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発達障害の長男と母としての私  作者: 遥彼方
私と長男の体験談
3/26

私自身の母としての愛情について

私自身の母としての愛情について、ですが。

残念ながら、母としての愛情が湧くのはかなり後の事でした。


勿論、可愛いです。でも、我が子が可愛くて可愛くて、ではないのです。可愛い生き物を必死に育てている感じ。ペット感覚というか。


親として責任を持たなければ、とは思います。ちゃんと育てていこう。赤ちゃんは可愛い。


そんな感覚はあるけれど、この子のために命を張れる。心の底から自然に湧く愛情、というのは無かった。


これには、内心戸惑いました。私はなんて薄情なのかと焦った。


周りのお母さんを見てみる。お腹にいるときから、愛おしそうな目のお母さん。他の子も可愛いけれど、我が子は別格だと言うお母さん、お父さん。同じ親なのに、この違いは何だろう?


私は子供が嫌いな訳ではありません。むしろ、好きです。

親戚の中で私が初孫ということもあり、常に年長の私は、従姉妹の面倒を見るのが好きでした。遊んであげたり、抱っこしたり、自分の子供が出来てもそれなりに上手くやれる自身があった。


そりゃあ、赤ちゃんのお世話はしたことないけれど、皆やっていること。何とかなるだろう。それくらいの気楽なもの。


従姉妹や近所の子供がこんなに可愛いんだから、自分の子供はきっと可愛くて仕方ないに違いない。そう思っていました。


実際は、可愛いんだけどねえ、とにかく弱くてすぐに死んでしまいそうな赤ちゃんを、とにかく死なさないように、必死に育てている感覚です。


無条件に妊娠中から、母としての愛情を持てるお母さんは、素晴らしい。本当に。


そんな私が、ちゃんと長男の母になれたと思ったのは、長男が2歳くらいの時?いや、それくらいに段々愛情が育って、きちんと母になったのは、長男が発達障害の診断を受けた3歳半の時です。


あの時、例え誰もがこの子を理解しなくても、私一人くらいはこの子の理解者でいようと、決意した瞬間が、私が長男の母になった瞬間あったと思います。


長男の、としたのは、不思議なことに次男の場合は妊娠した時から母としての愛情がありました。長男が2歳くらいの時です。

長男のことで、母としての土台が出来ていたからか、次男が凄く普通で分かりやすかったからなのか、よくは分かりません。

土台があったからだと思います。多分。うん。そうだ。


こんな母親もいるのですから、我が子に愛情が持てないお母さん!きっとあなたも大丈夫!


もしも何年たっても駄目なんだ、苦しくて仕方がない、それどころか憎くて仕方ない、という方。


誰かに助けを求めて下さい。両親でも、友人でも、病院の先生でも、保健師さんでもいいんです。

自分でどうしようもないことは、誰かに助けを求めたって恥じゃない。


だけど、これが簡単なことじゃないんですよね。他人に助けを求めるのは、私は駄目な母親だと、大声で叫ぶのと同じ気分。


だが私は根っからのお気楽な性格。誰も居ないときに思い切り泣いて、寝てしまえば大体忘れる。


辛い、不幸だと自分に酔ってなんになるのか。


いや、泣いてるときは逆にとことん酔います。

なんて辛いんだ、可哀想なんだ!誰も分かってくれない!私はこんなに頑張っているのにー!!ってね。


で、一晩寝て、そんな訳あるか。私よりも大変な人なんて一杯居るわ!別に貧乏なわけじゃないし、借金もない。体も健康。舅も姑も優しい。夫も浮気してない。長男も健康じゃないか!


なんて幸せなんだ!

何言ってたんだ、昨日の私。


自己暗示かけます。そうすると、馬鹿らしくなります。悲しかったとか、辛かったとかは、ぽいっとどっかへ行ってしまいます。

お気楽、のんき者です。


そうはなれない真面目なあなた。私よりも、偉い人です。辛くないならいいけれど、辛いなら、ちょっと理想を下げて、肩の力を抜いて。


一日くらい、旦那さんやご両親に任せて、友人と会ったり、一人でぶらりと出掛けてもいい。

赤ちゃんが寝ている間に、お菓子を摘まむでもいい。自分を甘やかしちゃおう。


あ、先輩面ママに相談するのもいいですよ。そういう人がいれば、ですけども。

一人目よりも、二人目や三人目の方が子育てがおおらかです。そんなんでいいんだ。なあんだ!と思えます。


あれ?話がなんか纏まりないな。

まあ、いいか(笑)

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