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平和への瀬戸際   作者: 自称第二次世界大戦研究班
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ラインラント進駐の阻止についての考察

ラインラント進駐を防ぐとは言っても、その主目的は英仏のどちらかもしくはどちらもがドイツに対し積極的介入の意志を見せ、ドイツが対外拡張政策に出られないようにけん制することである。 そのためには軍事行動しかないと考える。その理由としては、経済制裁をすることはエチオピア侵攻時のイタリアのように効果が薄く、効果が表れすぎると史実の大日本帝国のようにドイツが暴発する危険があるためである。

そして具体的にドイツをけん制する軍事行動としてはフランス軍の数的有利を生かし、ドイツ軍が実際に進駐した軽装備の19個大隊(約2万人)を上回る小規模戦闘部隊をラインラントに出兵させ、警察行動の延長として占領することで戦争の可能性を減らすことで可能にすることである。繰り返すが、実際にヒトラーは部下の反対を押し切ってラインラント進駐を決行しており、フランス軍が動けば即座に撤退することを指示していた。このことからけん制的軍事行動が安全に行われるというのはフランスにとって千載一遇のチャンスであった。

そしてそれを可能にするのはきちんとした情報収集と平和を守るためにはリスクもいとわないという強い覚悟で、つまり戦勝国の地位にあぐらをかかず、戦争はだめだと嘆き与えられた平和にしがみつくことをやめ積極的に平和を守るために身をささげる意志であった。 

これはフランスが世界平和の主導権を握るということと同義であり突き詰めれば軍や政治家が自分の仕事をしていれば十分達成可能ではなかったのではないかと考えた。 


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