プロローグ
初めての投稿です。しばらく前から考えていた物語ですが、どうか読んでくれた人が楽しんでくれたら幸いだと思います。
日々の妄想をここに載せてみます(笑)。
漢字の間違いや違和感などがあれば是非ご意見ください!
沢山の人に楽しんでもらえる作品を作れるように頑張りたいと思います!
人間は欲望のままに生きすぎた。
自然を愛さず、他の種族をも支配しようと躍起になった。
最弱の種族でありながらも彼らは賢こく、そしてその数はとても多かった。科学の力で魔法と渡り合えているように思えたその時、彼らの世界は逆転した・・・・・
「愚か生き物・・・大人しく己の役目を果たせば良いものを・・・もう地上に人間の姿は要らぬ・・・海の生き物となれ!」
世界の意思は人間を地上から追い出した・・・・
「僕たちは本当に空気を吸って生きていたのかい?はははっ非現実的過ぎるな!」
リチャードは友人の魔法使いに言った。
「・・・殿下、石碑にはこう記されているんです。間違いなんてないんですよ。」真剣な顔で答える魔法使い。
「ザイル。そんな事になんの意味があるんだい?僕たちは空気は食べられるし身体に必要だが、水がなければ生きられないじゃないか!大事な話があると聞いたかからここに来たのに、子供に聞かせる伝説を今更なんだ?」
少し不機嫌な王子は事の重大さを理解していなかった。
自分達の生活がどのように成り立っているのかを、
世界が人間に課せた罰をまだ知らなかったのである・・・・
同時刻・・・別の世界で、自分の人生がもうすぐ変わろうとしていることを知りもしないフリーターの女性は鏡の前で落ち込んでいた。
「はぁ・・・何故だ!?ダイエットしているのにまた太ってしまったぁ!うっう・・・うわぁああああん!!もう、嫌だぁ・・・」
現実に"とても"落ち込んでいたのだった。




