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イノセントフラワー  作者: こじー
かすみの章
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理不尽

「おーい、かすみーいるかー?」


ドンドンと扉を叩く音とそうたの声が聞こえる。


「はーい……。どうしたの?そうたこんな朝早くに……」


私は玄関のドアをガチャっと開けた。外の光が眩しく、寝起きの私には目がチカチカした。


「いや、もう昼なんだけど……」


「え……?嘘……」


「ほんとだよ。ほら」


そうたに携帯を見せられて、携帯の時間が13時になっているのを見た。


「ほんとだ……。嘘だ……!!休みの半分を睡眠に取っていたなんて!!」


私は絶望した。折角の休みだよ?学校でわーい遅刻だーじゃないんだよ?勿体ないじゃん。遅刻も良くないけど。


「ところで今日はなんの用?何か約束してたっけ?」


昨日のつくしちゃんとしおりちゃんの事もあり、また約束忘れてるのでは無いかと怖くなった。


「いや、特に何も。暇だったら」


そうたが私から顔を背けて言った。暇って言うのが恥ずかしかったのかな?


「あ、そうなんだ……。よかった……」


私は私で忘れた訳じゃ無かった為ほっとした。


「で、かすみは暇なの?」


「うん。暇だよー!ま、まだ準備出来てないから上がってよ」


「おう」


そうたは私の家に上がり、リビングに向かった。


「お、おい!かすみ!」


「んえ?どうしたのそうた何かあった?」


そうたが急にこっちに向かって走って来た。


「お、おま、服!」


服……?服がどうかしたのだろうか。眠気であまり回転しない頭で数秒考えてある事に気が付いた。


「あ!!!畳んだ服片付けて無い!!」


明日やろうと思って下着とか服とか出しっぱなしにしてたんだったのを思い出して急いで片付けた。


「下着……見てないよね?」


分かっていた。あんなに急いで来るからには見ているって知っているけど聞かずにはいられなかった。


「ご、ごめん見た……」


「ば……ば……ばかぁ!!!」


私は顔を真っ赤にしてそうたをほっぺを叩いた。


「理不尽だ……」


倒れるそうたを見て私もそう思った。

今回は前回の作品に無い日常の話になります!

日常回を増やして行きたいです!よろしくお願いします!

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