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前世

これは私の体験した不思議な話です。

前世…それは過去の記憶をあたかも自らが体験したかのように感じる現象のことをいう。この世には前世の記憶を持って生まれる人やとあるきっかけから思い出す人が一定数存在している。そんな前世を私は何一つ信じてはいなかった。霊的なものや宗教的な話などの不確定な要素が強いことは信じることが多いのに…なぜか事例が存在している前世だけは信じようとしなかった。なぜなのだろうか…思えばその時点で少し他の人とは違っていたのかもしれない。前置きが長くなってすまない。ここからはわたしの体験した不思議な話を語ろう。

 ある日の朝起きるとセミが鳴いていた。ミーンミンミンと夏でもないのになぜか。うるさくそして何より不快に感じる。気がつけばわたしは枕を濡らしていた。最初は唾液とでも思っていた。だがそれはすぐに違うことに気づくのに長い時間は使わなかった。心のなかで「あっ涙だ…」そう感じた。夢でなにかあったのかとそう思った。悪い夢でも見たのかと。相変わらずセミはうるさい、気づけばわたしは宛もなく何かを探すかのような行動をとっていた。そして手に取ったのは花瓶の中に生けていたネリネの花だった。

 

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