表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/1

プロローグ:壊れゆく小さな世界

この世界で、言葉を一つに繋がれたら?


それが、もともと当たり前の世界があったら?


もしそれが、壊れたら?

 走り出した大通りはまさに阿鼻叫喚(あびきょうかん)で、僕とロムナははぐれないように必死に手をつないだ。


「HEEEEELP MEEEEEEE!!!!」

「Scheiße!」


誰もが武器を持ち、大通りから街の出口へ、殺し合いながら走る。

言っていることは分からない。侮辱なのか、殺意なのか、それとも命乞いなのか。


「どこかで路地裏に入るよ!大通りにいたら死んでしまう!!」

「ニャ!!」


 僕たちは言葉を交わさずともその路地裏に転がり込んだ。

 砂を払いながら立ち上がると、外套に血がついていることに気づく。

 どこもケガをしていないようだから僕やロムナの血じゃない。


 血なら何度も見てきたけど、これは流石に少し血の気が引いた。


「……弾が、もっと要るかもしれない」

「この道に一度弾を買った機械工房があったはずニャ。でも乗り物がないとこれ以上の弾を運ぶのには苦労するニャ」

「ひとまず、機械工房に行くか……」


 機械工房は銃や弾薬、車両を扱う。

 つまりは普通に考えれば真っ先に襲撃される場所だが、ほかにアテがあるわけでもない。


 機械工房にたどり着くと、店の中から何やら声が聞こえた。

 喧嘩をしているような声。これはまずいかもしれない。

 僕はホルスターに手をかける。


 ダン ズダンッ!!


 ショットガンの重く響く2発の銃声とともに、店の窓ガラスが割れ、血を宙に飛ばしながら男が吹っ飛ばされてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