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発達障害の長男と母としての私  作者: 遥彼方
私と長男の体験談
10/26

私が長男の母親になった瞬間

ここで話を、長男3歳半が発達障害だと診断された時に戻します。


戸惑いや、未来への不安を感じました。


でも、それよりも大きく感じたのは、安堵でした。


ずっと長男の育児について悩んでいました。私の躾が悪いから、我が儘なのか。私の愛情が足りないから、よく癇癪を起こすのか。


駄目な母親なんじゃないか。


そうではなく、脳機能の障害だった。私が悪いわけでも、長男が悪い訳でもなかった。

心底ホッとしました。肩の荷が下りた。


心が楽になったら、次はどうすればいいのか、何をしてやればいいのかと思いました。


障害とは、何か。この子は何が出来なくて、どう困るのか。知らなくては、どうしようもない。


医者には性格の問題だと言われました。誤解されやすく、怒られやすいのだと。


姑が長男に「死ね」と言った時を思い出しました。私が抱いた殺意を思い出しました。このままだと、この子に待っているのはあの未来。それは悲しい。


たった一人でも、理解者がいれば救いになるんじゃないか?誰かがなってくれるのを期待してても、駄目だ。だったら、私がなろう。

誰一人この子を理解しなくても、私だけでもこの子の理解者になろう。


私は、長男の専門家になることを誓いました。

私がちゃんと長男の母親になった瞬間でした。



それから、私は長男を観察しました。

本当に観察です。


長男がどういうときに癇癪を起こすのか。何で起こすのか。癇癪を起こしているとき、どんな様子か。どれくらいの時間、癇癪が起きているのか。収まったのはどれくらいか。


じーっと見てました。第三者の目で。


感情に引き摺られて、苛々しないように、判断を誤らないように、表情の変化を見逃さないように、冷静に冷静に、意識してあまり声をかけないように、ただ観察しました。


お陰で腹も立たない。

その代わり、なんかちょっと虚しいな、これ。

せっかく母親として決意したのに、なんか研究者とモルモット状態じゃない?

とか思いつつも、観察者に徹しました。


観察しながら、時々実験もしてみました。


癇癪を起こしているときに、声をかけてみる。声のトーンも変えてみる。タイミングも変えてみる。


反応は?癇癪が収まるか?逆か?


で、最終的に前にも述べた癇癪の収め方を編み出したわけです。

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