表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりの木と言葉が咲く場所  作者: Takara yume


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/27

発明されなかった音

道は緩やかに下り坂になっていた。石も縁石もなく、ただ古葉が散らばった土の上だけだった。宗太はツタに覆われた木造の建物の前で立ち止まった。家のようにも、寺院のようにも見えなかった。もしかしたら交差点か、あるいは目に見えない通路かもしれない。

春樹が先に中に入った。中に入ると、壁一面に詩が書かれた壁紙が貼られていた。消されているものもあれば、静脈のような線が縦横に走っているものもあった。片隅のテーブルには、使われていないカップが二つ置かれていた。


柚月は座った。春樹は紅茶を注いだ。


「これって夢だったの?」春樹は彼女を見た。


「眠らなくても見れる夢もある。でも、いつ目覚めるかを知るにはね。」


柚月は紅茶を飲まなかった。カップの別の部分を温めるように、ただカップを握っていた。


春樹はもう一枚の紙を取り出した。今度は白紙だった。


「忘れたくないことを書いて。」


柚月は考え込んだ。紅茶は湯気を立てた。静寂は耳をつんざくほどだった。


彼女はこう書いた。


「気づかないうちに私を見るあなたの視線。」


春樹は微笑んだ。宗太が近づき、鼻先で紙に触れた。ベルがチリンチリンと鳴った。大きな音だった。分かりました。


そして、紙から…ある言葉が付け加えられました。


「私も。」


柚希はそれを読みました。怖くありませんでした。


恐怖はプラットフォームに留まっていたからです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