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主人公による主人公のための主人公  作者: *
終わりの始まり
7/25

世の中で大きなこと=子供のケンカ

 自分は無敵のヒーローだなんて自惚れてた。

 だけど現実のヒーローも漫画の中のヒーローも負けてしまう事があるんだ。

 そして僕が失ったものは命よりも大事なものでした。





 こんにちは? 僕だよ。

 時間や曜日の感覚なんてないよ。

 だって知ってても意味がないし。

 でも偶に土曜日に学校に行ってしまう。

 前も述べたけど僕は引き篭もりではない。

 大事なことだからもう一度言う。

 引き篭もりではない。


 一応毎日学校は通ってる。

 ただ普通に。

 ただ地味な子として。

 誰にも相手をされず。

 誰も相手にせず。

 ただそこの存在しているだけど人みたいに。

 窓側の一番の後ろの席に座っている。

 

 話を戻そう。

 僕は今日が何日か分かっていない。

 たぶん4月なんだろうけど。

 まあ、どうでもいいや。


 だって世界は今日も平和に回ってる。

 ならいいじゃないか。

 後は考えることなんてない。

 

 だって。

 どこかで起こってる戦争も、平和に生きてる僕らには関係ないフリして生きてる。

 どこかで起こっている不幸は、自分の不幸ではないと僕らは関係ないフリして生きてる。

 まあ、人間なんてそんなもんだよね。

 自分の見えない、自分の知らない不幸なんて自分には関係ない。

 実際僕だってそうだよ。

 全世界を震撼させるほどの事件しか潰さないし。

 どこかで行われてる戦争を次々と潰すなんて面倒くさい真似はできないし、したくない。

 だってそうでしょ?

 

 僕以外で考えるなら。

 戦争を止めようと思っても、世界であちこちで行われてるケンカを止めようと思う?

 答えはNOのはずだよ。

 そんな小さいことばかり気にしてられない。


 僕の中では戦争なんてそんなもんだよ。

 止めさせても、止めさせても止まらないからね。

 

 だから今日は僕にとって平和な日常。

 どこかで戦争が行われてようが、僕には関係ない。

 だから今日も僕はいわゆる平和な日常を過ごす。

 見て見ぬフリをして。

 だから今日も僕は授業を抜け出して寝ている。

 いつもどおりにね。

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