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沢木先生お題シリーズ

コーヒータイム(お題小説)

作者: りったん
掲載日:2011/12/18

沢木先生のドSなお題に基づくお話です。

お題はタイトルどおり、「コーヒータイム」です。

すみません、沢木先生、追いつけませんでした(汗)。

 律子はスットコドッコイなOLである。


 週末に控えたクリスマスのせいで、最近いつにも増して落ち着きがない。


「うおお! どうしよう、クリスマス!?」


 律子が叫んだ。


「何よ、それ嫌味?」


 同期の香がムッとして言った。


「何でよ?」


 律子は口をヒョットコのように尖らせて言う。


「クリスマスは藤崎君とホテルでディナーとか言ってたくせに」


 前の彼と別れて、最近新しい恋人ができたばかりの香は、聖夜の予約を取れなかったのだ。


「違う、違う。それじゃなくて、カードの支払が大変なのよ!」


 律子が目を血走らせて言うが、


「ああ、はいはい」


 香は呆れて背中を向けた。


「わーん、香に見捨てられたあ」


 律子得意の嘘泣きのため、誰も相手にしてくれない。


 頼りの藤崎君はまだ出先から帰って来ていない。


「律子先輩、コーヒータイムにして、落ち着いてください」


 新人の蘭子が淹れたてのコーヒーを持って来てくれた。


「気が利くわねえ、蘭子ちゃん」


 わざとらしく須坂君の方をチラ見する律子である。


 須坂君も慣れたもので、気づかないフリをして電話をかけている。


「そう言えば、蘭子ちゃんはクリスマスの予定あるの?」


 律子の知りたがり病が始まった。蘭子はピクンとした。


 それ以上にピクンとしたのは須坂君だ。


「残念ながら、予定ないんですよね」


 蘭子はテヘッと舌を出してみせる。


 それが全然嫌味でないのは、若さ故だと思う律子である。


「そうなんだ。寂しいね」


 律子はまた須坂君をチラ見だ。


 須坂君は思った。余計なアシストをしないで欲しいと。


「ええ。寂しいですよ」


 何故か蘭子も須坂君をチラ見した。


 悲しい事にそれに気づかない間の悪い須坂君である。


「バカ」


 蘭子は誰にも聞こえないくらい小さな声で言った。

お粗末様でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] ……今回も平井課長の出番は無しか (´。` ) =3
[一言]  こう言う話題を取り交わすのが、コーヒータイムにはぴったりですね。  さりげなく水を向けるような最後の展開が良かったです。  幸せになれますようにと思います。    
2011/12/18 17:17 退会済み
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