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主人公による主人公のための主人公  作者: *
少しずつ始まる物語
11/25

やあ、初めまして転校生です

今年初の更新です!

今年もどうか紅の雲雀をよろしくお願いします!

 物語は思わぬときにやってくる。

 いつだって、こうやってさ。


 ―――――初めまして。転校生です。



 あの顔は見覚えがある顔。

 いつかの僕に係わりがあった人物。

 今の僕には関係ない人物。

 

 ヒロインでは無いにしろ、僕の中のサブキャラだった。

 



「天草霧野……よろしく」

「雛形あかりだよっ! よろしくね!!」

 この2人は前の世界で会った事がある。

 というか僕達(・・)の周りにいた。

 

 まあ、何でこの2人がこの世界にいるか。

 そして何で偽善者(ヒーロー)と側にいるのか。

「はじめまして! 俺の名前は赤澤爽太だよ。よろしく!」

 爽太……ねぇ。

 いかにも「爽やか!!」って名前で……イラつく。

 いいねぇ、いいねぇ……丁度良い感じでイラつく。

「それでは。そうだなぁ……一番後ろの席に座ってくれ」

 と先生が言った。

 後ろ……やっぱりと言うか僕の近く。

 ムカつくねぇ……。

「よろしくね」

 爽太くん(笑)が笑いながら手を差し伸べてきた。

 あーイヤだイヤだ。

 もちろん僕はガン無視だよ。

 だって嫌いだから。

「あ、軽々しいのは嫌いかな? ごめんね」

 笑っているのにも関わらず嫌な感じを与えさせない。

 僕にはムカつくけど。

 そんな主人公(偽者)が目の前に……ぶっ殺せばいいのかな?

 その笑顔を奪い取って、感情すらも奪い取って。

 壊してしまおうか?


 まあ、面倒くさいからしないけど。

 だって僕だから。

 あっちが仕掛けてこなければ動かない。

 だって面倒くさいから。


 さて、偽者……君の物語はどう転がるのかな?

 ラブコメ? バトル?

 僕を殺しちゃう?

 もし僕とバトルだったらバッドエンドをプレゼントしちまうぜ。

 

 だからせいぜい甘甘なラブコメをしてるんだな。


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