一話 終わりから始まる
※初めての作品なので、ご容赦下さい。
チュンチュン・・・チュンチュン・・・
太陽がのぼりかける森の中、ちょこんと一つの一軒家らしき家があった。
その室内では、一人の老人らしき人物がベッドに横たわりながら窓の外を優しく見つめていた。
「そろそろ・・・お迎えの時間か・・・」
「長かった・・・まさか、前の世界で死んで、別の異世界に生まれ変わるとは思わなかったわ・・・」
実は、この老人は、以前いた世界で一度死んでいて、この異世界へと転生したのである。
「嫁さん達は・・・幸せそうだったな・・・」
この老人には嫁さん達がいたが、皆がそれぞれ天寿を全うし、亡くなる間際は笑顔のまま、安らかに息を引き取った。
「俺もそろそろだし・・・みんな待ってるかな・・・」
だんだんと太陽があがっていき、そろそろ朝の日射しが燦々と照りつけるであろう外を見ながら、老人は呼吸がか細くなってゆく。
「・・・思い残すことはないな・・・俺も幸せに逝けそうだ・・・みんなには感謝だな・・・」
そして、老人は嫁さん達の時とは違って、一人だが、だんだんと瞼がおちながらも、幸せそうに息を引き取ったのである。
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-???-
「・・・今までごめんなさい・・・本当は死ななくても良かったのに・・・」
片方の女性は沈んだ表情でいる・・・。
「しょうがないよ~、こっちでは普通ぐらいの生活はなんとか過ごせたんだからさぁ~、だから、この人にはもっと楽しくなるようにしてあげよう!」
もう片方の女性は、同じく、また相方を気遣う表情で話しかける。
「そう・・・ですね。あなたこそ、この人の面倒ありがとうございました。」
「いいよいいよ!気にしないで!」
二人は、お互いを気遣いながら、苦笑する。
「こっちでも手助けが、何故かあまり出来なかったけど、今回は色々としてあげれそうだし、二人で色々とフォローしてあげよう!」
「一応、原因も探ってあげましょう。あまり手がかりもありませんが・・・。」
こうして、この二人は、この場所まで、先程老人だった男性が迷わずたどり着けるよう、下準備を進めるのだった。
「あっ!?アレも準備しとこう!」
不定期掲載なので、あしからず~




