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俺は単独行動が好きだ。

実は小さい頃は単独行動が苦手だったのだが、最近単独で行動するのが楽しい。

1人で食べ歩きをしたのを記録した某雑誌に憧れを抱き始めたのもその一因だろう。

そうなったのは騎士団に入ってからなんだよな。

多分、今までは剣術が趣味だったけど、剣術が仕事になり趣味がなくなったからだと思う。

趣味がないのは寂しいよな。

と、趣味の話がしたかったのではなく、戦闘の話がしたかったのだ。

俺は集団戦法が苦手だ。

元々セキツイで考えて行動するタイプだから、作戦というものが理解できない。

いや、馬鹿って言うなよ。頭は良いんだ。

………多分。

一度覚えたことは永遠に記憶し続ける能力はあるんだ。

俺は作戦の本番に弱い。

人が大勢いると、思考が停止して足手まといにしかならなくなる。


ニコレは司令塔が向いてるな


と、ウィルは言ってくれる。

そうはいっても、司令塔なんて上部の人間がやることだから、俺はうなだれた。

あと、俺は気が短いから司令塔も向いてない。

みんなに説明してから行動するのって面倒なんだよ。

騎士団に入るまでは、俺何も考えずに生きてたから人になんて出来るもんか。

ここで上官にしごかれて、考えて行動することを覚えたが。

まあ、まだまだなんだけど。




俺はそんなことを考えながら樹海の森へ入っていった。

見た目よりも木が生い茂っているようで、森の外とは うって変わり夜のように暗い。


「うひょー、怖ぇーな。多分勇者専属騎士団に選ばれるやつはびくともしてない奴なんだろうなぁー」

隣に突然現れたのは同期のコレルリア。

お調子者で、よく羽目を外すが上官には一目置かれるほど剣術の腕前は高い。

オシャレな一面もあり、今日は青のバンダナを頭に巻いている。

彼と目が合って、なっ、というようにこちらに同意を求めてくる。

「君はいつも通りじゃないか。俺なんてこの通りビクついて、ゆっくり周囲を見ながらしか進めないよ」

俺はちらりと彼を睨んだ。

まさか一緒に行こうとは言わせまい。

「そう見えるか?じゃ、俺が選ばれるかもな!」

杞憂だったか。

そりゃ強いこいつに俺がついていっても邪魔になるだけだし。

「なぁ、お前」

「ん」

「俺、確実に勇者専属騎士団にはいりたいんだ」

向上心のある奴だ。

「でも俺強いから1番早く抜けることは簡単だからさ、仲間との協調性とかあることも見せたいわけ」

「へぇ」

「お前、いつも考査上位だろ、俺と行こうよ。もう1人こいつマリウスもいるんだけど」

と、彼の腕によって人混みから引き寄せられたのはがっつり筋肉質の赤毛の男だった。

「ぁんだよコルレリア」

頭をガツガツかきながらマリウスはコルレリアに不機嫌極まりない声で言う。

「俺らとさパーティ組むやつ、こいつでいい?」

「こんな貧弱そうな男をか」

「お前からしたらみんな貧弱だろ」

「コルレリアは強いぞ」

「と、まあこんなやつだ。よろしくな」

おいおい、待てよ。

俺の返事は?

勝手に決められちゃうのかい。

「俺は・・・行くつもりないぞ、集団戦法は苦手なんだ。別に勇者専属騎士団に入りたいわけでもない。そういうのは他を当たってくれ」

頑張った俺!

成績優秀者に刃向かうのは勇気がいる。

刃向かった相手がのちの上司になってしまっありすることもあり、そうなると1人だけ減給だの雑用に追われるだの、、と俺の父さんみたいになって母さんに振られ自分は過労死。

あぁ、父さん俺やっぱりあんたの息子だよ。

こいつが勇者専属騎士団に選ばれなかったら一貫の終わりだ……。

「そーかよ、俺の命令に従えないってか。せっかく作者が俺も主要人物にと凝った名前をつけてくれたのに」

「そ、それはびっくりだが ありがとう。聞き分けてくれて」

「フン、別にあんたがいないくらいで俺は騎士団落ちたりしねえから。許してやんよ」

許してくれた。

よかった、と思っておこう。

それなら最初から誘うなって話だけど黙っておこう。

とりあえず彼らはスタスタ先を歩き出したので俺も森の奥に入って行くことにした。


精霊とかいるかな。

いたら契約とかしてさっさとクリアしていきたいもんだ。



俺は周囲を目を皿にして見ながら進みだした。



今回はおそらく誤字、脱字多いと思います。

話が分かりにくいかも しれません。

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