表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地球のブレーカーが落ちたなら  作者: アルミ爆
2/3

暗い夜を抜けて

2021年2月15日 全電力喪失から15日経過。


 昨日大きな地震がありました。でも、そのおかげで発見もありました。


 なんと地震で倒れた倉庫の中にノートパソコンがあったのです!


 使えるのか、と思われることでしょう。俺もまさか動くまいと思い、電源を入れました。つきません。なにしろ5年前に使わなくなって倉庫に追いやった型落ちのおんぼろです。5年もたてば同じ能力でもパソコンの厚みは半分近く薄くなっています。時代が違うのです。


 バッテリーは確かに死んでいた。でもですね、でもですよ。基板はまだ生きていました!!やったー!!


 今そのパソコンから打っているんですがね、ずいぶんと懐かしい感触です。バッテリーは48000mAhのポータブル電源と、それを充電する太陽光パネルのセットで賄えます。なぜこれが生きていたのか。きっとそれは、アルミ製の倉庫の中で荷物に埋もれ、放射線か何かの影響を受けなかったからだと推測されます。荷物の中には鉛のくずもありましたから。


 幸いにも同じように押し込まれていた作業灯で部屋を明るくすることも可能に!!


 私は文明の光を手に入れたぞ!!!


 きっとこれを読んでいる人は、自分と同じように光をお持ちなのでしょうが、これはいいものですね。蝋燭の火と比べ物にならないくらいに明るい上、火事になる心配も少ないです。これなら寝る直前までつけていられます!勿論もったいないのでそんなことはしませんが。


 目下の問題は、飲料水、食料問題です。


 災害に備えていた備蓄の水は最初の三日間でなくなりました。今は雨の水をためて飲んでいますが、それも数日後にはなくなるでしょう。そうなるとトイレの水を飲むほかありません。何か良い手はないものでしょうか。


 ご飯もレトルト飯三食分しかありません。それも大事にとっておいた最後の砦です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