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プロローグババア

ああそうかい……


プチプリティよ……


それはあんたに刻まれた刻印だよ……


あんたはキャンディリングを求めるのさ……


ふかふかのマカロンの森、チョコレートのながれる沼を抜けた先。

琥珀色のアメ色をした霧に囲まれた大地。


そうさ、此処と彼方の間の地、キャンディリングの眠る、コンフェクションの地でね……。


アンタは何度でも地にふせ、砂糖に埋まるだろう。


そのうち未来も、過去も、そして自分自身も忘れてしまうだろうさ。


お前さんは弱弱しいほどに小さく愛らしいモノになるだろう。


ただ、お菓子と、チャルメラを貪るかわいい獣にね。


アンタはもう知っているだろう。


いや、知らなくてもいいのさ。


アンタは門の前に立つだろう。


何度も、何度も、それがアンタの運命さ……。


プチプリティ、アンタの運命さ……。

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