使い魔紹介と親父
どうも、秋雨です!
学園の森の中。
「リュカー………。どこだーぃ?」
1人の男が迷ってました。
「リュカーぁ、絶対会いに行くからねー」
教室in学園。
ゾクッ!
「な、なんだ?」
寒気がして身震いした。
「ん?リュカ、どーした?」
「いや、なんか寒気が………」
「風邪ですか?」
「リュカが風邪なんか引くわけないだろー」
心配してくれているリルとバカにするガネル。
ガネルにムカついたぼくはガネルの鳩尾にこぶしを一発入れておいた。
「ぐぼぉっ」
変な声を出してガネルは床に転がった。
「リュカ、リル、カナタ。次の授業移動よ」
「マジか!リュカ、リル、早く行くぞ!」
「はい」
「おう!」
カナタとリルはガネルを踏みつけて教室を出て行った。
「ドンマイ」
と一声かけ、ぼくもガネルを踏んで教室を出た。
時は過ぎ、ここは寮のリュカの部屋。
そこにはお馴染みの5人がいた。
「で、何でぼくの部屋にいるんだ?」
「さあな」
「どうしてでしょう」
「集まりやすいから?」
「みんないるから?」
「質問を質問で返すな」
4人の返答につっこんでから溜息を吐く。
「で、何しに来たの?」
『使い魔の紹介!』
「「は?」」
カナタは知らなかったらしく、3人の答えに驚いている。
「よく考えてみたらちゃんと紹介してなかったのよねー」
「なので、きちんと紹介しようと思って」
「てなわけで、俺から紹介ー」
よく理解していないうちにガネルが話し出す。
「こいつが俺の使い魔の」
『バースだよ。種族は火竜。よろしくね』
ガネルの頭に載っている手の平サイズの真っ赤なトカゲ姿のバース。
「次あたしね。このコがあたしの使い魔の」
『ナミよ。種族は光の妖精。よろしく』
レナの横にいる小さな女の子がナミ。
「私の使い魔の」
『エルです。種族は風竜。よろしくお願いします』
リルの横にいるお姉さん風の女性がエル。
「覚えれるかな………」
『ま、頑張れ』
ぼくの肩に載っているミオから応援(?)の声がかかった。
「俺、ジュース買ってくる」
ガネルがバースを連れて部屋を出ていった。
~10分後~
「ただいまー」
「お、ガネルが帰ってきた」
玄関の方でバタバタと走る音が聞こえる。
「リュカ、お客さん連れてk」
「リュカーぁ!!」
ガネルの後ろから何かが飛び出してきた。
ぼくは反射的にそれを殴ってしまった。
「ぐぉっ………」
それはぶっ飛んで壁にぶつかった。
「あ」
殴った後に気づいた。殴った相手が誰か。それは、
「親父!?」
ぼくの父だった。
「なんで人界にいるんだよ!」
「いたたたたた……。なんでってそこの少年に案内してもらったから」
親父はガネルを指差して言う。
「そうじゃねぇ!仕事はどうした!!」
「あー、放棄した」
テヘッとかわいらしく笑うダメ親父。
「こんの、バカ親父がーぁ!!」
ついにぼくの限界が過ぎた。
「仕事を放棄した?ふざけんな!他の奴のメーワク考えろ!考えたうえで行動しやがれっ!!わかったらとっとと帰れ、バカ親父!!」
言い終わってから肩を上下に動かしながらゼイゼイと呼吸をする。
『おぉー』
隅の方で拍手している音が聞こえるが、無視する。
「父さん、ここで暮らすんだよ!」
「………………………は?」
今、このバカは何て言った?
「荷物もここにあるし」
と、親父は手に持っていたカバンを持ち上げる。
「し、仕事はどうすんだよ!」
「あー、それならベルにまかせてきた」
ちなみにベルは神様の秘書的存在の青年だ。
「こんのクソ親父がーっ!!」
本日二度目の叫び声は学園中に響いた(らしい)。
次は緋絽さん!




