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365日  作者: 神崎 遥
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真の強者は不意打ちを外さない 1

まずはこの俺の教室、1のBから反逆は開始する。俺は現在進行形でいじめのようなものを受けている。実際は体に負担はかかるもののすぐ回復するし、精神的には全く問題ないのだから、あくまでのようなものだ。まあそれを逆に利用するんだ。絶対に許さない。

目標(ターゲット)は三上晴斗・神楽花のグループ一体、つまり所謂カースト上位のグループ達だ。まずは証拠を撮るところから始める。

そうしてやってきたのは特別棟の3階。

なぜやってきたかと言うとここには防犯カメラがある。あいつらは知らないだろうがな、わざわざわ足がつかない場所でいじめてきたんだから。あいつらは絶対にここで仕掛けてくる。そしてそれを受ければチェックメイトに1歩近づくのだ。


「おーい三郷君さぁwちょっと今金足りないから金貸してくれない?」

バカだな・・・何回同じ手を使うんだ。あいつは断ると必ずと言って殴る蹴るの暴力、そして財布の中から金を抜く。だからそんな対策をしてないわけがなかろう。この財布にはアラームが着いている。


「あたしたちデート行きたいんだよねー。金ないからあんたにわざわざ話しかけてるわけw分かったらはよ金だしなよ」


「い、いやだよ。そもそもお金ないもん・・・」

もちろん演技だ。そして慰謝料やらなんやらをふんだくる為に財布の中身は多めに、しかも記録をしている。


「へー、私たちに逆らうんだー。あんたいつまでたっても自分の立場わかってないよねー」


「ほんとそれなーw」 「まじ馬鹿っていうか笑えるよねーw」

人数でマウントを取ってるヤツらわなぁ、油断してんだよっ!真の強者は不意打ちを外さないんですよ、なんて。不意打ちで余裕のオーバーキルだ。


「ま、いつも通りシメるぞ。」

そしてそのまま俺はタコ殴りにされた。体は病気のおかげでそこまで強くないがな。決められたものは変わらないし、それを上手く利用すれば勝ちだ。一般人をボコボコにするより罪は重くなるんだから。


「あ、やっぱこいつ金持ってんじゃん。さっさと抜き取ってデート行こうぜ、花。」


「あ、うーん。」


ピピピピピー!ピピピピピー!不審者を確認しました。警察に通報します。


「げ・・・」

「うわ、最悪かも。逃げよ、晴人。」


「ああ、お前らも逃げろよ!捕まるなんて冗談じゃない。」

もちろん警察に通報されるのは嘘だ。だってよく考えたら少しミスって警察に通報するなんてよく考えたらおかしい。それでもあいつらは焦ってるから十分聞いたな。


防犯カメラの映像を摂るため、予め撮影しといたペン型カメラといじめられた日記を全て持って。俺は校長室に足を踏み入れた。

読んでありがとうございました。感想、ポイント評価、ブックマークよろしくお願いします

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