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〜prologue〜
それを集め終わったら何になるのか。
それは、誰も知らない。
ただ、青年は1人集め続けていた。
魔法花の種を。
懐かしい友達が持ってきたあの花の種を。
光る花は道を照らした
感情がない彼を
あの道まで引くために
「…なんでこんなことしなきゃいけないんだろう…。」
そう思えば空を見上げた。
今日は綺麗な月夜だ。
フクロウが何処かで鳴いた。
魔法が力を貸してくれる。
魔法がなければ花は咲かない。
探さなければいけないのだ。
何かを手に
~光る魔法花、毎夜咲かせや~