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*Twitter* 【#140字小説】

*X(Twitter)*【#140字小説】No.281~290

作者: jewemi❀

No.281【#なんだか不憫】

https://youtu.be/aNDbUbkC8ls?si=e_8ZpfzIFd-HEhVP


リア充な同僚に期待も嫉妬もしない。私は仕事が好きで、責任もある。PCを叩く指先に神経を集中させ、とにかくプレゼン資料を仕上げ…「今から好きな人に会えると想うと…幸せ♡」何をうっとりキラキラしてるのよ。私はあんたの代わりに残業でシワ寄せ。やっぱリア充は期待できないし、私も彼氏欲しい。



No.282【#なんのつもり】


いつもフリーで来る常連客が苦手。顔も良くないし、ハウスボトルだし、女の子に飲ませないし金払いも悪い。おまけに会話もつまらない。だから言ったの、「あなたの席イヤなんで誰か指名して」て。さすがに黙って不機嫌そうにボーイを呼んでたよね。「場内…と最高の嫌がらせをありがとうございます。」



No.283【#嫌よ嫌よも好きのうち】


「ママをいじめるな!」なぜ起きた。「えーと…ね、パパはママをいじめてたんじゃなくて…や、意地悪は…その…少し…してた?かな?あはは。」何言ってんだ、俺。「大人はね、嫌って言ってても…むしろ喜んでたりする?ていうかな?ね?ママ」おい、狸寝入りヤメロ。息子が起き、俺の息子と嫁ご就寝。



No.284【#血筋】


家族旅行で奈良に行った時の事です。公園で鹿に煎餅をあげる体験をしました。穏やかな緑の中、それは本当に突然でした。鹿に頭突きされました。血は争えないとかいうけど、こういうことを言うのでしょうか?数日前、お父さんの実家から届いたジビエ料理を食べたんです。もしかして…身内の方でしたか?



No.285【#マリッジブルー】

https://youtu.be/lTyzbMfNelo?si=6VRCK32TgiHSCrMt


「はぁ~…結婚式かぁ。」目前に迫る人生の門出に心が晴れぬ。「何よ、マリッジブルーてやつ?」娘の気も知らないで、お母さんは気楽なものね。「長い間…」三つ指ついて「お世話になりました。」座礼する。「幸せになるんだよ…今度こそ。」私は未婚だっつーのに、母親が2度目の結婚式を挙げやがる。



No.286【#SM】


「Sだったよね?」「チョッ声大きいよ!」顔真っ赤だし。「私…どちらかというとMだし…?」モジモジすんなし。「まぁ、SはMであったりもするっていうけど…それにしても…」「なんか、その…彼氏が目覚めちゃって…」ヤバイな。「スイーツ食べ放題攻めた結果…Lサイズに♡」幸せ太りならいんじゃね。



No.287【#笑い皺】


縁側で大好きなお爺ちゃんとのんびりお茶を飲める田舎が好き。お爺ちゃんはいつも微笑み、目尻に深いシワを刻む。良い生き方をしてきたんだろうな。「茶請けに卵焼き食べる?」「わーい!お母さんの厚焼き卵大好き!」「私のは甘くないやつね。」「人生のようにか…」一層深い目尻のシワが実に不気味。



No.288【#マスク生活の弊害】


「聞いてる?」クスッと爽やかに笑い、私の頭をポンとする同僚。相変わらずイケメンだな。前なら、ときめいてたのに。やっとマスクを外すようになり…あんたの口臭が酷くて話が全然頭に入ってこないわけ!何その生臭いドブ川のような腐臭!やっぱりマスクしてほしい…あ、でもでも、眼福は捨てがたい。



No.289【#上の怪】


うちは老夫婦アパート暮らしなのだが、このところ、夜中に上の階からドスンッと人が倒れたような鈍い音がして懸念を抱く。「良い子だし、若いから心配よね。」妻も気にかける。そんな折、買い物帰りに上の住人と出くわす。理由を妻に話すのは、やめておこう。「酔ってすっ転ぶんす。」ファンやめます。



No.290【#いくらでも回転する】


「はなび!」「はなび~!」前の席では家族連れの姉妹が騒いでいる。夏休みに花火でもしたのだろうか。「はなびー!」「せんこせんこ!」1000発上がった花火大会だったのかな?「はーなーび!」なるほど。口の中でプチプチと線香花火のように、いくらが弾けた。柔軟な頭は想像力をいくらでも発揮する。

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