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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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11/90

再び希望を掴む

「おはよーしおんちゃん」


「おはよー中村さん」


今日は学校の為いつも通りに登校した。いつも一緒に行くかすみちゃんがいない為、最近は1人で登校している。


「今日はしおんちゃん調子良さそうだね?何かいい事でもあった?」


クラスメイトの中村さんにそう言われ私は自分の顔を触ってみた。


「え、そう見える?」


「うん。前はゾンビみたいだったからね」


中村さんは笑いながら言った。


「ゾンビなんて酷いよ!でも、多分そうかも。希望が見えたんだもん」


「希望?なんの希望?」


「それは秘密ー!」


ユーカリとイノセントフラワーと【イリミネイト】の事を中村さんに話してもきっと伝わらないだろうから言わないで置くことにした。

私は元気に中村さんにそう答えた。



夜になり、私に緊張感が走る。いつも寝た時に真っ白な世界に行く為、多分寝たら【イリミネイト】と戦わなくては行けない。


「ふぅ……。かすみちゃんを助ける為に頑張りますか」


私は頬を両手で叩いてやる気を入れた。


「やぁやぁ、昨日ぶりだねー」


ユーカリがいつもと同じように挨拶をした。私の近くにはあんずちゃんとアロエちゃんがもう来ていた。


「じゃあ、そろそろ【イリミネイト】が来るけど大丈夫?」


「そう言えばユーカリってなんで【イリミネイト】が来るタイミング知ってるの?昨日の時点でもう来ること分かってたよね?」


アロエちゃんが首をかしげながらユーカリに聞いた。


「それはね、企、業、秘、密、だにゃん?」


ユーカリは1文字ずつ強調して話していた。


「むぅ。可愛いけど結局分からないまま」


アロエちゃんは不服そうに答えた。

ふぅ、危ない危ない。私もユーカリの可愛さに我を忘れるところだったよ。


「それは答えられないんだよねー。ごめんね?こればっかりはね?」


「じゃあ、しょうがないね。まぁ、知った所でどうでもいいんだけど」


アロエちゃんは気にしてない風にいつもの表情に変えた。確かに来るタイミングが知ったところでどうせここに呼ばれるのだから敵からの不意打ちはありえないし、知っててもどうでもいいだろう。


「これを知られたら君達が僕の言うこと信じてもらえなくなるからね」


ユーカリが小さい声で言ったことを私達は誰も気づかなかった。


「じゃあ、3人共。そろそろ【イリミネイト】が来るよ」


私達はビー玉を持ち、3人共変身した。


「あっ、わ、私も……でも……前みたいなやつが出てきたら……」


あんずちゃんは今も震えている。

私も前回みたいなやつが現れると思うと、足が震えてくる。


「「「「KUOOOOOO!!!」」」」



今回は兎のような【イリミネイト】だった。見た感じ軽く見積っても100体以上は必ずいる。


「いや、今回の【イリミネイト】多くない!?1体1体はそんなに強くないけどさ」


前回の敵は1体だったのに対して、今回の敵は何体いるのか分からない。私は槍を【イリミネイト】に1体ずつ突き刺して後ろに避ける攻撃を繰り返しながら毒づいた。


「確かに。これじゃ拉致があかない。私の泡で何体か一気に倒れるけど、これでも間に合わない」


アロエちゃんもあまりの【イリミネイト】の多さに疲れを見せながら泡を作って敵に飛ばしている。


「あんずちゃん!そっちは大丈夫?」


「全然大丈夫じゃないですー!!きゃあぁぁぁ!!来ないでぇぇぇ!!」


あんずちゃんは盾で身を隠しながら【イリミネイト】の攻撃を防いでいる。攻撃は今は1度も受けては無いが、そろそろ数で押され倒されそうだ。


「あんずちゃん!今助けるから!」


私は槍に力を込めてあんずちゃんを襲う兎達に飛んで行った。そしてうさぎが沢山倒れて行った。けれどまだまだ【イリミネイト】は沢山いる。


「あんずちゃん大丈夫?」


「か、かすみさん。ありがとう……ございますぅ……」


「でもこの数をよく耐えたね」


「はい……。この盾があったので」


あんずちゃんの身長を超えるくらいのかなり大きめな盾を私に見せた。この盾はかなり強度が高いのだろう。傷1つ付いていない。


「あんずちゃんの盾の能力って傷が付かない事だけなのかな?」


「ど、どうなんでしょう……」


あんずちゃんが首を傾げると盾が光出した。


「え、え???」


あんずちゃんは何が起こっているのか全く分かっていなかった。私もなんで盾が光っているのか分かっていない。


それを見た【イリミネイト】達がアロエちゃんを無視してここにいる【イリミネイト】全員でこっちに向かって来た。


「なんで?なんで?なんで、なんでぇぇ!!こっちに来るのぉ!?」


あんずちゃんは叫びながら盾を持って防いでいる。私もなんとかあんずちゃんのフォローをしている。


「そっか。あんずさんの本当の能力分かったかも」


アロエちゃんはそう呟いた。

また少し空いてしまいましたがお久しぶりです!

今回は2度目の【イリミネイト】戦。遂に戦いに巻き込まれるあんずちゃん。次回のあんずちゃんの活躍を楽しみにして頂けたら嬉しいです!!

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