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第9話 才能の片鱗

マンス王は説明を聞いてる最中ずっと目が点になってた。


そして説明後に一言。


「ずるい……」


うん、わかる。


ずるすぎだよねあの才能。


「とりあえず食料はこれで何とかなるのは分かったと思うけど、ほかは大丈夫そう?」


「ああ、問題ない。あとはこっちでうまくやろう」


「じゃあ、あとはよろしく」


話を終えるころ家のほうも魔王が連れて来た職人によりいろいろ変わっていた。


まず扉がついた。


二つではなく一つだけど。


もともと二世帯住宅のように入口が二つに分かれていたのを一つの家にしたようだ。


マリアスたちが俺とカレンの関係を職人に話したのだろう。


それは一向にかまわない。


でもなんだ?


不穏なセリフが聞こえる。


「寝室をもっと広くしてください。それから寝床は最低でも4人は寝れるようなベッドをお願いします。ああ、トイレというものにつきましては片方を寝室内にしてもう片方を客室用にしましょう。食料を置く部屋も別で増設お願いします」


ちょっと待った。


4人は寝れるベッドってなんだ。


2人で十分だぞ。


マリアスに声をかけようとするとレイシェンが立ちはだかる。


「家のことはお任せくださいセージ様。何の問題もございませんよ」


いやどう考えても問題しかないだろう。


カレンに異世界送りにされたいのか?


「カレン様の承認も得ています」


「え?」


カレンを見る。


「……」


なぜ目を逸らす。


「……カレン?いいのか?」


「……うん。私が一番だから」


「いや二番とかいらないんだけど」


「でもマリアスさんもレイシェンさんも本気だって」


いや本気だからって許されるものじゃないでしょう。


普通だったら浮気騒ぎなんですけど?


「嫌じゃないの?」


「うん……私たちまだ結婚してないし……」


うん、結婚はしてないけどダメじゃない普通?


いや、俺は嬉しいけど常識としてね?


この世界では一夫多妻が常識なのか?


でもカレンは元の世界の常識知ってるよね?


「ええっと。結婚してなくてもカレンは俺の奥さんだよ?」


顔を赤くするカレン。


「でも、マリアスさんもレイシェンさんも、その、おっぱい大きいし。とくにマリアスさん……セイジはああいうの好みなのかなって」


「いや、そんな心配いらないから。カレンが一番だから」


「私が一番ならいいの。二番目いても大丈夫だよ?」


俺が大丈夫じゃないよ!


束縛されたいとかそんな願望はないけど、逆に誰にでも手をだすなんて軽い男でもないよ!


「カレン。もっかい言うけど本当に嫌じゃないの?結婚してないのが気になるなら今すぐ結婚するよ?」


「……本当!?嬉しい!」


抱き着いてくるカレンを受け止める。


そうそう、正直に本音言って今すぐあの二人を家から出さないと。


本当にハーレムの完成だよ。


「でもあの二人に居て欲しい理由があって……」


「え?何か理由があったの?」


「うん……その。私妊娠してるから……夜の……相手できないし」


…………WHAT?


YORU NO AITE?


「いやいやいや!いらないよ!?そんな心配してたの!?」


「だって……セイジはしたくならないの?」


「え……いや……それはなるときはなるけど!大丈夫だから!」


むしろそのためだけに二人置くとかゲスの極みじゃないですか。


だめ、絶対。


「ばっちりお任せください。毎晩3回はいけます」


レイシェンだまらっしゃい!


紋所があったら目に叩き入れてるぞ!


「とりあえず落ち着いて話し合おう。中止!建設作業中止!」


作業を無理やりとめてカレン、マリアス、レイシェンと話し合う。


そもそもマリアスとレイシェンは魔王五指なんていう役どころでこんな場所にいる場合じゃないだろう。


マンスも何とか言ってやってくれ。


娘をよろしく頼む?


ふざけんな!娘かよ!


だったらなおさらダメじゃ……三女?


代々魔王は長男長女が次ぐ?


え、マリアスって兄弟姉妹何人いるの?


兄が1人に弟が2人、姉が2人に妹が3人か……大家族だな!


いやでも魔王五指なんでしょ?


姉が二人とも嫁いで兄は時期魔王として修業中。


だからマリアスが順番的にやってただけで、やめるなら次は弟がなると。


じゃ、じゃあレイシェン!


レイシェンだって魔王五指でしょ?


部下の優秀なのに任せるからあとは良いと……。


なんだ?どうしてこうなった?


大体、好感の才能はもうないから二人の感情ってもとに戻ってるはずだよな?


二人の感情は今どうなっているんだ?


え……なにこれ。


マリアスとレイシェンの顏を見るとその頭の部分に字が見える。


ひと昔前に流行った脳内なんちゃらってやつによく似てる。


マリアスの頭の中。


(愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・肉・家・親)


えっと……。


愛は俺に対してか?


肉って腹でも減ってるの?


家、は建築の途中で止めたからか。


親はマンスがいるからだろう。


レイシェンの頭の中。


(愛・性・性・性・性・性・女・×・×・×・×)


アウト!


愛1つしかねぇから!


ほとんど性ばっかじゃねぇか!


しかも女ってなんだ!


×とかもう表記されてねぇよ!


これはあれか?


感情の才能の”あいての感情を知り”という部分の効果だろうか?


なんにしてもこんな形で感情がわかるとは……。


ふとマンス王やカレンのほうを見ると同じように文字が見えた。


マンス王の頭の中。


(娘・寂・寂・寂・寂・寂・悩・悩・疲・疲・他)


めっちゃ寂しがってますよマリアス!


あと悩みと疲れがひどい……。


誰かマンスを労わって!


俺もできる限り手伝うから!


だから今はマリアスの説得を頑張って、お願い。


カレンの頭の中。


(愛・愛・愛・愛・愛・子・子・子・妾・夫・夫)


愛がいっぱい子もいっぱい。


妾ってなんだよ妾って。


「とにかくカレン。無理にマリアスさんとレイシェンさんを受け入れようとしてるならダメだよ」


「本当に無理はしてないから大丈夫です」


そこまで言うなら信じるけど、問題はマリアスとレイシェンだ。


マリアスはともかくレイシェンは欲望の赴くままじゃないのか?


愛は確かに1個あるけどそれ以外はアウトだからね。


話し合う。


それも徹底的に。


ぶっちゃけトークも交えて本音を聞く。


その結果わかったこと。


俺は押しに弱い。


その弱さに付け込まれ結局マリアスとレイシェンも一緒に住むことになった。


泣くなマンス。


泣くくらいならよろしくとか言うな!


話し合いが終わったのは日が沈む少し前だった。


家の建設は明日続きをすることになり、今日はとりあえず作業は終了。


みんなで晩御飯を食べることにした。

ブックマークが増えてやる気に満ちた結果また一気に数話書いてしまった…

でも本当にありがとうございます!

見直しつつ掲載していきますね!


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