まいごの みーこ
あるよる みーこは おそらに まよいこみました
「おまえは だあれ? どこから きたの?」
あごの とがった おつきさまが いいました
みーこは こたえられません
みーこを しっている だれかを さがすことになりました
にじいろの ふくを ひきずって おほしさまが きました
「にじいろの おほしさま、みーこのこと しりませんか?」
「しらないね。おまわりさんなら あまのがわに いるよ」
おつきさまと みーこは あまのがわに きました
あまのがわには おほしさまが たくさん いました
「おほしさま、おまわりさん しりませんか?」
「おまわりさんは あそこだよ」
やさしい おほしさまが おしえてくれました
「おまわりさんの おほしさま。みーこのこと しりませんか?」
「いいや、あまのがわでは みない かおだね」
おまわりさんも みーこのことを しりませんでした
にじいろの おほしさまが また やってきました
「ちょっと ひとっぱしり
おひるの そらに いってきたんだ
きみのことが わかったよ
まぶしい おひるの おひさま」
そうです
みーこは おひさまだったのです
みーこは ひるの そらに かえりました
けれど おつきさまは みーこが しんぱいです
だから おつきさまは ときどき ひるの そらに やってくるのです