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始まりの木と言葉が咲く場所  作者: Takara yume


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誰かがすでにメモを残していた

彼らは名も知らぬ店に入った。石に文字が刻まれているものが売られていた。絵が描かれたり彫られたりしているわけではなく、肉眼では見えないのに、まるで文字がそこに生きているかのようだった。

係員は何も尋ねなかった。ただ籠を指差した。

柚月は籠の中に手を伸ばした。丸い石に触れた。それを引っ張ると、そこに文字が浮かび上がった。


「戻る」

春樹は別の石を取った。


彼は言った。


「まだ」

颯太は何も触らずに、大きな灰色の石の前に座った。石は何も言わなかった。しかし、ベルが三回鳴った。

係員は二人に封筒を手渡した。封はされていなかった。中には、見知らぬ筆跡で書かれたメモが入っていた。


「一度出て行ってから、また戻ってくることもある。でも、心には時計なんてない」

柚月はそのメモをノートにしまった。春樹は言葉を失い、それを見つめた。

係員は二人に幸運を祈ったが、行き先は尋ねなかった。


そして颯太が選んだ石は…彼が去る時に色が変わった。

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