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大切な場所  作者: 緋絽
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証明と事実

秋雨です!

「………は?」

ヴィストのアホ面がよけいアホになる。

「アホ面さげんな」

あー、あのアホはやく()りてーっ!

「お前が魔王様だと?こんな弱い魔力なのにか?」

ブチッ

「…なあ、ギオウ。もうコイツ殺っちゃっていいか?」

『我も混ざっていいか?』

「いいぜ。一緒にフルボッコしような」

フフフフッ。楽しみだなぁ…。

「お、おい。まさか、そ、そんな魔力で、私に、か、勝てると思っているのかっ!?」

おーい、バストさん。セリフと表情、あってないぞー。

まー、いーや。

俺は指をバキバキ鳴らす。

「さーて、ショータイムの始まりだ」

そんな俺を見て、ビスケットがガクガクと震えだす。

「い、いやあああぁぁぁぁっっっ!!」


―――――――――

「ふう、スッキリした」

俺の目の前には、ボッコボコにされたビスケットがいた。

『少しやりすぎてしまったか?』

「そうでもなくね?」

フルボッコにしたはいいケド、このあとどうしよっかなー。

「おーい、ビスケット。死んだかー?」

「ヴィストだっ!」

ガバッと勢いよく死んだはずのヴィストが起き上がる。

「あ、生きてたんだ」

「そう簡単に死んでたまるかっ!」

いや、フツーは死ぬと思うよ?あ、魔族だからタフなのかー。

「で、俺が魔王様ってわかってもらえた?」

「はっ、はいいぃぃっ!!」

にぃっこりと笑って言ったらビシッと敬礼して返事をした。

うーん、俺、なんかしたかなー。

すでに覚えてもいないカナタくんでした。

ガサッとしげみが揺れる。

『誰だっ!』

ギオウがそこに向かって水をぶっかける。

「わっ!」

出てきたのは―――、リュカだった。



リュカside

カナタがどこかに行くのを見つけたぼくは、あとをつけていた。

で、さっきの話を聞いた。

カナタが魔王だって?

ひとりで考えていたら、水をぶっかけられた。

「わっ!」

驚いて、しげみから出てしまった。

そこにいたのは、カナタ、ギオウ、えーっと……バスケット?だった。

『「リュカ!?」』

「次期神!?」

『「………は?」』

あーあ、バスケットのヤツ、バラしやがって…。

あとでフルボッコな。

「次期神ってどこだ?」

カナタが周りをキョロキョロ見てる。

『カナタ、目の前にいるだろ?』

「目の前……ってことは、リュカが―――」

やっとわかったんだ…。ほんとカナタって自分の道を突っ走る人だな。

「そうだよ。ぼくが次期神だ」

「………マジで?」


次は緋絽さん!

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