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転生魔術師-転生したので魔術極めてみました-  作者: 猫叉
第一章『仲間との出会い編』
4/10

第三話「仲間」

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魔術基礎本、魔導書、魔法陣基礎本などこれらの本が沢山あった。

 「凄い数だな、500冊くらいはあるんじゃないか?」


師匠の家は小さかったが、地下にこんな大きい書庫があるなんて、最初から教えて欲しかったな。

机には栞で挟まれた読み途中の本がどっさり置いてあり、紙とペンがあった。

 「勉強熱心な師匠か…可愛い」


紙を見ていると、手紙だった。見て良いのか迷ったが見ることにした。


 (アレスへ、アレスがこの手紙を読んでいると言う事は、私に何かあった事でしょう。そんな事は置いといて、あなたに伝えたいことがあります、究極魔術についてです。恐らく私は魔術を教える時に究極より下は無いって言うと思います。これは嘘です。なんなら、禁断魔術まであります。詳細は書庫の一番端に私が作った本があると思うのでそれを読んでみてください、私の分まで頑張ってくださいね。急ぎで書いたので文が汚いかもです。)


究極以上は存在するのか、難しいのか?そんなの関係ないか、必ず師匠を受け継いでみせるよ。


書庫の端に例の本があった。

本を取り出した、しかし、本を開こうとした瞬間手が弾かれた、どう言う事だ?どうやって開けば良いのか。

魔力を込めてみるか?そんな簡単に開けるはずないか、と魔力を込めると開いてしまった。

 

 「結構簡単なのね、師匠」


本は6ページくらいしか無い、本当に書いてあるのか?


(究極魔術の上は存在しまだ見つかっていない。しかし、私は20年程かけて究極魔術の基礎を見つけることに成功した、その基礎とは中究極と特定の魔術を重ねて詠唱する事だ。まだやってないので分からないが出来るだろう)


この短い分で2ページが終了した、短すぎる…

え?20年?師匠って見た目めちゃくちゃ若くないか?

 「これは本じゃ無いです…師匠」


ページをめくった


(帝魔級魔術以上に関しては不明、1つ分かる事は天空天魔宮殿に行けば分かる可能性有り)


天空天魔宮殿?行き方については書いてないのか


(禁断魔術は自分の何かを代償に全てを可能にする魔術です。細かい肉片に使っても、蘇らせることが出来ます、

この星を無くそうと思えば無くせます、やばい魔術です。使い方に関しては不明)


本が終わった、ページは少ないがざっと究極以上の魔術は分かった、実に恐ろしい。


でも、僕の目的は決まった、天空天魔宮殿に行くことだ。


 「その前に魔術極めますね、師匠。」


魔術極めるならクエスト受けた方が良いのか?それとも独学か?


両方試してみるか、ギルド受付時間外で独学魔術だな。


僕は家を出た。



〜アスタリアギルド〜


クエストボードには、f級からss級まであった、しかし殆どがB.C級だった、ということでB級クエストを受けることにした。


受付カウンターへ紙を貼ると、


 「B級クエストのウッドデス討伐ですね、では冒険者カードを見せてくれますか?」

なんだそれ、カードがいるのか?


 「冒険者カードってなんですか?」

受付嬢もその周りも驚いていた。


 「おい、そりゃないぜ〜?そこの坊ちゃんよ」

 「初心者がB級なんて無理っしょ」

 「しかも1人」


すごく舐められてます、こう見えて師匠の弟子なんですけど

 「では、冒険者カード作りたいのですが、どうすれば良いですかね?」


 「冒険者カード発行なら、右の方向いてもらうと魔法陣があるのでそこに手をかざしてください、かざしてもらうと、カードを発行できます」


凄い親切な説明だ、周りの奴らとは大違いだ、それに胸もでk、そんな事はいい、カード発行しよう。


カード発行魔法陣の目の前まで来た、これは大丈夫だろうか、嫌な思い出しか無いが。


魔法陣に手をかざした。


 「あいつ、絶対Fだぜ」

 「いやいや、Eだろ」

 「いや、上がってるやん、そんな高い訳ないって」


わざわざ聞こえる声で言う必要無くない?

全集中で魔法陣に魔力を込めた。


キィィィィィン!


七色に光り輝き凄いオーラが出ていた、爆発はやめてくれよ?


そして、光が無くなり、目の前を見ているとカードが生成されていた。


さぁ、運命のランク発表です。


受付嬢は驚いていた、そんなに低かったのかな?


