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主人公による主人公のための主人公  作者: *
終わりの始まり
9/25

これが僕の呪い

 僕は僕だから僕として僕を真っ当するよ……僕だから。



 空は明るいなー。

 あ、どうも僕だよ。


 こうも明るいと暗い僕が場違いに思えてくる今日この頃。

 4月という変わり行く時期に変われなかった僕は今日も取り残されてる。

 前に進むことも、後に引き返すことも。

 前に進む道も、後に引き返す道も。

 どこかに忘れてきたみたい。


 しかたないよ、僕だし。

 僕なんだから仕方がない。

 だから僕は僕という理由で諦める。

 だって僕だから。

 


 まあ、4月も終わって今日はゴールデンウィークの初日。

 イベント?何それ美味しいの?

 僕にイベントなんてあるわけないじゃん。

 たぶん次の話に行く頃にはゴールデンウィークなんて終わってるよ。

 だから進まない。

 物語も時間も。

 僕はある時間からずっと取り残されたままだから。

 ずっとここにいることしかできない。

 

 

 あーあ。

 それにしても僕なにやってるんだろ。

 何で主人公やってるんだろうな。

 何で生きてるんだろ。

 何でモブでもなんでもない存在をやめてしまったんだろう。

 何であの時死ななかったんだろ。

 

 ―――――何でなんだろう?


 僕には主人公をやる意味も、生きる意味もないのに。

 これが主人公の呪いってやつ?

 自分の意思も関係なく巻き込まれたりする。

 あー怖い怖い。

 何て怖い呪いなんでしょうね。

 個人の意思を尊重するという考えはどこへ行ってしまったのかな?

 

 まあ、自分の不幸体質が悪いんだろうけど。

 たまに忘れそうになるよ、この設定。

 この設定のせいで死にそうになることも多々あったけど。

 結局死ねないんだけどさ。

 

 死ぬだなんて大袈裟に書いてみたけど。

 主人公が死ぬわけないんだよ?

 死んでも生き返ることとかはありそうだけど。

 

 僕は主人公だから死なないし。

 死ねない。


 それだけが僕が唯一どうにもならない呪い。

これが今年最後の更新かな……?

来年もいっぱい更新するんで

よろしくです!!

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