大罪人として処刑された元聖女はのちに知る。私を殺した元婚約者は闇が深いヤンデレ騎士だったのだと。
処刑台にて、聖剣が胸を貫く。侯爵令嬢、フェリシア・ド・オルゼリアンは18歳という若さでその短い生涯を終えた。元婚約者であり執行人の聖騎士、クラウス・ベルシュタインの手によって。度重なる大罪で死刑となった私。「どうして俺を選んでくれなかったんだ」死に際に聞こえた愛する人の声。は?私を選ばなかったのは貴方でしょ!?貴方こそ聖女様の味方して私を裏切り、何の罪も動機もない私を悪女だと陥れたじゃない!なのに、どうしてそんな顔してるのよ…。死を受けいれ目を閉じて──あれ?目が開いちゃった。私死んだんじゃないの?どうして体が縮んで…ええ!?時間も巻き戻ってる!?死に戻った元悪役(を演じた)令嬢は、前回の記憶を元に人知れず第二の人生を歩んでいく。もちろん、今世は貴方と一切関わらずに生きていくつもりよ!──そうして第2人生序盤から前回と違う選択を選び過ごしているのだが……、おやおや?婚約者の様子がおかしいぞ…??
序章
こうして私は一生を終えた
2024/10/07 11:00
フェリシアの思惑
2024/10/07 11:00
(改)
目覚めた第2の人生
2024/10/07 11:00
(改)
サプライズ・プレゼント
2024/12/25 19:00