 「名前はなんて言うのです?」


名前を聞かれた、なぜだろう、凄く嫌な予感がする。


 「アレス・ドラゴンハートです」


 「凄いです、アレス様!あなたはS級ランク冒険者です!」

 

S級って、上から2番目じゃん、でも、魔力量と技術で決まるらしいからな、僕は飛んだ脳筋だ。

それより面白いのは、僕を見下していた周りの冒険者だ、みんな驚いている


 「お前等、僕の事凄く見下してくれたよね?」


周りは酷く怯え、ギルドから出ていった、実に気持ちがいい。


そんなことよりクエスト受けに行こう


 「では、さっき渡したクエスト受けても良いですか?」


 「はい、人数は1人で宜しいですか?それと、軽装備に見えるのですが大丈夫です?」

まぁ、大丈夫だろう、あと、軽装備じゃない、師匠の形見だ。

師匠、あなたのローブと魔女帽、僕で丁度良いサイズでしたよ。


師匠は小さいのにあんな大きいサイズの服を着ていたのだ。


 「1人で大丈夫です」


僕はクエストを受けた。


〜ウィルガの森〜


さ、デスウッドはどこだ?木に擬態して、見つけるのが難しいらしい。


木にデスウッドらしき者がいた、ん?擬態していて見つけるのが困難なんだろう?

簡単じゃないか、ささっと倒すか、


 『フレア・リブリア』


ボウッ!


ギャィィィィィャァァァァッ!!!


デスウッドの叫びが森中に響き渡った。

嫌な予感がするのは気のせいだろうか、


森のいろんな角度からガサガサと音が聞こえる。

アレスは杖を構えた


森から出てきたのはデスウッド15体だった、15体だと魔術でどうにか出来るもんじゃない。


生きて帰れるか?これ


アレスはどう戦うのか。


魔力ならある、しかし大量のウッドデス相手では、勝てないだろう。


広範囲魔術はどうだ?


 (広範囲魔術は強力ですがパーティに危害が及んだり、街に被害が出たりと制御が難しいです)


確かに師匠の魔術を見ていても、広範囲魔術はやっていなかった気がする。


じゃあどうする?


 (そこで、広範囲以外の魔術で大量の魔族に勝てる方法があります。攻撃魔法陣(複製魔法陣)です)


そうだ!攻撃魔法陣だそいつを使えばって魔法陣詠唱は勉強してなかったな。


気合いで行くか

「おい、ウッドデス!お前等が行くのは地獄だぜ?」


ギャギャギャギャァァァァッ!!


ウッドデスは激怒したかのように叫び始めた。

耳が痛い、鼓膜が破れそうだ…だがこれも作戦の内、相手を怒らせる事により、衝動的になるのだ。

これは、勝ったんじゃな…?!?!


アレスは震えていた、ガクガクと。

激怒したウッドデスはデカくなったのだ、先程の2倍はあるだろう。


やべぇ、これ死ぬんじゃねぇか?


いやちょっと待て、僕はまだ魔術を使っていないだろ、使えば何とかなるはずだ。


自分の魔力を盛大に込め、詠唱した。


「炎火の如く舞いし火よ、我が力を宿し敵を打ち砕け!」

        『フレア・ストーム』!!!


杖から出る炎は槍の様な形となり、地面を焦がしながら敵に迫った。


ドォォォォォォォンッ!!!


魔術が衝突し、煙が昇る。

やったか?


魔術は炎が体を貫くように激しく燃え上がったが、ウッドデスの姿はまるで大地に根を張った古木のように揺るがなかった。


 「嘘だろ?お前傷ついて無いじゃないか…」

次は何を使えば良いのか、しかし中級魔術が無意味だったのだ、師匠なら何をするのかな。


と考え事をしていると、彼の背後にウッドですが襲いかかる。


 「師匠、僕は何もできませんでした」


1つの斬撃と共に目の前のウッドデスは急に崩れ落ちた。


なんだ、夢でも見ているのか?


