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024話 ゾンビにも性欲があるらしいですよ?

感想・評価、お願いします!!


誤字脱字、変な言い回し、書き忘れ…多いです、すみません!!

発見次第修正していますので、暖かい目で見てやってください!!

(…油断しました!!慌てて追いかけてしまったです。

 これでは…殺人蟷螂キラーマンティスの巣に迷い込んだシンジ様と同じではないですか!!

 どうにかしないと…)


 腕を掴まれた瞬間、そんなことを考えていました。

 まぁ、なんというのですかね、殺人蟷螂キラーマンティスの巣の一件をシンジ様に説教した手前、こんなことで捕まっている自分が許せなかったんですよ。

 あと、兎さんも追いかけたかったですし…

 

 私の腕を掴んだ《屍人ゾンビ》は、その腐った顔をニヤリと歪めました。それは…あまりにもおぞましく、狂気を具現したかのような笑みでした。

 咄嗟に動く方の手で剣を乱暴に引き抜き、私の身体を掴むゾンビの手を斬り落とす。

 結構簡単に切断出来たのですが、本体から切り離された手は地面に落ちてからもビクビクと動き続けてましす。それを気味悪く思いながら剣を構え直します。

 こんな危険地帯、早く脱出せねばならないですから。


 手を切り落とされたゾンビの切断面からは、ドロドロと腐敗した体液が流れ出て来ました。それが、あまりにも臭く、軽い頭痛に襲われます。

 私たち人狼族は他種族より鼻がよく利きますから、それが災いしているのでしょう。


 改めて周囲を見ると、確実にゾンビ共は近付いて来ていました。私を包囲するように、逃げ道無く。

 そのせいで、シンジ様が現在どのような状態にあるのかが解りません。

 ただ、何の魔導も使ってないことだけは解ります。シンジ様の魔法は何かと派手ですからね、使えばこのような状況直に打開する事が出来るでしょう。


 では、どうして放たないのですかね?

 ふと、疑問に思い、少し前にシンジ様が豪語していた言葉を思いだします。

 

 まさか…胸?…まさかね…いや、でも、シンジ様なら…

 嫌な汗が背中を伝いました。

 私の周りに居るゾンビは全て男性型ですが、シンジ様の元に現れたのが女性型でない確証などないのです。


 剣を握りしめます。早くシンジ様の所へ向かわねばなりません。

 幸い、《屍人ゾンビ》は単体では然程危険度の高い魔物ではないです。

 数百体を越える数に遭遇した場合や、《死霊使いネクロマンサー》が使役している場合は、その危険度は桁外れですが…まぁ、7体程度ならどうにでもなります。

 単体の危険度は、平均でE級ですし。私でも十分倒せる筈…


 ちなみに、《角兎ジャック・ラビット》や、美味しいお肉に定評のある《コッコ鳥》の危険度はF級です。F級は子供でも倒せるレベル、E級はある程度の戦闘力を持つ者なら倒せるレベルですね。


 私も一応は母に鍛えられて来ましたし…本領が発揮出来ない場所でも…D級の魔物が相手だとしても、1対1だったら勝てる自信があります!!

 ですので…E級なら勝てます!!

 絶対にゾンビなんかに負けたりしません!!!

 

 そんな持論を展開して自分を鼓舞しました。

 ちょっとテンパってましたから…


 ですが蓋を開けてみますと…そもそもの実戦経験不足が災いし、ゾンビ共にあしらわれ…

 今は地面に押し倒され、武器も取り上げられ、手足を押さえつけられ……身動きがとれません。

 

 やっぱり私ではゾンビには勝てなかったようです…

 全力で逃げれるか、素直にシンジ様へ助けを求めればよかったです。後悔だけが頭を過ります。

 まぁ、これも自分の実力不足が招いた結果…ですが。

 やはり……死にたくはないです!! 

 抵抗し続けていれば、シンジ様が助けに来るかもしれません。なので、簡単に殺されたりなんかしません!! 抵抗し続けてやります!!


