プロローグ
初心者ですので、改善点があれば教えてくれると助かります。
目の前を見ると、中世風な建物が並んでいた。
「ここは...どこだ?」
辺りを見渡すと、耳が長い..恐らく長耳族だ。他にも獣の見た目をした獣族?がいた。
夢でも見ているようだ、それにしても、リアル過ぎる。
ずっとここにいたい...
と、思った瞬間、急に頭に激痛が走った。
「うぐっ...!がっ....」
目の前が真っ暗になった
目が覚めると...
「死ねよ、お前キモいんだよ。」
僕は目の前の男子に殴られながら暴言を吐かれた。
夢から覚めたのか。
そう、俺は虐められているのだ、味方などいない。
それにしても、あの綺麗な世界に行ってみたい、
などとよそ見をしていると、財布を取られた。
「どれどれぇ?何枚あるのかなぁ?」
男子は財布を漁った。が、何も無い
ガシャァァァンッ!
僕はロッカーに飛ばされた。痛い
「おい、何も無ぇじゃねぇか!」
男子は凄くキレている、なんて理不尽な奴なんだ。
「ごめ..んなさ...ぃ」
男子は更に財布を漁り始めた。
「なんだぁ?このカード」
あれは、僕の命より大切な推しのカードじゃないか!
今すぐ取り返そうとした瞬間だった。
ビリッー
その時、僕を制御しているリミッターが解除され、男子を殴っていた。
しかし、反撃された。
いじめられっ子がいじめっ子に勝てるわけ無いじゃないか、僕は馬鹿だ
「痛ぇな、許さねぇぞ」
奴はいなくなった、ホッとする
殴られすぎて、体が傷だらけだ。
親になんて言えば良いのだろうか。
「そんなことより、夕飯買いに行こ」
僕はコンビニへと、夕飯を買いに行った。
テレッテレッテレッ
コンビニ内の客は引いた様な顔をして見ている。
自分でも分かるくらいの、大怪我だ
そして買い物が済み、外を出た瞬間だった。
プァァァァァァァンッ!!
「え?」
凄く光輝いたものがこちらに突っ込んできた
キキキキィィィィン!!ドンッ!!!!
一瞬の出来事で良く分からなかったが1つ分かることが、
“僕は死んだんだな”
特に何かを得られたわけでも無い、殺されたのだ。トラックに
それにしても、目の前が真っ暗だ、意識はあるのか?
いや、目も見えず体の感覚は無い、それと、体が無いような感覚だ。
この後どうなるのだろうか、転生しないのかな
転生するなら最初見た美しい街へ行きたい。
それと、
“もう一度、やり直したい”
すると、後ろから声が聞こえた。
『こんにちは〜、ん?おはようかな、どっちでも良いか』
急に目の前が見えるようになった、真っ白だ
目の前に可愛い女性が立っている。
『簡潔に言います、あなたは死にました』
「は?」
思わず声に出てしまった。簡潔と言っても、簡潔すぎないか?
『流石に簡潔過ぎたかしら、あなたは虐めに遭い、買い物の帰り道でトラックに轢かれて死んだのよ』
自殺では無いようだ、そこは安心できる。
だが、僕は一体どうなるのだろうか。
「お前は一体、誰なんだ?」
みんな気になるであろう、目の前の女性は一体何者なんだ。
『私はあなたの脳内にいる神様よ』
僕は、ますます意味わからなくなった。
脳内ってなんだよ、目の前にいるじゃねぇか。
「脳内?目の前にいるじゃないか」
『そんなこと気にしなくていいわよ、それよりどうするの?』
話を逸らされた、なんだこいつ。
人の話くらい聞けよ。
「どうするって、何を?」
神様?の言ってる意味が分からなかった為、聞き返した。
『どうするって、あなたの今後を決めるのよ』
怒られた、これはしっかり説明しなかった、神様が悪いじゃないか。
それより、今後を決めるだと?転生出来るのか?
「あの、転生..ですか?」
自信無さげに喋ると、
『まぁ、その手もあるわよ』
神様の発言により、僕は、驚きを隠せなかった。
「転生するなら、中世風で美しい街並みの世界にしたいです!」
なんて言われるだろうか、恐らく却下だろう。
いくらなんでも、都合が良すぎる。
『いいわよ、それと後1つ、チートはいる?』
チートも付与してくれるのか?
最高すぎるだろ、でもチートは要らない。
自分の力で人生をやり抜きたいのだ
「チート付与は嬉しいが、僕は要らない..」
この選択が正しいはずだ。
『そう、なら良いわ、いってらっしゃい』
パチィンッ!!
彼女が指を鳴らすと、僕は意識が飛んだ。
異世界が楽しみだ。
『あのこ、弱いから私の魔力の半分をあげるわね。』
神様はボソッと何か言った。
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