 目の前には、青髪の高身長美少女が立っていた。

 

 「あんた、大丈夫?1人でウッドデス行くなんて、しかも魔術師って死にたいの?」

なんだ?この超絶美少女は!いやでも、師匠の方が可愛いけどな。


 「大丈夫です、助けてくださりありがとうございます」


 「なら良かった、あんた名前は?」


 「僕はアレス、アレス・ドラゴンハートです。あなたは?」


 「私はフィオナよ」

名前まで美しいとは、流石だ。


 「あんた、何で1人で受けたのよ」

フィオナは質問をした。そりゃ誰もが聞くだろうな、何せ魔術師だし


 「僕は行かなければいけない所があるんです、ですが僕の強さじゃ行けないので特訓しようと…」

フィオナはアレスに近づいた。


ペチン!


 「え?」

僕は頬を叩かれた、なぜ?


 「あんた、行きたい所があるとか言う簡易な理由でB級クエストを受けるなんて、馬鹿じゃないの?もし、私が来てなかったら、あんた死んでたのよ?」


確かに行くなら複数人だよな。

僕は昔からこうだ、周りが見えなくなる。


 「ごめんなさい、次から気をつけます」


 「あんた、行きたい場所ってどこ?そこまで送ったげるわ」


何、送る?宮殿の場所が分かるのか?いや、まだ宮殿を口に出していない、恐らく無理だろう。


 「天空天魔宮殿に行きたくて、その、助けたい人がいるんです」


フィオナは斧を落とした。


 「私も天空天魔宮殿に行こうとしてたのよ、場所はわかるの?」

フィオナは必死になって問いかけてきた。


 「いえ、まだ場所は分かりませんが、それがどうしたんですか?」


 「私も天空天魔宮殿に用があるの」

何があるのかは知らないが一緒に目指した方が良さそうだ。


 「一緒に天空天魔宮殿へ行きませんか?」


 「いや、でも私はさっき叩いたりとかしたのよ?」


 「そんなの気にしませんよ、なんならもっと叩いてください僕の準備不足ですし」


 「分かったわ、貴方のパーティメンバーに加入するわ」


アレスのパーティにフィオナが加わった。


 「じゃぁ、私は宿を借りてくるわね」


 「その必要はありません、アスタリアに僕の家がありますので」

アレスとフィオナはウッドデスの欠片を取りギルドへ向かった。



〜アスタリアギルド〜


 「アレス様凄いです!ウッドデスの欠片をこんな大量に、しかも上級ですよ?」

あぁ、僕はS級冒険者なので。(フィオナのおかげである)


 「こちら20金貨です」

金貨20枚って凄いのか?まぁ良いや、師匠の家に使いきれないほどの金貨があるし。


 「フィオナ!夜ご飯にでもしましょう、何食べたい?」

ギルド内にあるテーブルに座り要望を聞いた。


 「ポークピック、いやフラスバード、後これも良いわね!」

フィオナは喜んだ顔をしながら沢山喋った。


 「沢山頼むんですね」

アレスはフィオナの顔を見ながら微笑んでいた。


 「あっ、頼みすぎちゃった、ごめんなさい」

別に気にして無いから大丈夫だ。


 「好きなだけ頼んでください」

彼女は笑った、美人でかっこいいと思っていたが意外と可愛い。


 「ありがとアレス!私ここ数日ちゃんと食事出来てなかったの」

出来てなかったのか何でだろう。


 「何かあったんですか?」

こんな強いのに食事出来ないなんておかしい、きっと何かあったのだろう、は?!?!もしかして、ダイエット?

やばいぞ…聞いてはならぬ事を聞いてしまったかもしれない…終わった


「私、ここには1週間前に来たんだけど、武器商人に冒険者カードを盗まれちゃって..」

何だ違う理由なのね、危うく死ぬかと思ったぜ?


 「冒険者カードなんてまた作れば良いじゃ無いですか」

作る金貨が無かったのか?


 「一度発行した者は二度発行出来ないの、カードは高く売れるから」

そうだったのか、じゃぁ取り返すしか無いじゃないか。絶対許さねぇぞ、武器商人め


 「では、フィオナのカード僕が取りに行きますよ」

命の恩人だ、助けない理由は無いだろう。


 「あなた1人で大丈夫なの?ウッドデスに殺されかけてたじゃない!」

ぐふっ…ウッドデス…あれは思い出したくない、トラウマだ。


 「一般人相手なら大丈夫です、安心して待っていてください」

それに、僕は自信があるのだ、新しい魔術を覚えたからな!


 「じゃぁ任せるわね、気をつけて‥アレス」

 

 「はい!行ってきます」


僕はフィオナの冒険者カードを取り戻すため、武器商人の所へ行くことにした。


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