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主人公による主人公のための主人公  作者: *
終わりの始まり
2/25

善も悪も全ては平等に一緒だよ

 晴れの日も雨の日も風の日も。

 傘も差さず、ただ空を見上げて。

 誰かと群れあうことを忘れた弱者きみが言う。

 ―――――バーカ。







 ここで秘密を話そう。

 重大な……とても重大なお話だ……。

 少年誌の主人公にとってタブーなのは……と考えてみよう。

 特殊な能力を持ってない? 女の子にモテない? ぼっち?

 いやいや、違う。そんな些細問題じゃないよ。

 少年じゃないことだ。

 まあ、例外はあるけど。

 例えば、もうすぐ1000巻に到達する題名の長くて噛みそうになるマンガとかね。

 でも、世の中の常識では少年誌の主人公=少年だろう? それか少女。

 何を隠そう僕は中年のおっさんだったのだ……!



 という冗談は置いといて話を進めよう。

 少年誌の主人公のタブー……。

 例えば……最初から最強無敵だったり、敵が変身してるのに攻撃するほど空気が読めなかったり、連続殺人事件の犯人だったり。

 生温いギャグなんて無視した悪逆非道の人だね。

 だから僕は少年誌の主人公にはなれない。

 だから僕はこの世界の主人公をしてる。

 平和な世界のね。

 戦争も、友情、恋愛も何も起こらない世界で。

 何も変わらず、何も変えず。

 もし変わるとするなら、ダークヒーローが変えるのだろう。

 主人公を気取って仲間を引き連れて僕を倒しにね。

 だからある意味僕はこの世界の敵になるのかもしれない。

 僕は“何も”してないのにね。

 これもまた運命なのかもしれないけど。

 世の中が平和でありますように……。

 


 と、まあ、暇人なもので暇人らしく暇潰しをしてみたりする。

 だけど世界は変わらず動く。

 相も変らぬ世界関心するよ。

 ということで僕の正義についての講座でも開こうかな?

 ん? 興味ない? なら仕方が無い。

 それじゃあ、今日は……悪者講座を開こうか。

 全ては僕のフィクションだから真面目に聞いちゃダメだよ?

 それでは、始まり始まり……。


 

 前に主人公ってものを否定したけど、特別悪者を否定しないわけじゃないよ?

 まあ、悪者も主人公も寸劇を見てるのと同じだよね。

 ヒーローものとかでよくであるじゃん。

 負けた→新しい力を手に入れる→簡単に敵に勝つ→次からそんなに強くもなくなる。

 のループ。

 子供なんてヒーローが悪者に勝つところを見たいんだから。

 でも僕は思うんだ。

 悪者も修行すればいいじゃないか。

 ヒーローばっかり修行するんじゃなくてさ、悪者も修行して。

 ヒーローを立ち直れないくらいぶちのめせばいいじゃん。

 悪者も不思議な力を手に入れればいいんだよ。

 ヒーローになんて負けない力をね。

 物語にならない? それでもいいじゃないか。

 ヒーローすら殺す。

 物語さえなりたたせない。

 善も悪も混沌としてる。

 そんな自己満足で書いたような物語。

 まあ、そんな物語がこれなんだけど。

 

 本日はこれまで。

 お終い、お終い。

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