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創造神の遊戯  作者: 面白味
創造神初めての冒険
16/54

15話 新たな依頼

ネタネタネタネタネタネタネタネタネタ¯\_(͡°͜ʖ͡°)_/¯


拠点の大広間にて。

仲間たちが訓練や談笑をしている中、ラフィーナは机に突っ伏したまま、ぼんやりと意識を漂わせていた。


(……あの時の……)

思い出すだけで頬が熱くなる。

あの鋭い気配の森狼の群れ。振り返れば狼の牙が迫っていた瞬間、彼に抱き上げられて――救われた。


胸の鼓動が未だに落ち着かない。


「……ラフィーナ」


不意に名を呼ばれ、ラフィーナはびくりと肩を揺らした。

振り向くと、そこには長い金の髪を揺らす女――クラン《暁の羽根》が誇るSランク冒険者の内の1人す、シルヴィア・オルディスが立っていた。


銀の鎧に身を包み、背には片刃の大剣。凛としたその姿は周囲からも畏敬の目で見られる存在。


「な、なんでしょうか、シルヴィア様」

ラフィーナは慌てて姿勢を正した。


「さっきから、様子が変よ」

シルヴィアは机に手を置き、鋭い視線を向ける。

「依頼から帰ったばかりなのに、報告の後はずっと夢見心地な顔をしている。皆心配してるわよ。……一体、何があったの?」


「い、いえ……なにも」

ラフィーナは視線を逸らす。だが、耳の先まで赤くなっているのを隠せなかった。


「……嘘ね」

シルヴィアの声は低く、しかし冷たさはない。

むしろ、姉のように心配している響きだった。


「あなたほど冷静な娘が……こんな顔をするなんて。よほどのことがあったのでしょう」


ラフィーナは言葉を詰まらせる。

エドガーの名を口にしたい衝動に駆られるが――「秘密にする」と約束した。

唇を噛みしめ、小さく首を横に振る。


「……申し訳ありません。個人的なことなんです」


シルヴィアはしばし沈黙し、その後ため息をついた。

「そう……なら無理には聞かないわ。ただ、気をつけなさい。女の顔をするあなたを見るのは初めてよ」


ラフィーナは俯きながらも、胸の内で呟く。

(……エドガー様……)


その想いは、ますます強くなっていくのだった。






街の冒険者ギルド。


夕暮れの陽光がステンドグラスを通り、賑やかな声と酒の匂いが漂う中。


空とエドガーが受付へ歩み寄ると、リーナが笑顔で迎えた。


「お帰りなさいませ、空様、エドガー様」

彼女は軽く会釈する。

「森狼討伐の報告、確かに受け取りました。こんなに数が多いのに……無事でよかったです。それと、兵士隊からも連絡がありました。街に戻る途中で賊を捕らえていただいた件、正式に感謝状が贈られるそうです」


「へえ」

空は肩を竦める。

「まあ、別に感謝状なんてどうでもいいけど」


「そういうわけにもいきませんよ」

リーナはくすりと笑う。

「冒険者としての評価に直結しますからね」


エドガーは恭しく一礼した。

「リーナ殿、ご丁寧な説明、痛み入ります。空様は謙虚でいらっしゃいますが、我々にとっては大切なことですゆえ」


リーナは目を細める。

「……相変わらずですね、エドガー様」


軽いやり取りを交わしたのち、報告は無事に終わった。

空とエドガーはギルドを後にし、その足でダリオの店へ向かった。





「おおっ、これはこれは!」

恰幅のいい中年商人――ダリオが姿を現し、両手を広げて迎えた。

「空様、そしてエドガー様! 本日もご来店いただき、誠に光栄でございます」


「……大げさだな」

空は気怠げに言いながらも、店内を見渡した。

薬瓶、革袋、採掘用のツルハシや松明、果ては宝石のかけらまで並ぶ雑多な空間。


「本日は何をお探しでいらっしゃいますか?」

「いや、暇だったから立ち寄っただけだ」

空は店内のアイテムなどを見ながら答える


「そうでしたか。では私のお願いを聞いていただけないでしょうか」

ダリオは声を潜め、身を乗り出す。

「私個人で依頼をお願いしたいのです。鉱山にて《魔鉄鉱》を採掘してほしいのです」


「採掘?」

空が眉をひそめると、エドガーが興味深げに首を傾げた。


「魔鉄鉱……通常の鉄より強度が高く、魔力を帯びた鉱石。武具にも錬金にも重宝される素材でございますな」


ダリオは頷き、額の汗を拭った。

「はい。ですが最近、その鉱山には《石喰らい》という魔物が住み着いてしまって……職人では手が出せないのです。討伐を兼ねた採掘をお願いできないでしょうか」


空は思わず苦笑した。

「いや……俺はまだEランクだぞ? そんな大仕事を、俺たちでいいのか」


するとダリオは慌てて首を振った。

「いえいえ! 私はあなた方のお力をこの目で拝見しました。あの賊を一瞬で捕らえた時から……空様がただの冒険者ではないこと、確信しておりますゆえ!」


空は黙り込んだ。

(……バレてる、か)


エドガーが一歩前に出る。

「ご安心を、ダリオ殿。空様が受けられるならば、この上なく確実な結果をお届けいたします」


「おおっ、ありがたい……! では、ぜひお引き受けいただけますか?」


空はしばらく考えた末、口元に笑みを浮かべた。

「……わかった。引き受けよう」


ダリオは大げさに両手を広げた。

「おお、ありがとうございます! 本当に、本当に助かります!」


そうして空は、また新たな依頼を受け取った。


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