暗い夜を抜けて
2021年2月15日 全電力喪失から15日経過。
昨日大きな地震がありました。でも、そのおかげで発見もありました。
なんと地震で倒れた倉庫の中にノートパソコンがあったのです!
使えるのか、と思われることでしょう。俺もまさか動くまいと思い、電源を入れました。つきません。なにしろ5年前に使わなくなって倉庫に追いやった型落ちのおんぼろです。5年もたてば同じ能力でもパソコンの厚みは半分近く薄くなっています。時代が違うのです。
バッテリーは確かに死んでいた。でもですね、でもですよ。基板はまだ生きていました!!やったー!!
今そのパソコンから打っているんですがね、ずいぶんと懐かしい感触です。バッテリーは48000mAhのポータブル電源と、それを充電する太陽光パネルのセットで賄えます。なぜこれが生きていたのか。きっとそれは、アルミ製の倉庫の中で荷物に埋もれ、放射線か何かの影響を受けなかったからだと推測されます。荷物の中には鉛のくずもありましたから。
幸いにも同じように押し込まれていた作業灯で部屋を明るくすることも可能に!!
私は文明の光を手に入れたぞ!!!
きっとこれを読んでいる人は、自分と同じように光をお持ちなのでしょうが、これはいいものですね。蝋燭の火と比べ物にならないくらいに明るい上、火事になる心配も少ないです。これなら寝る直前までつけていられます!勿論もったいないのでそんなことはしませんが。
目下の問題は、飲料水、食料問題です。
災害に備えていた備蓄の水は最初の三日間でなくなりました。今は雨の水をためて飲んでいますが、それも数日後にはなくなるでしょう。そうなるとトイレの水を飲むほかありません。何か良い手はないものでしょうか。
ご飯もレトルト飯三食分しかありません。それも大事にとっておいた最後の砦です。