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君と僕の下克上  作者: スギ丸
3/8

第3話 ハズレスキル

遅れましたが更新しました!

今回は少し長めに書いています!

「それでは皆様を召喚した理由について説明しよう」僕達は、現在最初にいた場所に戻って王様から色々と事情を聞いた。

どおやら近頃この世界では、『魔獣』が増えてきているらしい。最初は普通におい返せていたものの、次第に数が増えていき挙句には魔獣より強い『魔物』も現れるようになり対処仕切れなくなったらしい。なんでも、原因は国の保有する『地下迷宮』にあるとされており何度か調査を試みたが、調査に向かった部隊はほぼ壊滅状態にまで追いやられたのだが、逃げる訳にも行かず悩んでいた時ふと勇者召喚に目を付けたのだと言う。過去にも、何度か地球から勇者を召喚したことがあり、召喚された勇者は何かしらの強い力を持ってこの世界に来るとされているのだと言う。それで勇者召喚を行ったところ僕達のクラス丸ごと召喚に繋がり今に至るとの事。さらに僕達には勇者召喚で何かしらの強い力…つまり強力な『スキル』を持っているらし。まぁ簡単に言うと自分達じゃ手に負えなくなったので強力…なスキルを持つ僕達に協力をお願いしているのだ。そんな事があったんですね…みんな!俺はこの話受けようと思う!困っている人達がいるなら助けるべきだ!みんなもそう思うだろう!」と話を聞くや否や照島がそんな事を抜かしやがった。おい!お前なんてこと言うだよ!その流れだと絶対…「たく…お前がそこまで言うなら仕方ねぇな!」「照島くんがそういうなら…」ほらっ!クラスの中心人物がそんなこと言ったら絶対こうなるだろ!僕は嫌なのに!「みんな…!ありがとう…天宮はどうだ?一緒に来てくれるか?」「えっ?」なんでここで僕に話を振るんだよ!うっ!視線が集まってきた…でも僕はやらないって言わないと……「僕は…え〜と...その良いと思うよ?」何言ってんだ僕!?何が良いんだよ!?もう最悪だ...「皆様...いや勇者様方!なんと感謝すれば良いか!」あぁもうダメだ...王様までその気になっちゃったよ...もうなんでもいっか!どぉせ強いスキル貰えてるんだったら苦労することもそんなに無いだろう!

もうどうにでもなれなりやがれ!僕がそんなことを思っていたら王様の横からローブを着たおじいちゃんが「では、早速勇者方のスキルを確認したいのでこちらの水晶に順番で手をかざしてください。」と言い水晶を用意する。「じゃあ、まずは僕から」そう言うと照島が水晶の前に立ち手を水晶にかざしたすると、ブォンと機械みたいな音を立てながら何かでた。

――――――――――――――――――――――――――――――

照島 直人 Lv1 種族 人間(異世界人)

攻 135 防175 魔1500 クラス『魔人』

スキル

『聖剣使い』『全属性魔法』『剣術』『武神の加護』

『勇者』

――――――――――――――――――――――――――

「なんと!Lv1でこれ程のスキルに『聖剣使い』を持っている!これは素晴らしいぞ!」とおじいちゃん大興奮。すると王様も「なんと!素晴らしい!」とか言って驚いてる。あれ?これもしかして一発目からなんかハードル高くね?次行きたく無いんだけど?ほらっ!だってみんな行きずらそうだもん!そりゃそうだよ〜あいつの後行きたがる奴なんていないだろこれ?「では、次は私が行きます。」と中山が言った。流石は委員長だけあってすごい堂々としている。そして中山も水晶に手をかざす。

――――――――――――――――――――――――――――――

中山 雪華 Lv1 種族 人間(異世界人)

攻248 防300 魔力15000 クラス『魔人』

スキル

『大魔導師』 『魔力増加』 『魔法攻撃耐性』 『全属性魔法』

『魔法攻撃力上昇』 『魔導神の加護』

――――――――――――――――――――――――――

「今度は『大魔導師』!?今回の勇者召喚は一体どぉなっているんだ!?」驚きを隠せないおじいちゃん。「勇者様方は化け物揃いですな!」と喜ぶ王様。いや、余計に行きづらいよぉ〜どぉすんのさぁ〜「次俺!」 「その次私!」 「ちょっ順番守れよ!」いや、行くんだ?もう覚悟決めてるのか?みんなすごいよ...。まぁ僕は普通くらいの能力があったら大丈夫だから、高望みはしない様にしよう。そう考えてるうちに僕の番が来た。「よし...」僕は、覚悟を決めて水晶に手をかざす。―――――――――――――――――――――――――――――

天宮 蒼太 Lv1 種族 人間(異世界人)

攻95 防110 魔力10000 クラス『魔術師』

スキル

『闇魔術』 『剣術』 『鑑定』

――――――――――――――――――――――――――

僕のステータスが出てくる。すると、「なっ!?」と驚く声が聞こえた。何?なんか凄いの?僕のスキル?などと思っていたらローブのおじいちゃんが、「何なんだ!?このふざけたステータスは!?弱すぎる!」と言った。えっ?僕のステータス弱いの?確かに皆と比べてスキルは少ないけど何がマズいんだ?疑問に思った僕はローブのおじいちゃんに、「どういう事ですか?」と聞いた。すると「あなたのクラスは『魔術師』...これは、どれだけLvを上げようと『魔人』クラス以上にはなれない固定クラスで、しかも『魔術』以外の『魔法』系統の攻撃は覚えられ無いのです。...さらにスキルにある『闇魔術』は、魔術の中で最弱とされています。そもそも『魔術』自体が『魔法』と違い、環境に左右され易いのです。魔法は魔力さえあれば火や水、風に土などが条件無しで生み出せるにも関わらず、魔術は魔力だけで無く、何かしらの条件をクリアしなければ、簡単な攻撃すら出せないのです。...そしてあなたが持つ『闇魔術』は、基本的に暗いところも良く見えるようになったり、逆に相手の動きを鈍らせる程度のことしか出来ず、闇魔術で攻撃するとなったとしても、我々が普通に倒せる相手程度の力の魔物クラスにそこそこなダメージを与える位がやっとです。」と返ってきた。えっ?つまり僕は、『剣術』が無かったら戦えない雑魚なの?僕は絶望した。しかしこの時の僕はまだ知らなかった。本当の絶望はこれからだということを、そして僕がどんな目にあうのかを...

この世界の強さ基準は下の通りです。

魔神クラス

魔王クラス

魔人クラス

魔術師クラス

魔物クラス

魔獣クラス

このようなクラス分けになっておりこの世界の普通の強さが魔物クラスの中の弱い部類に入るヤツらを倒せるかどうかの強さとなっています。そして蒼太は、この中で魔獣クラスと魔物クラスの間にいるかどうかで、照島や中山、クラスメイト達は魔人クラスの強さとなっております。

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