 必死に身体を動かし拘束を解こうともがきますが、ビクともしないですね…このままでは本当に危険です。奥歯を噛み締め、取り囲むゾンビを睨みます。

 ゾンビは、その開いたままの口から涎の様なヌルヌルの液体を垂れ流し、私の身体を舐め…はぁ!!?


「え!?…ちょ、ま、まって、なんで、え、え、脱がさないで!!!

 なんで…なんで、ゾンビに情欲がっ…ちょ、ヤメぇ、脱がすなです!!!」


 何故か私の服を弄り脱がそうとしだすゾンビ共…

 え…何コレ? 命の危機より、貞操の危機ですか!!?

 ま、まって、私まだ…そんな、ゾンビ相手に……


 先程以上に力を込めて抵抗しますが、やはり、拘束はまったく解けません。

 涙目になりながら、睨みますがそもそもゾンビの中には眼球が無いヤツも居るので怯みません。

 流石に自分がゾンビ共にいい様にされるのを見る気にはなれません、悔しさと情けなさに涙を流しながら目を閉じた……瞬間でした。

 何か大きな光が発光したのです。

 目を瞑っていたため直視してないですが、魔力を帯びた何かが光ったことは解ります。

 そして、その後に拘束が解かれたのです…

 目を開けてみると、ゾンビ共は狂った様な動きで仲間のゾンビ達に襲いかかっていました。

 仲間割れ???


 何が起こったのか解らない私に聞き慣れた声が届きます。


大丈夫・・・か、キキたん!!!」


 そこに立っていたのはシンジ様でした。

 よかった、助けに来てくれた…その事実に感激している自分が居ます。

 しかし、その感激も直に消え去りました。

 シンジ様は、頭部から血を流していたのです。

 そんなに大量の血ではありません、せいぜい、額を切った程度でしょうが…

 

 その傷を心配している私に向けてシンジ様はニッコリと笑います。しかし直に表情が変わりました。

 少し怖い無表情です。


「キキたんの、可愛らしい悲鳴を聞いて走って来たんだけどな…あのゾンビ共、変態の風上にも置けないヤツ等だな。

 待っててくれキキたん、この俺が、アイツ等に雷撃を落としてくるから…」


 そういって歩き出すシンジ様は、ゾンビ共の前に立ち、そして語り出すのです、恥ずかしい言葉を大声で…


「けっ……お前等はやってはならないことをした……強姦及び、女性の合意の無い輪姦は、ディスプレイと妄想の中だけに止めておく…これは俺達変態が守るべき《血の掟オメルタ》の、最重要事項の1つだろうが!!!

 それを守れなかったお前等にエロを語る資格はねぇ…ねぇんだよ!!!

 寄ってたかって女の子を泣かせたお前等を、俺は…全国70億人の紳士淑女の皆様は絶対に許さない!!

 ……ただな、これだけは認めてやる。確かにキキちゃんの前でリビドーを抑えるのは難しい。このことだけは認めてやる!!!

 俺には解るんだよ、お前等が志半ばで散って行った童貞(同士)だってことが…だからこそ俺は悲しい。

 普段ならお前等みたいな野郎にかける情けはないが…せめて一撃で終わらせてやる。そこに立っとけ!!」


 んな、ゾンビ共が言うこと聞くわけ…

 立ってるよ…ゾンビ共が動きを止めて立ってるよ…

 何故か、先程とは違う頭痛に悩まされます。


「そうか、お前等の中にもまだ残っていたか…解った一瞬で終わらせる…《雷電サンダーボルト》」


 そうして放たれた《雷電サンダーボルト》により、ゾンビ共は跡形も無く消し飛びました。

 シンジ様は一人立ち尽くしています。


「……お前等の意志は、俺が汲んだぜ」


 そんな呟きが聞こえたきがしましたが…無かったことにします。

 半分以上意味不明なことを宣うこの人に、私は命を3度程助けられてます。

 ちょっと情けなくなってきました…



「で、その怪我はどうしたのですか? 直に回復魔法を使いたいのですが…痛みますか?」


 服を直したキキちゃんが、ジト目でそんなことを聞いて来た。

 よかった…もう、涙は流していないようだ。うむ、久しぶりに怒ってしまったが、普段のキキちゃんに戻ってくれたようで何よりだ。

 やはり、キキちゃんはジト目か笑顔が似合う。


 それにしても…

 ふむ、やはり回復魔法があるのか…じゃあ、状態異常を回復させる魔法もあるかな?


