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カスタードの疑問~

 おやおや、こんな老いぼれの下にお客さんとは珍しい

まま、座って座って

で 何しに来たんだい?スネークという男について知りたいだって?

そうさなぁ儂が王都で第二王子の地位にいた時からしか知らんな

 え 第二王子だって?そう、何を隠そうこの儂【カスタード・キャラメル】は元王族なんじゃよ

王位継承争いで兄の【アラモード・プリン】に王位を譲り宰相に成り貴族地位を手にしたんじゃ

 で、スネークのことじゃな

う~む一言で言えば、わしら兄弟の父のような存在じゃな

王族というと皆が媚び諂いするもんじゃがスネークは・・・

~~~~~

 「この度、お双方の護衛兼家庭教師のスネークです」

 「[よろしくお願いします]」

 「では、よろしく頼むぞ」

 「はい、畏まりました。陛下」


わしらの父がいなくなった瞬間、彼は行儀も悪くソファに座り足を机の上に載せた


 「あのう、行儀が悪いですよ?」

 「これから共に永くいるんだ。肩の力を抜いていこうぜ?」


 彼のお陰で王族の裏も知れたし、火遊び(おんなあそび)の対処方も教わった

普通の家庭教師ならこんなことは教えない

同年代の庶民がする魚釣りから上に立つもののあり方についてありとあらゆることを教わった

 そして、どちらが次期王になるかという時 ちょっとした珍事なことがおきた


 「兄上、兄上こそが王になってください。私は宰相としてこの国を傍らから支えましょうぞ」

 「いやいや、お前の他人からの視点で物事を考えることが出来るお前こそが王にふさわしい」


そう、2人とも王位を譲り合ったのだ

そこでスネークが言い放ったのだ


 「なら剣で勝負して負けた方が王に成りな。俺には関係ねぇ」


 普段の陛下の前の猫かぶりは何処へやら、まるで子供の喧嘩を止めるように言い放ったのだ

そして、兄上との勝負が始まり1日掛けて儂は勝利を掴んだ


 「お互いいい勝負だった。頑張ったな」


そして乱暴に頭を撫でてくれた

 それから兄は王となり儂は宰相になった

にしても彼は、執事である前に人間だよな?

儂らと始めてあった時から何十年たつのに、儂と同い年に見えるとはこれいかに?


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