2工場を設けることとなる。
この第2工場では、知り合いも少しありながら、ほぼ一般募集での、従業員となっている。それでなのか、第1工場とは、違う雰囲気で、和やかな雰囲気と、就業時間と休憩時間との、メリハリは、きっちりしているのである。
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というのは、第1工場では、9:00始まりなのに、それ前に来て、就業開始している光景があるのだ。もちろん、10分前に工場に入り、トイレ済ませ、始業準備することは、いいと思うが、準備体操や、ストレッチを取り入れる方が、従業員のため、効率につながる、それも、就業内が、当然ではなかろうか。
15分休憩が、2回あるものの、ほぼトイレ休憩。ずらーっと、トイレに並び、休憩などできない 水分補給が、出来ないことも・・・夏でも同じなのだ。
そんな内情は、従業員にならなければわからないのである。
こうして、起業した、愚令カンパニーは、10年経過する。稲五は、「社員にならないか」と、声かけられるのである。
この人物が、ほんとに、意地悪な従業員なのだ。
こんな過去がある会社に、成瀬美乃里は、面接をし、その日に内定を頂くこととなる。
必要書類等、あるので、1週間後から、仕事することになった。
そして、当日、作業専用エプロンと帽子を支給され、身に付け、工場へ。
工程Aに、配属される。
1日目は、あっという間に一時間が過ぎ、15分休憩。トイレに並ぶ光景に圧倒される美乃里は、仕事中に行けばいいと、単純に思ったのだ。
しかし、数日後・・・・
「黙って、トイレに行かないで、告げてからトイレに行ってね」と、忠告されたのだ。
"えっ・・・・"沈黙し放心状態だった。なんだそら、幼稚園じゃあるまいし、時間管理されて、束縛されているような錯覚に、一瞬陥りながら、その日就業した。こんな環境で、勤続できるのだろうか、という、不安がおそっていた。