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告白   作者: イチゴミルクボーイ
~真実の愛と幻想の死~
7/14

~真実の愛と幻想の死~ろく

(6話目)

(ゲームオーバー)

竹村美奈子


川崎優美の母


川崎健二郎


川崎優美の父




3年前

離婚した…理由は川崎優美への性的暴力

川崎健二郎は娘を娘として愛したのでは無く女として愛した

その為、離婚をしその後、母は死んだ。否…殺された

「優美、こちらに来なさい」

暮らす所が無い川崎優美は川崎健二郎についてくるしかなかった

それから2年後

「『………』をあげよう」

良く聞こえなかったが要するにゲームの中では好きなようにしていいと言う

「二匹目のモルモット…」

と言う。川崎健二郎の言葉を最後に性的暴力を振るわなくなり、会話することも無かった。


5月8日


「ラブデッド…」

そんな言葉が出た。後、足下には血の海が広がり『父親』と言う名の死体があり『カランッ』とナイフが落ちた音だけが無情にも鳴り響く


母親も父親も居ない状況…


時はゲームの中に戻り


「人殺し」

の声が鳴り響いた

「何、言ってんの?」

高梨花奈は笑顔で言った

「だよねっ!勘違いだよね!夢、夢」

と笑って言った。言葉を最後に高梨花奈は『高梨花奈』とネームプレートに書いてある部屋に入り1日、出ることは無かった

「『高梨花奈』さん、出てこないね?」


………


杉本優が言った言葉にも反応しない。きっと、『人殺し』の言葉が皆、気になっているからだと思う


「人殺し…ってどうゆうことだよ」


薗枝莉子が怒るように言った


「……っ」


「だから、冗談だって言ってるでしょ」

言葉を遮るように『バンッ』と『高梨花奈』のネームプレートのドアを開け言った


「ごめん…」


下をうつむき聞き取れない、かすれた声で言った。姉が妹を怒るように…

「わかればいいのよ!わかれば!」

と高梨花奈は『元気良く』答えた。いつもの高梨花奈らしく無い。もっと『冷静』や『気品』の塊が『元気』なんて似合わない

「『人殺し』…」

俺はその言葉が気になった

「高君、言ったでしょ?ラブゲームの中で人殺しなんかやる人、居ないもん!」

ラブゲーム?

「あっ?もしかしたら『ラブゲーム』のこと…?でも私~『好きな人が居る~』や『恋した~い』とかで来てるでしょ?高君もそうでしょ?」

頬を赤く染めて高柳光輝は顔を下に下げた

「もしかしたら!高君のこと好きな人が依頼して高君を呼んだのかな~?ま~私は嫌いだけどね!『高柳君』のことは~」

と笑いながら高梨花奈は言う

「えっ!」

俺の驚いた声が悲しく響いた

「なにか…?なにか俺、悪いことした?」

の言葉が続く

「そう言う所…」

と言うと高梨花奈は『キョロキョロ』と目をいろんなところに向けて笑顔で『ナイフ』を手にとって

「だから、殺すね」

『殺す』と言う言葉は俺には入ってこずポニーテールの女は殺気しか伝わってこなかった

「どうしたの?会長、怖いよ?」

『グサッ』の音と共に『ジワッ』と服に赤い液体が生暖かく感じた。

「…死ぬの?」

高柳光希の声が消え倒れた

「高柳君、なんで…」

と川崎優美は高柳光希に近寄り高柳光希に小さく囁いた(ささやいた)

「『ラブデッド』…なんとかしてよ!『ラブデッド』!」

高梨花奈は笑顔で言った

「言ったでしょ?『人殺し』私を殺した『人殺し』」

泣きながら叫んだ

「あれは、冗談だって」

高梨花奈は川崎優美の胸ぐらを掴み叫んだ

「殺したの!ゲームかも知れないけどあんたは覚えてないの?何回も繰り返したゲームの中で殺した『人殺し』ある人は夢とか言うしある人は妄想、想像とか言うし…」

掴まれた。手を放し言った

「…ラブデッド、2周目の世界へ」

高梨花奈は笑い、高柳光希の死体は光だし消えていった

「ラブデッド…ラストゲーム」

と高梨花奈の声が部屋中に鳴り響き皆、消えていった

「なんで、なんで、あんたが…」

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