各委員会の能力者達
前回、第四理科準備室に行き巨大なモニターのところに言った花芯達は放送委員「葉木 桜」の影響によって謎の空白の記憶を植え付けられた
その時楓和は能力を使用し桜達を追い詰めた
楓和は花芯達が待つ所まで戻っていた
しかしその場は『楓和が能力を発動させた後から1秒も経過していない場所』であった
「…能力の事は言えないけど、僕の能力は実験体の中では強い方じゃ無いかな?」
楓和は独り言を呟いた
「私達にも教えてくれない『能力の詳細』を教えてくれませんか?」
疾遁は独り言を盗み聞きしたように問いかけた
「厭教える事は出来ない」
楓和は冷静に疾遁に告げた
「貴方達どうしたんですか?その制服校舎三の生徒じゃないですか?|」
そこには少し高音な声を発する女性が居た
「チッ…バレたか」
鉄は臨戦対戦の格好で言った
「ちょっと待って私は戦わないよ、ってか戦うことは出来ない能力だしね」
「…本当にそうなの?」
花芯は訝しむ様に言った
「本当ですよ、私の能力名は『幸運のラッキーピエロ』ただ私自身が幸運になるだけの能力です|」
「本当か?それを信じてもいいのか?」
一生も花芯同様訝しむ様に言った
「言ってしまえば、私のセリフは『適当にキーボードを打って文章ができているだけ』ですから|」
「…なるほど『無限の猿定理』か…」
烈は最近知っている事を呟いた
「ええ、その通り『無限の坂定理』……失礼『無限の猿定理』と言うことですよ、あー自己紹介がまだでしたね私は3年2組4番『粟井 幸』放送委員長でございます|」
「…委員長俺もいるっすけど…」
「枷副委員長あまり君は巻き込みたくなかったんだけど…」
「委員長を守る事が一番の副委員長の仕事ですから」
『人を拘束するためには』
「正直俺はそれをする事しか出来ない能力だ」
その枷が能力を発動した瞬間、枷以外の人物の動きが鈍くさせられた
「完全に拘束させる訳じゃないか…」
鉄は「完全な封印」ではない事に気づきニヤつきながら言った
「動かなくても『不運』は起こりうる」
「しかし、それは私によって『幸運』に変わる|」
その瞬間、幸は枷に抱きついた
「『幸運の共有』その条件は対象者を抱擁させる事です|」
「委員長…まぁいいや……俺の能力は『封印』ではなく『鈍化』ある程度は動けてしまうが『拘束』の条件には入ってますし…いいか」
「君達は戦闘狂か何かしらないですけど、すぐ戦おうとする…私達はさっき言った通り戦う気はさらさらありませんよ|」
幸と枷は言葉攻めする様に言った
「判った戦わないよ、だからこの鈍化を解いてくれ」
鉄は了承する様に言った
「…判った、鈍化を解除させる、だがもし戦おうとしたら再度鈍化させます」
枷は脅す様にそう告げた
「一つ訊きたいのだけど、貴方達は何か知っているの?」
花芯は幸と枷に問いかけた
「まぁある程度は知っていますが、『言ってはいけない』と言う暗黙の了解がありますから…|」
幸は少し悔しそうな表情をしながら言っていた
「ではこの校舎Ⅱの委員会の能力者を全員言って欲しい、私達も貴方達に有益な情報を必ずだす」
鉄は中々大胆な交渉をした
「本当ですね?|」
枷は訝しむように訊いた
「ああ、本当だ」
鉄は即答した
「わかました、能力の詳細は流石に言いませんがある程度は言いましょう校舎Ⅱの委員会は全12委員あります、その中で最も危険なのは…生徒会と駅舎委員です|」
「はいはい、その話は終わり」
奥から聞き覚えのある声が聞こえた……桜だ後ろに微かだが椿もいる
「美化委員!なぜここに」
幸は普段敬語であるはずなのに今回はタメ口であった…なぜかそれは『タイピングミス』あくまで幸運であっても全ては『無限の猿定理』で発している言語である
因みに「無限の猿定理」と言うのは、無限の時間さえあれば猿がランダムに打った文字列がシェイクスピアの全作など著しく長い文章も打つ事ができると言うものである
その為か彼女は文末に「キャレット『|』」を付けている
「そりゃ能力を発動させてたら著しく温度が高くなりますから…」
桜は落ち着いたように言った
「それに私の能力で楓和さんの行動は全て記録されてますし」
椿ももちろんそのような行動するのは判っていたかのように返答した
「因みに風紀委員は危険度で言ったら何位ぐらいなんだ?」
楓和は気になった事を風紀委員がいる前で訊いた
「んー、5位ぐらいですよ|」
幸は無慈悲にも正直に言った
「へぇ…明らか戦闘狂っぽいこの人たちでも5位なんだ…」
花芯は思いついた事を全て口に出した
「まぁ、彼らにも弱点はあるはずですよね?」
疾遁は少し目を細め風紀委員の2人を睨み付けながら言った
「あぁ、能力の絶対制約だからな」
絶対制約:全ての能力に備わる制約の事、その制約は5つある
①:どんな能力でも、メリットとデメリットは8:2でなければいけない
②:どんな能力でも、この内の一つは代償として出さなければならない『記憶』『時間』『感覚』『信用』『寿命』『古傷』その為無償発動は不可能である
③:どんな能力でも、他者に100%の能力の共有は不可能である
④:どんな能力でも、使用者の意思とは反する効果が3%の確率で発生する
⑤:どんな能力でも、弱点は存在するしかしその弱点は使用者本人は知ることはできない
「あのさ… の様子おかしいんだけど…」
花芯は校舎Ⅲから逃げてくる時からずっと持っていた自作iPad『 』の様子がおかしいことに気づいた
「一話に新心延へ加へ大量加へは妾はそこまで恋しからずや」
花芯が の様子がおかしい事を嘆いている最中見知らぬ女性が後ろから声かけた
「…編集委員どうしてここに|」
幸は驚きながら言った
「あやしく高音になりたれば来しばかりなり、才の過剰用ゐに熱いでむ?」
その人は怪しくもそう告げた
「だれですか?この人は」
一生は幸に問いただした
「3年4組4番『岩槻 弓飌』能力的には四番目に強い能力の使用者だ、『█████』…恐ろしい能力ですよ|」
幸は能力を堂々と公開し戦線布告するように言った
「『█████』ですか…名前的にも危険な香りがしますね」
鉄は幸の戦線布告に乗るように言った
「ゆゆしき、妾の才易く口にいだすな妾の才にその話は「黒塗り」しおかむ」
『█████』
弓飌はそう言った瞬間弓飌の能力名は伏せられたように黒塗りされた
「弓飌、一つ問いたい君は実験体か?」
楓和はいつも通りこの事を訊いた
「あな、妾は「実験体」の一人ぞ」
弓飌の答えは楓和の予想していた回答では無かったが、むしろ有益情報であった
「先輩少し訊きたいんですけど、さっき言っていた「始発駅」とかって結局なんなんですか?」
烈はずっと前から気になっていた事を全て訊いた
「敵同然の奴が目の前にいるのにそれ訊くか…?まぁーいいそれはな…」
次回:黒塗りと白鉛
次回、弓飌と戦う主人公チーム
そして明かされるこの学校の闇




