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巡られる夏の日

6

海から賑やかな声が聞こえていた。かなり深いため息をついていた。真っ昼間の夏の海は苦手だ。窓を開けて海の方を見ると海水客でいっぱいだった。今年も海は賑わっている。深夜に帰ってシャワー浴びてすぐに寝てしまった。もう昼前の時間だ。スマホを見ると町田からメールで写真が送られてきていた。写真を見ると町田と多賀谷が2人で写っていた。「おはよう」とお返しで送ってから、着替えて海沿いを歩いていた。知り合いの和食屋に入りカレーを頼んで水をゴクゴク飲んでいたら、メールが着ているのに気付いた。佐藤貴也からメールが着ていた。「昨日はあんまり話せなかったから、暇なら何処かで話さないか?」すぐにメールを打ち「うん、そうだな。でも今昼メシ食べてるから、その後なら良いよ。」「じゃあ迎えに行くよ。何処に居るんだ?」和食屋に居ることを伝えて、カレーを食べてると佐藤貴也が中に入って来た。「もう食べ終わるから。」佐藤は浩史の前の椅子に座り食べ終わるのを待っていた。お金を払い、2人は和食屋から出てきた。「車でここまで来たから乗って。佐藤に促されて助手席に乗り込んだ。」「涼しくて良いな。家のはボロボロだからあんま涼しくないんだ。」と佐藤の車の涼しさにビックリしていた。「ロ゙―ンがしばらく続くけどな。」佐藤は運転しながら話していた。「でもどうした?いきなり会おうって?」「昨日あまり話せんかったからな。」「まあ、そうだな。」「あの場所行かないか?久しぶりに」佐藤がそう言った時、佐藤との思い出の場所を思い出していた。「そうだな、行こう!」2人は海から離れ、山道を車で走っていた。そして、山の中にある小さな丘の上に来ていた。「やっぱり゙穴場だな。」浩史は周りを見ながら佐藤に言った。「そうだな、誰もいないな」2人は丘の上から海の方を眺めていた。あの頃のもこうして2人で丘の上から海の方を見ていたな~と浩史も佐藤も思い出と懐かしさでいっぱいだった。


〜〜〜

町田香澄と多賀谷美沙は2人で歩いていた。「暑くない?何処かお店に入ろうよ?」町田香澄は横にいる多賀谷美沙に言った。だけど美沙は1人笑顔で歩いていた。「ちゃんと話が出来たみたいで良かったね。」香澄が美沙に言うと美沙は「いろいろありがとうね、いろいろお話出来たし本当に嬉しかっよ。」美沙は香澄の方を見て、嬉しそうに話していた。「それなら良かったわ。神田君同窓会でも飲むの我慢してたから、なんか予兆でも感じてたんじゃない??」「私の顔を見てビックリしてたから、どうかな?でもずっと地元に帰って無かったんだし、あの反応も頷けるかな。」そして美沙はさらに「高校の頃、神田君には弱い私を頻繁に見せてたし神田君が怒ったのも納得だし、でもあの頃の私には怒った事に理解よりもビックリして怒り返すという短縮的な考えが無かったし、敵わない。」美沙は正直に自分の言葉を話していた。町中に花火大会のポスターが貼ってあった。「懐かしい。昔見た花火大会だね。」「市役所主催だから、神田君も参加するんじゃないかな。」「そっか、私が帰る前の日だけど、忙しそうだし無理っぽいね。」「どうかな??神田君は美沙の味方だと思うよ。」「そう??かな??あとでLINEでもしてみようかな。」美沙は香澄と喫茶店の前まで来て中に入って行った。

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