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異世界での武器は球だけ  作者: メルヘンの探求者
3/4

第3話始めての出会いはオッサンだった

さて、改めて確認してみるか

「ステータスオープン」


名前 ユウ・ハルノ

LV1

職業:球使い(ユニーク)

状態:パニック

HP25/25

MP200/200

SP500/500


攻撃:100

俊敏:500

魔力:0


スキル

ユニーク:球を極めし者 LV1/5

(解放:サッカー・???・???・???

・???)

パッシブ:異世界言語理解・気配察知・

状況判断:6/10・作戦立案:3/10

アクティブ:投げる10/10・蹴り10/10・鑑定


加護

地球の遊戯神の加護

地球の武神の加護

唯一神アステラの加護


称号

異世界への歪みに落ちた者・異世界人・

・球技バカ・球を操りし者


うん。何処からツッコミすれば良いのか

わからない。しかも状態パニックって・・・

しょうがないだろ…でもこういう細かい情報が

頭の中に浮かんでるからな…

「現実なんだろうかな〜」

まずは情報の整理をしよ「誰だ!?」うぇ!?

「そこのお前!!何者だと聞いている!!」

なんかいきなりムキムキのオッサンが現れた。

「いや誰だとは聞かれたけど何者なんて

聞かれてないよ?」

あ、やばい。煽ったことになるのかな?

なんか槍持ってるし、これピンチじゃない?

「ぬぅ、確かにそうだな。じゃあ改めて聞く

何者だ!!」

めっちゃ素直!

てか今更だけど初の異世界人じゃね?

「異世界言語理解」も通じてるのかな?

「えーと、わかりません。」

「・・・ふざけているのか?」

本当にわかんないからね!?立ち位置が!

…うん。異世界人がどんな扱いか知らないし

ここは定番の1つ「嘘設定」で行くか!!

「いやいやいや!本当ですから

気がついたらここにいたんですって!」

「こんな森の中にか?」

これは本当だ。

「はい。思い当たる節はあるのですが…」

ここからは嘘

「何だ?」

「えーと、俺はチキューって村に住んでたんですよ。

村のしきたりで近くの遺跡に15歳になったら

神様に祈りを捧げるとかで入るのですよ。

そこで気絶して気がつくと…」

「ここにいたということか…転移系の罠?

なぜここに来るように?…」

よし!誤魔化せた!これでもし転移という概念が

なかったりしたら終わってた。

ありがとうファンタジー !!

「それでその珍妙な服も祈りを捧げる時の

服装か?変わってる服だなぁ?」

しょうがないじゃん!?

「えぇ、まぁそう、です。」

「よし!近くの街まで案内しよう。

行くところがないんだろう?

これでも冒険者なんでな。」

おぉ!ご都合展開!てか冒険者か。

あるんだな〜

「あの、冒険者って何ですか?」

情報プリーズ

「知らない?山奥かなんかに住んでたのか?」

「はい。そんな感じです。」

「マジか?魔物もいるだろう?」

「大人たちが撃退してましたね。」

「たくましい村だな。これから森を抜けるぞ。

お前は戦えるか?」

無理!!

「いえ、村で遺跡に行った後にステータスを見て

戦えるか判断するしきたりなのでわかりません。」

というか俺のステータスって戦えるのかな?

「そうか。戦闘になったら邪魔にならないように

ついて来い。護衛してやる。」

「お願いします」

はぁ〜、取り敢えず助かった。

こっちの話も親身になって聞いてくれたし

信用してもいいよね?

「あの、お名前は?」

「ゴンドだ。お前さんは?」

苗字の概念なしと

「ユウです。改めてお願いします。」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴンドSaid


まったく。おかしなことになった。

依頼が終わって戻ろうとしたらいきなり

「なんじゃこりゃー!!??」とか

聞こえて来るからな。

声の方向に向かってみると

真っ赤で珍妙な服装をした男がいた。

一瞬血かと思ったがそれも違うしな。

一応確かめてみるか…

(鑑定!)


表示できません


できない?加護持ちか?

鑑定できたら称号でどういう人物か

多少分かるんだけどなぁ。

圧力を掛けながら情報を引き出すか。

「誰だ!!」

うむ。びっくりしてるところを見ると

気がついてなかったのか。

攻撃もしてこないし犯罪者の確率は減ったな。

「そこのお前!!何者だと聞いている!!」

「いや誰だとは聞かれたけど何者なんて

聞かれてないよ?」

ド正論が帰ってきた。

「ぬぅ、確かにそうだな。じゃあ改めて聞く

何者だ!!」

どう答えて来るかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーー


ユウが言うには遺跡から気がついたら

ここに来たと主張してるな。

山奥で世情を知らないのか時々こちらを

探るような視線が来るしな。

しかしこんなところに転移か…

しかも戦えないとか、

魔物が来たら危なかったぞこいつ。

取り敢えず被害者だとは思うから

街まで送って一般常識ぐらい教えてやるか。

なんか・・・不憫だからな

あんなボール1個でここに転移とか…ッ!!!

「どうしたんですか?ゴンドさん?」

「い、いやなんでもないぞ?」

笑いながらユウが問いかけて来た。

気のせいか?凄い悪寒を感じたんだが?

何はともあれ無事にこいつを送ってやるか!!



オッサン登場!!

美女なんて都合のいいパターンはないです。

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