「悪いキキたん、俺より先にアイツに、状態異常を回復させる魔法があれば使ってやってくれ」


 俺が指差した先を見るキキちゃん。

 それを見た瞬間、キキちゃんは驚きの声を発した。


「え……何やってるんですか、あの子!!?……てか、まだ魔物が居ますよ!!!」


 ソコには、俺に襲いかかったデッカい頭蓋骨の化け物とゾンビが一体、そして、《角兎ジャック・ラビット》一匹が仲良く盆踊りのような奇怪な踊りを披露していた。

 その光景を見て我ながら頭が痛くなる、自分も数分前まであそこに居たのだ。


「まぁ…なんといいますか、魔法を誤射しまして」


 そうなのだ、俺がキキちゃんを助けるのが遅くなったのには理由がある。

 敵が…あのデカイ骸骨が変な魔法を使ってきたのが全ての原因であった。


 ヤツがゾンビに抑えられ身動きが取れない俺に放って来たのは、紫色の怪しい光の玉、それが俺の身体に触れる直前に激しい光を発したのだ…それは、《精神錯乱光ディリリウム・ライト》という名前のまんまの効果をもつ魔法であったらしい。相手を状態異常《混乱》とか《錯乱》とかにする魔法だ。

 勿論、俺に放って来てもこれまでの経験上、《最初の1回》だけは無効化出来るため、なんの弊害も無くコピーする事が出来た。

 そして、それをコピーした俺は『敵を混乱状態にしてこの場を脱出する』という柄にもないことを考え、それを実行したわけだが…


 いや、まぁ、なんというか…

 他の例に漏れず、俺が骸骨に浴びた光よりも、かなり大きな出力で光りまして…

 至近距離で喰らった俺は、自分の魔法で混乱状態になるというバカなことになっていたわけですな。

 

 そして俺は服をはだけて盆踊り…

 俺の誤射が当たった兎も盆踊り…

 ゾンビと一緒に盆踊り…

 頭蓋骨と一緒の盆踊り…


 まさか、行きてる間に幽霊と盆踊りすることになるとは…思ってもみなかったゼ。


 俺だけアソコから抜け出せたのには理由がある。

 ゾンビが出て来た穴に落ちたからだ。落ちて頭を打って混乱が解けたのだ。

 なので、額を怪我してしまったわけだな。


 その後、キキちゃんが囲まれているのを見て。

 キキちゃんに《雷電サンダーボルト》を当てるわけにも行かないので、《精神錯乱光ディリリウム・ライト》を使うことにして…キキちゃんが混乱しなかったのはマジでラッキーだった…囲んでいたゾンビ共を混乱状態にして追い払ったわけですよ。


 ちなみに、《精神錯乱光ディリリウム・ライト》は無詠唱で放てるらしい…


 そこまで説明するとキキちゃんは盛大な溜め息を吐いた。

名 前:黒峰真治

ジョブ:自称魔王、自称父

種 族:人間族

年 齢:18歳

性 別:男性

異 名:紳士、自称変態魔王、暗黒魔獣の名付け親

スキル:NO DATA

魔 法:《雷電サンダーボルト》《突風砲ブラスト・キャノン》《精神錯乱光ディリリウム・ライト》《魔除けの魔法陣》《魔除けの結界【B級】》《魔除けの結界【C級】》《 狂乱の宴ヌルウネ・パーティー》《複数詠唱マルチタスキング》《空間魔法》《創造魔法クリエイト》《消去魔法デリート》《魔力走査魔法スキャン》…


ーーーーー


ちなみに…この世界におけるゾンビは魔物として、ある程度の知能を持っていますから混乱もしますし情欲も湧きます。感染はしません。

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