この世界は“みんな違って、みんな良い”よ
学校で「みんな違って、みんな良い」っていう講演会があったら気に入らなくて書いてみた…………うん
ただいつも貴方は外を見ていた。
何をというわけでもなく。
彼女がいなくなってからの貴方は―――――ただ生かされてる人形みたいでした。
おはよう? 僕だよ。
今日は「みんな違って、みんな良い」そんな言葉について語ろう。
え? 転校生?
知らないよ、そんなもの。
「みんな違って、みんな良い」?
僕からして見れば「みんな違うから、みんなムカつく」なのだけど?
誰もかれも良いとは言えない。
だってそうでしょ?
自分とは違う人間。
自分とは真反対な人間。
自分とは相容れない人間。
そんな人間が良いと言える?
残念ながら僕は言えないな。
だってそうでしょ?
まあ、確かにさ友達は自分とは違う人間だけどいい。
だけどそれ以外は嫌でしょ?
それ以外の自分とは違う人間は嫌いでしょ?
嫌でしょ?
良いとは言えないでしょ?
例えば会議。
相手は自分とは真反対の意見。
この場合「こいつムカつく」とか「気に入らない」とかそんな感情が生まれるでしょ?
だから僕はこの「みんな違って、みんな良い」って言葉が嫌いかな?
まだ「十人十色」のほうが好きだよ。
だから転校生が嫌いです。