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宝石を舐めたい
まえがき
ほうせき
【宝石】
産出量が少なく、硬質で美しいために、装飾用などに珍重される鉱物。
夢を叶えることが出来る人は存在するのだろうか?
私は叶えることが出来なかった。そんな宝石になれなかった私の話をしたいと思う。
2022年7月31日 私 男 年齢34歳 無職
私は宝石商になりたいと夢を描いていた。
そしてうまく宝石商の弟子になれたが結局すたこらさっさ逃げてしまって今に至る。
皆さんが想像する宝石商とはどんなものだろう。
ティファニーやカルティエ、ブルガリなどの高級ブランドのことだろうか。
どれとも物語に出てくる強欲な商人の事だろうか。
どれも正解だと思う。私のであった宝石商は煌びやかでそして強欲だった。
宝石商に初めて会った時の第一印象は悪人。
第一印象は結局正解だったのだが私は目の前の人参(夢)に夢中になって
その日私は「丁稚でっち」なった。
あとがき